CDレビュー: Giuseppe Verdi, RIAS-Symphonie-Orchester Berlin(orch), Ferenc Friscay(cond) – Messa de Requiem (DG111 CD16)

★★★★★

イタリアの大オペラ作家ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901)によるレクイエムです。

どこの魔王が死んだんだよwww

第一印象です。いくらオペラ作家だからって、派手過ぎ!これでカトリックのミサやったら、永久追放されるんじゃないか!?ってくらいデーハー。

キリエエレイソーン(主よ、憐れみたまえ~)エレイソーン→エレイソォォォーーーンエレーーーエイソォォ-ンォォォォエ!レ!イ!ソン!エ!レ!イ!ソン!エーーレーーーイソォーーーーーーーーーン→エレイソーーーン

と盛り上がって静かになった直後に2曲目Dies Iraeがジャジャーンピロピロピロピロディーーエーーースイーレーーー(怒~り~の日~~~)ドンジャジャーーンドッカンバッカンと始まる。やりすぎ。ドラマチック過ぎ。

その後も折に触れてブラスセクションの勇ましいメロディーが鳴りまくり、録音が1954年と古いため盛り上がる度に音が割れまくりで、笑っちゃうくらい汚くなりますがかえってこの曲のエネルギーのすさまじさをよく表現できていると感じました。

もちろんしっとりと死者を悼むパートも多いのですが、まるでオペラのソロパートのように美しいです。最後の最後まで劇的な展開は目まぐるしく続きます。

史実によればこの曲はヴェルディが敬愛していたイタリアの文豪、アレッサンドロ・ナンゾーニの追悼のために書かれたそうです。どれほど彼にとってショックだったのかよくわかりますね。次はもっと音のいい演奏で聞いてみたいですが、これほど熱のある演奏は他にあるのでしょうか!?

 

かなり有名な演奏のようで、youtubeに何件も動画がありました。


Ferenc Fricsay "Messa da Requiem" Verdi – YouTube

 

 

 

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CDレビュー: The Chemical Brothers – Born in the Echoes (2015)

★★★☆☆

The Chemical Brothersは私の音楽の嗜好を決定付けたグループです。

祖父の家には地方の老人が土着の電気屋に必ず加入させられる運命にある、本人は絶対見ないであろう多チャンネルCATV放送が見られるテレビがありました。

そこではスペースシャワーTVを見ることができました。邦楽洋楽のビデオクリップが多数放送されていました。私はこのチャンネルを通じて次の曲に出会いました。まだ小学生の頃の話です。


The Chemical Brothers – Setting Sun – YouTube

この刺激的で暴力的なビートはビデオクリップの怖さと相まって脳裏に刻み付けられ、その後10数年間の私の音楽の嗜好の基礎が作られました。

 

すぐ後に発表されたシングルがこちらです。


The Chemical Brothers – Block Rockin' Beats …

これもロック要素を基調として最新鋭の激しいビートをぶっこみまくって作られた中毒性の極めて高い曲です。私が複雑なリズムや上手に組み立てられたビートを聴くと頭がふにゃふにゃ喜んでしまうのは、主にこの人たちのせいだと思っています。

こんな記憶があるためケミカルブラザーズの最新アルバムが発売された!と聞いて早速仕入れてしまいました。

媚びぬ引かぬ省みぬ!が

そんな大きな期待の中聴いたアルバムですが、うーん、

筋肉質なガチムチテクノが中心の、シーンを完全に無視した我が道を行くアルバムであることは評価できます。でも、音があんまり面白くない。流行のEDM

変態サウンドとバカっぽいリズムが席巻する5曲目I’ll See You There、薄気味悪さと多幸感の同居する9曲目Taste of Honeyは好きです。他は印象に残る曲がない。デラックスバージョンのオマケCDも心に響きません。

>まさにどのアルバムを出しても1曲1曲が彼ららしい考えつくされた音。

 

>EDMで踊りまくる若者にも聴いて欲しい。
>それはもう比較しようがない、
>真似したくても真似出来ない、
>本物の音楽と流行の違いを認識出来る体験となります。

(Amazonレビューより抜粋)

