python: 偶数列だけ取り出す方法・ドイツ語はLatin-1に変換するしかないのか?

数か月ぶり、久々に趣味でプログラミングです。今日は料理中にシャドウイングするドイツ語の教材を作るために、ある教材から読み上げ用のテキストを抽出するためのツールを作りました。言語はpythonです。教材を作るだけなら手動でコピペしまくってもできますが面倒ですし、せっかくなので覚えたてのpythonの勉強も一緒にやってしまえば一石二鳥なので。

教材はこれ。単語カードです

Langenscheidt 01.01.A Der Mensch – Körper – The Human Being – The Body flashcards | Quizlet

 

要素を見ると.TermTextというクラスで囲まれているのでまずこれを抽出します。スクレイピングはrequestとlxmlで。

#読み込み
target_url = ‘https://quizlet.com/7520653/langenscheidt-0101a-der-mensch-korper-the-human-being-the-body-flash-cards/’
target_html = requests.get(target_url).content
root = lxml.html.fromstring(target_html)
#.TermTextだけ取り出す
term = root.cssselect(‘.TermText’)

しかし配列termにはドイツ語と英語が交互に表われてくるのでそのまま出力するとドイツ語→英語→ドイツ語→・・・の順のテキストができてしまってうっとおしい。ドイツ語の部分だけがほしいです。

pythonは配列操作が優れていてなんと term[0::2] と指定するだけで偶数の部分が取り出せます!すごい!2文字!

 

あとは文字列操作です。ドイツ語はなぜかutf-8のまま扱うと

der FuÃ
Nach dem Spaziergang hatte sie kalte FüÃe.

のように文字化けしやがります。やむなくLatin-1という欧文文字コードに変換して切り抜けました。UNICODEのままなんとかならんのでしょうか。

 

ソース全文です

#!C:\Python34\python.exe

import lxml.html
import requests
import codecs
import re

#エンコードはLatin-1で
f = codecs.open(“deutsch.txt”, “w”, “Latin-1”)

#読み込み
target_url = ‘https://quizlet.com/7520653/langenscheidt-0101a-der-mensch-korper-the-human-being-the-body-flash-cards/’
target_html = requests.get(target_url).content
root = lxml.html.fromstring(target_html)
#.TermTextだけ取り出す
term = root.cssselect(‘.TermText’)

if len(term) > 0:
    #偶数行だけ処理する
    for block in term[0::2]:
        #改行で分割
        str = block.text_content().split(“\n”)
        #1行目はコンマかカッコまで出力
        str1 = re.split(“[,(]”, str[0])
        print(str1[0] + “\n”, file=f)
        #2行目は下側のダブルクォーテーションだけ変えて出力
        print(str[1].replace(“,,”, “\””) + “\n”, file=f)

f.close()

 

出力

der Arm

Ich habe beim Sport meinen rechten Arm verletzt.

das Auge

Meine Schwester und ich haben braune Augen.

der Bauch

Er schläft am liebsten auf dem Bauch.

das Bein

Kannst du lange auf einem Bein stehen?

das Blut

Ich mag kein Blut sehen.

die Brust

Reiben Sie Brust und Rücken mit dieser Salbe ein!

die Brust

Das Baby trinkt Milch an der Brust der Mutter.

der Finger

Sie trägt an jedem Finger einen Ring.

der Fuß

Nach dem Spaziergang hatte sie kalte Füße.

das Gesicht

Es war dunkel. Ich konnte ihr Gesicht nicht sehen.

das Haar

Bald hat er keine Haare mehr auf dem Kopf.

der Hals

Sie hat einen langen Hals.

die Hand

Sie gingen Hand in Hand spazieren.

die Haut

Seine Haut ist immer ganz rot.

das Herz

Mein Herz schlägt manchmal unregelmäßig.

das Knie

Ich habe den ganzen Tag auf den Knien am Boden gearbeitet.

der Kopf

Hatte er einen Hut auf dem Kopf?

der Körper

Sie hat einen durchtrainierten Körper.

der Mund

Bitte halte den Mund und sei still!

die Nase

Deine Nase ist rot. Hast du Schnupfen?

das Ohr

Sie hält sich die Ohren zu.

der Rücken

Er hat einen schiefen Rücken.

schwach

Nach der Krankheit fühlte sie sich noch lange schwach.

stark

Für diese Arbeit bist du nicht stark genug.

der Zahn

Meine Zähne sind alle gesund.

die Zunge

Der Arzt sagt: “Zeigen Sie mir bitte lhre Zunge!”

