CDレビュー: The Rough Guide to Salsa Dance (First Edition) (1999)

★★★★☆

サルサって何?

唐辛子入りのソースではありません。サルサはキューバ発祥のラテン系ダンス音楽です。キューバですので歌は全部スペイン語。だからなのか情熱的な曲ばかりです。キューバにはアフリカ系の住民も多いですので、打楽器が大量に使われて複雑だが繰り返しの多いリズムを作り出しています。特にクラベス(拍子木みたいなやつ)がほとんどの曲で使われています。

こいつです。、、カンカン、、カン、カン、カン(1文字につき16分音符1つ)というリズムが特徴的ですよね。

他にもギロ・コンガ・ボンゴ・カウベルやらが常時鳴り響いています。いわゆるアフロ・キューバンな音というとこのアルバムのような曲になるんでしょうね。

そういえばこの手の曲は昔、音ゲーでもありました。

 
サナ.モレッテ.ネ.エンテ (Sana Morette Ne Ente – Full version) – YouTube

今聞いてみると泣き成分が全然足りないしヴォーカルの質が曲に合ってなくてヌルすぎですね。日本人は薄味がお好みのようで。

 

スペイン系の演歌調泣き曲多数

これなんかもそうでしたが、演歌調のだっさい曲が多いのです。管楽器も昔のビッグバンドジャズのようなパラパラパッパーですし、ヴォーカルは垢抜けて無くてとても泥臭い。暑苦しい汗の臭いがスピーカーの向こうからやってくるようです。

1曲1曲は悪くありませんが15曲もベタベタした曲を聴かされるとちょっと辛いです。。

 

1曲目。つかみは珍しく哀愁成分の控えめな、明るーいサルサです。


Jose alberto el canario – Me dejo picao – YouTube

 

14曲目。ベタベタなブラスにうっとおしい泣きサウンドが特徴のうざいサルサです。左側からクラベスが聞こえます。演歌の匂いがします。


Son de la Loma – Mariana – YouTube

 

 

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