そうですか?私にはもうわからなくなってしまいました。EDMと一線を画しているのは認めますが、もはやどっちもどっちとしか思えません。

ケミカルブラザーズの音を初めて聴いてからもう18年も経ちます。私も彼らも随分と変わりました。18年前は、たまたま彼らと私の周波数がシンクロしていただけに過ぎないのかもしれません。CDに固定された音は何十年もそのまま残りますが、それを受け取る存在である私たちは変わり続けます。音楽との出会いは常に一期一会ですね。

 

今は、もっと体を芯から揺さぶる音が欲しいです。。

 

 

参考

最近流行のEDM(Electronic Dance Music)とはこういう奴です。


New Electro & House 2015 Best Of EDM Mix – YouTube

極限まで音圧を上げまくったドラム群とシンセ隊による原色大炸裂なダンス・ミュージック、例えるなら化学調味料をかけまくったラーメンといったところでしょうか。これはこれでアリなんですが、化調が舌を壊すようにEDMは耳を壊しそうです。私にはしょっぱすぎて食べられませんでした。

 

 

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CDレビュー: the HIATUS – Trash We’d Love(2009)

★★★☆☆

the HIATUSの1stアルバムです。直近で聞いた4thが割と良かったので、さかのぼって聞いてみることにしました。

 

リズム隊はよく出来ているが、単調

どうしても先に聴いた4thと比べてしまいます。音作りの丁寧さはこの頃から十分なレベルに達しているものの、洗練されておらず、似たようなパターンの曲が多すぎます。。39分と非常に短いアルバムであるにもかかわらず、同じことの繰り返しはよくありません。具体的には5、7、8、11の後半を除くすべての曲が同じに聞こえます。メジャー調でなんか希望を持ってるッぽい歌詞(なんとなくで判断してるので違ってたらごめんなさい)をブーストしたギターと共に載せる。ポップンミュージックで叩くと気持ちよさそうではあります。あんまり単調だと今度はヴォーカルの細さだけが目立ってくるのでちょっと厳しいです。もう少し時間をかけて作ってもよかったのでは。

時々輝く曲も

5曲目Daten、8曲目The Flareはリズム隊が一風変わっていて楽しめます。11曲目Twisted Maple Treesも悪くありませんが展開が5、8と同じギタードラムの音量上げ過ぎのごり押しで胸に強引に音を乗せまくる展開でやはりワンパターンかなぁ。こう書くと金縛りみたいですね。夜目が覚めると体が動かない、胸の上に幽霊が、、ってやつ。

 

せっかくなので2、3枚目も聴いてみます。

 

 

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CDレビュー: Metallica – Metallica (1990)

★★★★★

メタリカの5枚目にしてバンド名を冠したアルバムです。真っ黒なジャケットから「ブラック・アルバム」と呼ばれているそうです。

イキな若造からちょいワルオヤジへの進化

まず1曲目Enter Sandmanで感じた第一印象は「彼らも大人になったんだなぁ」ということでした。過去最大級の骨太サウンドに、安定感を増したジェームスのヴォーカルが印象的です。ロックとは伝統的に反体制かつ中二病的なものですが、この曲からはロールプレイとして中二病を楽しんで演じているような雰囲気が感じ取れます。前作から精神的に大きく成長したのだと思います。3曲目Holier Than Thouでも同じことを感じました。

当アルバムはいわゆるハイスピードでぶっ飛ばすスラッシュ的な曲はありません。4,8曲目のような軟派なバラード曲もあります(8はちょっと気に入りません)が、あとは全て硬派なスローで重めの曲で占められており、全てクオリティが高い。特に7曲目Through The Never, 12曲目The Struggle Withinは重さが最高潮に達しており独特の爽快感が味わえます。

ガラッと作風を変えたため当時は批判が多かったそうですが、私は過去作の中で一番の出来だと思います。1や7は中毒性もありますね。

そういえば7曲目って昔ネタ曲で聞いたことがあったのを思い出しました。

 

 

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CDレビュー: Yes – Union(1991)