 

あとはこれを読み上げサービスに突っ込んでmp3にして終わりです。これで料理中の時間が有効に使えます。


語学が最強の趣味である件について

久しぶりに語学学習を再開しようと、まず自分用ソフトのデータベース修復から始めました。

自分用ソフトは登録した問題を最後に解いた日付から一定時間経過すると自動的に復習してくれる仕組みなのですが、休むことを想定していないため1日放置すると次の日の問題数が2倍になるという問題がありました。生活が落ち着くまで時間が取れなかったため、今日は10日ぶりですから問題量10倍です無理です。

仕事を超速で終わらせて修復用機能を作りました。google先生の助けを借りてSQL文で全フィールドの日付を足し算して調整するための方法を調べると、

【MySQL】SQL発行時に日時計算(加算・減算)する方法 | WEBマスターの知恵ブログ

UPDATE ??? SET Time = Time + INTERVAL ??? DAY

という呪文を唱えればよいことが分かりました。なんと直感的で分かりやすい上に1行ですみます。おかげで30分で機能追加することができました。DAYの部分はHOURとかMONTHとかなんでもありらしいです。

 

語学は私の知りうる限り、最も奥が深く最もカネのかからない趣味です。私たちは日本語を一生極めることができないがゆえに一生学び続けることができます。これは宇宙です。外国語1つ1つについても同じことが言えます。日本語だけでも宇宙の果てまで行けるのですから外国語を加えれば外宇宙とかビッグバン以前や、宇宙熱的死を超えた所までも到達できるわけです。

インターネット時代となり、全世界すべての言語の文章や音声にすべて指先一本ゼロコストでアクセスできるようになりました。アラビア語やウルドゥー語だって一発です。wikipediaの左側の多言語バーみたことありますか?一記事に何十、多い時は100以上の言語のページにアクセスできます。誰もしゃべってないはずのラテン語やエスペラント語すらあります。自分の知らない言語ってワクワクしませんか?ワールドミュージックでアフリカ系やアジア系、北欧系の知らない言葉の歌を聴くと血沸き肉踊りませんか?未知の宇宙があちこちに転がってるんですよ。

初期費用だけは、入門書で1言語につき2000円くらいかかります。しかしそのあとはネット上に山のように教材が転がっています。辞書だって音声教材だってあります。全部無料です。特に英語なんて入門書すら必要ないほど充実しています。

語学は頭の良さが全く必要ない、才能が全くいらないことも大きな特徴です。なぜかというとあなたは日本語を毎日使って生活できているでしょ?時間さえかければ、あなたが日本語を扱えるのと同じくらいまで、外国語を使えるようになることは自明です。言語はほぼすべての人間が扱うことのできるツールですので、落ちこぼれが原理的に発生しないのです。これはすごいことです。

学べば学んだだけ必ず結果がついてくることも魅力です。数か月単位のスパンで必ず上達を自覚できます。しかも外国語で書かれた文章はふつう異文化の文章ですから内容がぶっ飛んでいて超面白い。学べば学ぶほど読んだり聴いたりできるものが等比級数的に増え理解力も高まっていくため、モチベーションが尽きることはありません。

というわけで金がない人は外国語を趣味にしてみることをお勧めする、という話でした。

 

参考までに今日書いたPHPのコードです

else if(isset($_POST[“fix”])) {
    //日付修正
    //最後に解いた日付を得て2日前より前だったら、(今日-最終日付)-1日を全体にプラスする
    //例えば12/18に実行したとき、最終日付が12/8なら9日プラスして最終日付を12/17まで寄せる
    $mysqli = OpenDb();
    $query = “SELECT MAX(Time) FROM ltlog”;
    $result = ExecQuery($mysqli, $query);
    $row = $result->fetch_assoc();
    $MaxTime = $row[‘MAX(Time)’];
    $daysDiff = (strtotime(date(‘y-m-d’)) – strtotime($MaxTime)) / (60*60*24);
    if($daysDiff >= 2)
    {
        $shiftDays = $daysDiff – 1;
        $query = “UPDATE ltlog SET Time = Time + INTERVAL $shiftDays DAY”;
        $result = ExecQuery($mysqli, $query);
        echo $shiftDays. “日シフトして調整しました。”;
    }
    else{
        echo “調整の必要はありません。”;
    }
    $mysqli->Close();
}

 


HANNIBAL: Rome’s Worst Nightmare を見ました

数独ソルバーの続きを作っていたらドツボにハマったので、気持ちを切り替えるために次の記事を書いている途中で見つけたハンニバルのドキュメンタリーを見ました。

 

www.youtube.com

1時間半。ハンニバルがスペインを発ってイタリアに攻め込み、ザマの戦いで負けるまでを追うドキュメンタリーです。アルプス越えとカンネの戦いに力点が置かれています。っていうかこりゃもうドキュメンタリーじゃないです。映画とみなして構わないレベルです。エキストラ何人使ったんだよってレベルの戦闘シーンに、カルタゴ軍の象徴・象もバッチリ登場、「ローマの盾」ファビウスの役者は良い感じにイっちゃってるしハンニバルの弟役もいい味出してます。BBCすごい。文字だけで読んでいたものに映像イメージが付けられるのってホント楽しいです。

ザマの戦いでハンニバルがスキピオの戦略を「俺を完全にコピーした。。」と評しているのが印象的でした。あとハンニバルがイタリア内部に留まりつつも本丸ローマを長期間叩けなかったのは、カルタゴ本国が政敵に言いくるめられて補給をぜんぜん寄越さなかったからなのですね。スキピオはローマが地中海の覇者となるのにあんなに貢献したのに大カトーにあっさり失脚させられましたし、嫉妬野郎がいるとホント悲惨な目に会いますね。

BBCはNHKとは違いテレビを買うときに受信許可証なるものを払う、という形式をとっているそうです。収納率は約98%とNHK様をはるかに凌ぐ割合です。BBCはイギリス国民から吸い取った金で私のような他国民にも無料でラジオの生放送や再放送を聞かせてくれる太っ腹な神放送局です(テレビはUKオンリー)。youtubeに優れたドキュメンタリーが山ほどアップロードされているので、今後も少しずつ見ていこうと思っています。

19,200,000 件の検索結果

 

うわー。見終わる前に死ぬ


ハーバード・クラシックス

生ゴミを出したんです。ゴミ置き場に。

そしたら立派な装丁の本が30冊くらいゴミ置き場に置いてありました。ゴミ置き場は二段構えで本は上の段にあったためゴミにまみれず無傷でした。背表紙は全部横文字だったので日本のものではなく海外のものでしかも全集的な何かのようでした。そういえば1階に初老の白人さんが半年くらいまえに越してきたのできっと彼が出したのかと。文学全集と言えば日本でも教養を見せびらかすために買って読まずインテリアと化していることがよくありますよね。部屋が狭くなったのでやむなくゴミに出したのだと判断し、これは勿体ないお宝だと思って私はヒイヒイ言いながら全部自分の部屋まで運びました。

持ち帰った私は今後読む時間があるかどうかもわからないし難しそうだけれどいつか読破してやるんだと気鋭に満ちていましたが本を確認するとカビまるけでモノによっては黒い虫っぽい者も沸いていてとても読めないし他の本に影響が出そうな有様でした。なんだ保存状態が悪かったのが捨てられた原因だったのかと暗澹たる気持ちで本を元のゴミ置き場に戻しました。私には暗い気持ちとバキバキの両腕が残りました。

 

背表紙に書いてあった「HARVARD CLASSICS」で検索をかけると、1909年に出版された全集であることが分かりました。

ハーバード・クラシクス – Wikipedia

内容を確認するとギリシャ喜劇や国富論、千夜一夜物語、ロウソクの科学、オデュッセイア、君主論、コーラン、孔子、シェイクスピアなどなど読みたいものばかりです。以前に読んだ「ソクラテスの弁明・パイドン」も入ってます。ああ釣り逃した魚は大きい。残念だ。。と思っていたらなんと全作品全文公開されていました!!!

Download The Harvard Classics – Harvard Classics 365

神!神過ぎる!GOD!!Dieu!!하느님!!よく考えたらどれも古典で著作権切れてるので無料で当然っちゃ当然なのですがでもデジタルデータになってるなんて感激!