★★★☆☆

流行サウンドの枠内にとどまる曲が多い

Yesの13枚目のアルバムです。前作から今作の間に解散したり合流したりいろいろあったそうですがそういった事情は全く無視して音の感想を述べます。

全体的に流行りものサウンドといった趣の曲ばかりです。ロックバンドのくせにスッカスカの打ち込みドラムを使うのは許せません。私が小~中学校のときに使っていたSC-88系の音が目立ちます。当時は最先端だったのでしょうが今聞くとちゃちいですねぇ。大部分の曲はメロディーがありがちすぎたりサウンドがだっさかったりで心を捉えません。

時々耳を引く曲も

7曲目Miracle Of Life、9曲目The More We Liveと10曲目Angkor Watが浮いてます。この3曲だけ悪くありません。特に7曲目は音が軟派ながらもちょっとドキドキするし、10曲目は全然ロックではありませんがパッドの使い方が上手で適度に幻想的になっていてよいですね。Amazonのレビューによると、分裂時にヴォーカルのジョン・アンダーソンらで結成されたABWHというバンドが作っていない曲が4,6,7,9曲目だそうです。そういえば7曲目はヴォーカルも違いました。じゃあABWHの曲はだめなのかもしれないですね、、昔からのメンバーばかりのはずなのですが。

ABWHのアルバムは1枚だけ、Anderson Bruford Wakeman Howe というそのまんまなタイトルのものがあるそうなので、機会があったらこちらも聞いてみます。

 

 

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CDレビュー: The Rough Guide to Salsa Dance (First Edition) (1999)

★★★★☆

サルサって何?

唐辛子入りのソースではありません。サルサはキューバ発祥のラテン系ダンス音楽です。キューバですので歌は全部スペイン語。だからなのか情熱的な曲ばかりです。キューバにはアフリカ系の住民も多いですので、打楽器が大量に使われて複雑だが繰り返しの多いリズムを作り出しています。特にクラベス(拍子木みたいなやつ)がほとんどの曲で使われています。

こいつです。、、カンカン、、カン、カン、カン(1文字につき16分音符1つ)というリズムが特徴的ですよね。

他にもギロ・コンガ・ボンゴ・カウベルやらが常時鳴り響いています。いわゆるアフロ・キューバンな音というとこのアルバムのような曲になるんでしょうね。

そういえばこの手の曲は昔、音ゲーでもありました。

 
サナ.モレッテ.ネ.エンテ (Sana Morette Ne Ente – Full version) – YouTube

今聞いてみると泣き成分が全然足りないしヴォーカルの質が曲に合ってなくてヌルすぎですね。日本人は薄味がお好みのようで。

 

スペイン系の演歌調泣き曲多数

これなんかもそうでしたが、演歌調のだっさい曲が多いのです。管楽器も昔のビッグバンドジャズのようなパラパラパッパーですし、ヴォーカルは垢抜けて無くてとても泥臭い。暑苦しい汗の臭いがスピーカーの向こうからやってくるようです。

1曲1曲は悪くありませんが15曲もベタベタした曲を聴かされるとちょっと辛いです。。

 

1曲目。つかみは珍しく哀愁成分の控えめな、明るーいサルサです。


Jose alberto el canario – Me dejo picao – YouTube

 

14曲目。ベタベタなブラスにうっとおしい泣きサウンドが特徴のうざいサルサです。左側からクラベスが聞こえます。演歌の匂いがします。


Son de la Loma – Mariana – YouTube

 

 

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CDレビュー: Enrico Pieranunzi – Seaward (1995)

★★★★★(TωT)

ピエラヌンツィさんのComplete Remasteredシリーズで聴き忘れがあったので、聴きました。次のボックスの5枚目です。

胸を切り裂くピアノ

切ない!切なすぎます!これを聴き忘れてたなんてもったいない!心に傷が無くても傷を負い、傷があればカサブタを開いてくるくらい胸に痛いピアノです。1曲目Seawardの出だしの1音からもう苦しくて苦しくてたまらない。

5曲目The Memory Of This Nightが一番破壊力が高いです。序盤は普通のスローバラードのようですが後半になるとピアノが突然釣り針とか猛禽類の鉤爪のようになって襲ってくるのです。鋭い。引っかかる。いたたたた。ピエちゃんもう勘弁してください。