 

本作品をセレクトしたハーバード学長のチャールズ・エリオットは「教養の基礎は、5フィートの本棚に収まる蔵書と、1日15分の読書により得られる」と言ったそうです。15分をどう作るかが勝負になりそうですが一生かけてでも読んでみたいと思います。


自分用単語記憶ソフトを開発して1年、6000語以上学習できた

私の趣味の一つに外国語学習があります。かれこれ4年くらいになります。

震災後からスタート

きっかけは東日本大震災でした。地震後からさまざまな情報が氾濫し、毎日ニュースにくぎ付けになっていました。近隣のスーパーから水が無くなったり、住んでいる地域に放射性物質が降ったりと身の回りもえらいことになっていました。

ところが日本のメディアはパニック抑止のため情報統制がきつく、一番情報が早いのはなんと英BBCでした。

大学入試以来の錆び付いた英語力でざざっと読んでいましたが限界があり、文章の大意がつかめていたかどうかも怪しかったものです。この時から外国語を学び直してみよう、という考えが湧いてきました。

多言語理解を目指す

英語だけではなく、大学でかじった程度のフランス語や、近隣の中国語韓国語にも興味がありました。また、いずれ哲学書を原文で読むことを目指してドイツ語も学習を始めました。オペラを聴いて歌詞の意味が知りたいな!と思ってイタリア語も少しずつ学習を始めました。いまは時間が無くなってイタリア語は中止、韓国語も縮小運転中です。各国語についてはいずれ別の機会に記事にする予定です。

単語力が重要

外国語学習については様々なメソッドがあり正解はありません。4年間で色々なことを試しました。そこここに転がっている外国語吹き替えの日本製アニメを見る(いままでに10タイトルくらい見ました)とか、ドラマを見るとか、ラジオ番組を聴くとか、洋書にトライしてみるとか。しかしなかなか効率は上がりません。今考えると、自分のレベルを超越しているものばかり選んでいました。東芝のようにチャレンジしても見せかけの利益にしかなりませんでした。

色々な言語をかじるにつれて一つだけ確信したことがあります。語学は「単語力が最も重要」であるということです。単語を知らなければ読めません、聞けません。もちろん書けないし話せません。この思想をもって、単語力を伸ばすためにPHPの勉強を兼ねて自分で学習用ソフトを開発することにしました。

復習が基本、モチベーションも重要

語学は復習が基本です。100を適当に流すより、1を繰り返して確実に覚えた方がよいです。なぜなら語学は覚えることが多すぎて、一度流すと2回目に同じ表現が現れることはまれで、人間の宿命である「忘却」という厄介な敵によって記憶が持ち去られてしまうからです。

また、単語は単語帳を使って単独で覚えることをおすすめしません。これは個人的な好みの問題です。単語が全て日本語と1対1にくっついたただの代替物になってしまうのが嫌です。あと、単純に覚えるのが退屈です。文脈を使って文章の中で実際に使用されている原語の「生」の状態で覚えるのが最も効率が良いし、その「文脈」も自分で読みたいな!と思った文章であれば「絶対に理解してやる!」というモチベーションが働くので更に相乗効果を生む、と考えます。

以上のことから「文脈」「復習」に重点を置いたソフトを開発しました。忘却曲線の論理を借り、一度出題した問題を1日後・1週間後・2週間後・1か月後にそれぞれ復習するという仕様で、完成したのが1年前です。

毎日の学習を強制されるシステム

システムは単純で、「単語」「例文」「解答」を1組にしたDBを作り、1日後・1週間後・2週間後・1か月後に復習させるだけです。ただし、記憶の度合いによっていずれのステージに属するかをユーザーが選択できるようにします。次のような感じです。

f:id:happyholiday:20150809103631p:plain

「覚えていた!」なら1日後→1週間後に格上げ。「なんとなく覚えていた」なら1日後に残留。「忘れた。。」なら格下げです。それほど難しくなく、カスタマイズも楽勝でプログラムの勉強にちょうど良い規模のアプリケーションでした。まだwebデザインを勉強していない頃だったので、UIは淡泊でつまんねぇです。

このシステムを動作させてみるといくつかの利点に気が付きました。まず、復習が前提ですので1日サボると効果が無くなります。しかも1日に解く問題の量を枯渇させないため、毎日一定量の問題を登録しなくてはいけません。要するに毎日の学習を強制されます。これは受動的でネガティブに聞こえますが、1年続けていくための大きな原動力となりました。いまは1日に新規で16単語学習+問題登録しているのですが、復習で16単語*4=64問学習しなければいけないので、だいたい1日1時間かかります。

さらに、1か月後に復習するとかなりの頻度で忘れているということもわかりました。長期記憶というのは難しいです。1か月後の復習が終わった単語について、再復習するための処理も作ったのですが時間が足りずあまり動作させていません。。

検索機能も大事です。問題作成時に、実はすでに登録済みの単語だったということも多いのです。単語検索機能もつけたので、登録済みであることが分かるとついでに復習もできて「あ~この文章で使われていた単語だったのか」とちょっとうれしくなる上に、記憶が定着します。

1年で6000語以上の学習に成功

自己満足のために学習した単語数をグラフにする機能も付けました。flotr2というライブラリを使っています。おすすめです。

1年間使ってみた結果は次のようになりました。

f:id:happyholiday:20150809105134p:plain

登録単語数は約6200語。問題作成時に一度学習していることを考えると、1年で6200語を学習したことになります。1か月後の復習、つまり最低6回学習した単語だけで5000語あります。うち英語は1900語程度。

効果は?

こうかはばつぐんです。まず英語については、1年前苦戦していた洋書を読む速度が体感で倍速になりました。特にコンピューター書については平易な言語で書かれていることが多いので、楽勝で読めます。単純に単語だけを学習するのではなく、文章全体で分からなかった単語を調べるついでに復習するという形式にしたため、結果的に読む文章量が多くなりました。しかも楽しい。次は通常のスピードの3倍を目指して赤くなりたいです。分からない単語に会う確率は今後も減っていきますが、読むスピードが上がるので学習に割く時間は一定しています。

weblioに単語力診断があります。

これを1年前に診断したときの推定語彙数は7001~8000でした。今日試しに再テストしてみました。

確実に上がっています。でも2000語上がらなかったのは残念です。学習した1900語のうち、半分はまだ記憶が怪しいということなのかもしれません。来年もテストしてみます。

フランス語も、1年前に歯が立たなかったネイティブ向け新聞記事が、単語を調べればすんなり読めるようになってきました。NHK WORLD – French ここのものなら平易なのでそれなりの速度で読めるようになりました。いまだに分からない単語は1記事に1つくらいありますが。中国語、ドイツ語についても1日あたりの学習時間は10分に満たないのですが、確実に読めるようになってきています。

韓国語は私にとって非常に難易度が高く、しかも時間の都合上学習量を1日1語に限定したためなかなか進みません。いまは、紆余曲折を経て某ラノベの韓国語訳を教材にしていますが、開始から4か月経っても未だに冒頭のキョンのモノローグすら終わっていません。1つの文に3つも4つも知らない単語があるためです。いつになったらブーストするのやら。気長に10年くらい続けようと思っています。

Ankiがおすすめ

これから単語を学習したい人は、Ankiというソフトをお勧めします。基本思想は私が作ったシステムと同じです(Ankiは後で知りました)が、こちらの方が何段階も洗練されています。スマホでも使えるしweb上でも使え、しかもローカルとの同期も取れます。

Anki – powerful, intelligent flashcards

スクリーンショット 2015-07-08 15.22.22

【忘却曲線に基づいた暗記!?】暗記用アプリ「Anki」 | OUlife

私は先ほど述べたように、1対1の単語帳として使うのではなく、なるべく例文を「自分の読んだ文章から」持ってくることをお勧めします。そうすれば絶対楽しいですから。もちろん問題集は人の作ったものでなく自分で作ることが前提です。自分で作らないとこの手のソフトには意味がないと思います。

私は昔「速読英単語」で大学入試に備えましたが、これ、文章がつまんねぇっていう最大の欠点があるんですよね。時間も選択肢もない高校生にはこれしかないかもしれませんが、大人がこれを使うのはおすすめしません。自分の好みで選んだ文章で、自分だけの単語帳を作って学習するって本当にいいものですよ!