気持ちが張りつめて張力で張り裂けそうになったところを刺す。一発ノックアウトです。意味の分からない観念論になってしまいましたが6枚の中で一番印象的なアルバムでした。

ベース、ドラムも完璧。歌声もあり

8曲目This?ではHein Van de Geynさんのベースが長時間にわたって歌う見せ場があります。彼のベースはとても暖かく優しいのでひと時の休息を味わうことができます。Andre Ceccarelliさんのドラムも目立たないものの完璧な安定感で気持ちの増幅に一役買っています。

本CDでは歌声が多く聞こえます。誰が歌っているのかわかりませんが演奏に興が引かれている証拠です。

ジャズセッションというのはそれぞれの持ち場で上手いこと役割を果たしつつ時にはアドリブを混ぜて相手のミュージシャンと作り出す音の会話であると理解しています。ジャズの音楽理論は難しいのでしょうが一通りマスターしてしまえば彼らはその文法を自在に操って詩を生み出すように音を生み出していくことができます。それはとてもとても気持ちのいいことなのだと思います。

音楽はその組み合わせと線形性をもって何故だか分かりませんが我々に快などを始めとする数多くの感情を生み出します。これらに身を任せてつい歌声が出ちゃうほど音楽的な空間の中に手を任せて音を職人的に組み立てて面白い作品をいくらでも作れちゃうなんて羨ましいなぁ、素敵だなあといつも思いながらジャズのCDを聴いています。

 

 

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CDレビュー: Wes Montgomery – The Incredible Jazz Guiter of Wes Montgomery (1960)

★★★★☆

ジャズの100枚。の18枚目です。ウエス・モンゴメリーはすでに1枚聞いてますね。

スロー曲中心の超スタンダードアルバム

1曲目を除いてゆっくり目の曲が連続します。スタンダードなジャズの中に、サックスが入ってくると思ったらウエスのギターがソロを奏でます。彼のギターは落ち着きます。サックスのように息ドバー演奏ブシャーというのとは異なり、しみじみ歌い上げるナンバーが多いように感じました。一度聞けば彼の演奏と分かる、ちょっと音程を上げる?ようなコブシが効いています。ギターの上手下手は私にはまだ分かりませんが、聞いていて不安になるようなことは一度もありませんでした。安心安定の1枚と言えます。

リンク先ではみなさんベタ褒めですが、私にはまだ彼の境地が分かるほど頭の中が耕作されていません。。

 

 

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CDレビュー: Ola Gjello – Northern Lights(2012)

★★★★★

若手音楽家による合唱曲集

オーラ・ヤイロ(1978-)はノルウェー生まれの若手音楽家です。ノルウェー国立音楽学院、イギリス王立音楽大学で学んだ後、アメリカに渡りジュリアード音楽院で作曲の修士号を取得するという輝かしいリッチ野郎(いけすかねぇ!)です。

本作品は彼の合唱曲集という位置づけで、オケや弦楽カルテットとの共演もありますがメインは人間の声オンリーの曲です。彼は敬虔なキリスト教徒のようで、そのほとんどの副題がKyrie EleisonやAgnus Deiと宗教曲なのです。

人間の声の偉大さで魂を揺さぶる

人間の声オンリー曲がどれも素晴らしい。声は様々な周波数を含んだ複雑な音ですが、これが多重になると、みんなに共通する音の部分が丸く重厚なパイプ?土管?のような基盤になりつつ、共通しない部分が合唱団独自のスパイスとなって振りかけられるわけです。演奏によって一つとして同じ音とはならないでしょう。これらがまた和音になるんですよね。静かな音も美しいし、5重にも6重にも重なってしかもこれが幻想的美しい和音だったりするともうブルブルしちゃいます!特に表題曲 Northern Lights が最も素晴らしい。特に後半の不思議な和音とその後の静寂にかけての流れが最高です!当たり障りのない言葉でしか表現できないのがもどかしい。

彼のアルバムはもう1枚Amazonで出てるので、こっちも聞いてみようかな。。

 

 

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CDレビュー: Great Pianists of the 20th Century Vol.7 – Vladimir Ashkenazy(CD2)

★★★★☆

2枚目は、ラヴェル・シューマン・ラフマニノフが主体でした。

変奏曲楽しい!

このうちラフマニノフの 「コレルリの主題による変奏曲」が一番熱を持っています。冒頭のちょっと泣けるテーマがラフマニノフによって21もの形に生まれ変わるのです。合計22曲ありますが実質上1つの大きな曲と見て良いでしょう。

変奏曲とは面白いものです。例えばメインテーマを安倍晋三だとしましょう。するとまず生の安倍晋三が1曲目に現れてきます。2曲目からは様々な安倍晋三が登場します。小学生の安倍晋三。昭恵ちゃんとデートする安倍晋三。腹を下した安倍晋三。月面に降り立つ安倍晋三。ワーテルローの戦いから厳めしい軍服姿で帰還する安倍晋三。市民に捕えられ今まさにギロチンにかけられんとす絶望の安倍晋三。新宿二丁目でハッテンする安倍晋三。小林幸子のようなギンギラギンで衣装をまとって天から舞い降りてくる安倍晋三。安倍晋三を核として様々な装飾が施され、時々安倍晋三が見えなくなるくらい劇的な改変が行われることすらあります。しかし中心には必ず安倍晋三という筋が通っているのです。例が悪くてごめんなさい。私は安倍が嫌いです。泣けないし。

夜のガスパール

ラヴェルの「夜のガスパール」は彼が詩人ルイ・ベルトランの詩集にインスピレーションを受けて作曲したものです。幻想的ですが私には難しく、良さが分かりませんでした。機会があったら元ネタの詩集を読んでみようと思います。

ちょっと探したら青空文庫にあるみたいですね。

図書カード:夜のガスパール 抄

 

アシュケナージさんの演奏はとてもスタンダードで奇を衒わず、大げさでもなくかつダイナミックな親しみやすい演奏です。彼はCDを大量に出していますのでまた聴く機会があることでしょう。

TrackLists

 

Maurice Ravel:

1. Gaspard de la nuit: 1.Ondine
2. Gaspard de la nuit: 2.Le gibet
3. Gaspard de la nuit: 3.Scarbo

Robert Schumann:
4. Humoreske, Op.20: I. Einfach
5. Humoreske, Op.20: II. Hastig
6. Humoreske, Op.20: III. Einfach und zart
7. Humoreske, Op.20: IV. Innig
8. Humoreske, Op.20: V. Sehr lebhaft
9. Humoreske, Op.20: VI. Zum Beschluss

Sergei Rachmaninov:
10. Variations On A Theme By Corelli, Op.42: Theme
11. Variations On A Theme By Corelli, Op.42: Variation I
12. Variations On A Theme By Corelli, Op.42: Variation II
13. Variations On A Theme By Corelli, Op.42: Variation III
14. Variations On A Theme By Corelli, Op.42: Variation IV
15. Variations On A Theme By Corelli, Op.42: Variation V
16. Variations On A Theme By Corelli, Op.42: Variation VI
17. Variations On A Theme By Corelli, Op.42: Variation VII
18. Variations On A Theme By Corelli, Op.42: Variation VIII
19. Variations On A Theme By Corelli, Op.42: Variation IX
20. Variations On A Theme By Corelli, Op.42: Variation X
21. Variations On A Theme By Corelli, Op.42: Variation XI
22. Variations On A Theme By Corelli, Op.42: Variation XII
23. Variations On A Theme By Corelli, Op.42: Variation XIII
24. Variations On A Theme By Corelli, Op.42: Intermezzo
25. Variations On A Theme By Corelli, Op.42: Variation XIV
26. Variations On A Theme By Corelli, Op.42: Variation XV
27. Variations On A Theme By Corelli, Op.42: Variation XVI
28. Variations On A Theme By Corelli, Op.42: Variation XVII
29. Variations On A Theme By Corelli, Op.42: Variation XVIII
30. Variations On A Theme By Corelli, Op.42: Variation XIX
31. Variations On A Theme By Corelli, Op.42: Variation XX
32. Variations On A Theme By Corelli, Op.42: Coda

Sergei Prokofiev:
33. No.10 From Romeo And Juliet, Op.75: ‘Romeo And Juliet Before Parting’

Alexander Borodin:
34. Scherzo In A Flat

 

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