資源配分

HTML5/CSS3の迅速な勉強のために時間資源配分の見直し、pythonの本はさっさと読み終わらせてしまって、次はすぐにHTML関係の本を読む。運行情報通知アプリも完成したことだし。新聞アプリは当面凍結。

英語リスニング+読解用教材に使っていたPride And Prejudiceは予想通り少女漫画的金持ちイケメンDarcyが主人公Elizabethにべた惚れだったり親父がシニカル過ぎて不謹慎だったり相変わらず妹Maryがウザかったり天然ボケ姉Maryのために姉の恋人Bingleyの家に行ったらBingley姉2人がクソで彼女らに対するElizabethの発言が痛快ですっごく面白いんだけどChapter8まで読み終わったところで一旦打ち切り。今後2年間は我慢しないといけないかもしれない。単語記憶は筋トレと思って規模縮小しながら続ける。ああ仕事が多いって悲しいね。

早く稼いで1000万くらい貯めたい。そしたらストック貯めつつ15年死ぬ気で株取引やって1億にしたい。1億をディフェンシブに再投資してさらに10年で2億になったら老後もなんとか暮らせる。1000万貯める前にオリンピックが終わって日本経済が破綻するかもしれんが。。


銭稼ぎ思案

本業以外に収入源を作りたい。というか作らねば飯が食えなくなるおそれがある。自分のアドバンテージは、英語だいたい読める少し書ける、仏中読める無理すれば書ける、プログラム書ける、ということ。じゃあ英語でブログ書いたり外国語サイトを翻訳してアドセンスを付けたりすれば一石二鳥じゃないか?でも翻訳には許諾が必要なので苦しい。海外の反応、といったブログが多いのは出典が転載OKであるサイトから持ってきているからなのか?などなどいろいろ調べて考えて、英語でちょっとしたブログを書いてみることにした。1日の想定作業時間は10-15分。諸事情でここにリンクを載せることはできないが、まず行動してみようと思った。

次は海外サイトのちょっとした紹介+翻訳でもやってみようかと思う。私はオリジナルのコンテンツを作成することはまだ難しい。引用かつ出典を明らかにすれば著作権法的に全く問題ないので、それから始めよう。何かわかることがあるに違いない。


英語1500、フランス語1000、中国語ドイツ語800

LanguageTrainer

前回集計から3か月ちょい、英語の登録単語数が1500、フランス語が1000を突破した。中独も約800に。洋書を読んでいると知らない単語だらけなので辞書を引きまくり、載ってないことも多くweb検索する羽目に、そんなことを繰り返しているうちに登録数がみるみる増加してしまった。でも毎日のペース配分を考えると復習量は増やせない。いずれ数が落ち着くことを期待して。。どんな本でもそうだけれど、読めば読むほど知れば知るほど自分の無知が明らかになっていく。誰も何も知らないことを明らかにすることが生きる目的だったというソクラテスは偉大だ。
ある程度学習が進んでくるとともに、各言語の特性が見えてきた。英語・中国語は楽、フランス語は苦しい、韓国語は超難しい、など。いずれまとめる予定。


日本市場参加者は英語が読めるのか

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150429/k10010064791000.html
アクトスという糖尿病治療薬によって癌になったとアメリカの患者から訴訟を起こされ、和解が成立した。武田薬品は3200億円の特別損失の計上を決め、650億円の黒字→1450億円の赤字に転落。つい最近武田薬品のレポートを読んだばかりなので、まさかこんなニュースが飛び込んでくるとは思いもしなかった。何の因果か。この数字はひどいので、赤字により明日は暴落するだろう。
ところでこのニュースは日本時間の4/29 11時50分付けだが、アメリカの訴訟なのでアメリカのニュースサイトを見てみたら、記事があった。
Takeda Agrees to Pay $2.3 Billion to Settle Actos Cases – Bloomberg Business

The company will take a $2.7 billion charge against earnings in the fourth quarter of fiscal year 2014 to cover the settlement and costs of defending the remaining suits, according to the statement from Osaka, Japan-based Takeda. The company’s loss for the year will be its first since being listed on the Nikkei in 1949, the Nikkei Asian Review said.

と書いてあるので、今日のニュースの内容と全く同じだ。注目すべきは 12:55 PM JST April 28, 2015 という時間だ。日本時間で昨日の昼12:55、なんと取引時間内なのだ。日本語訳に時間がかかったか、武田が意図して日本版の情報を取引時間外に発表したかのどちらかだろう。そして、昨日の武田のチャートはこれだ。

記事が出たと同時に株価が垂直に下がっている。下げ幅は少ないが1日のうちで明らかに大きい幅に見える。このニュースを英語で読んだ人間が売りに走った結果なのは間違いない。デイトレ勢は反射で売買する。彼らのスピードは本当に速い。参考記事。そしてこの売りは海外投資家の可能性が高い。日本人は、たぶん英語が読めない。そしてザラ場での上げは、13時の下げの意味が理解できなかった人間の買いによるものに違いない。一方、武田の掲示板には「悪材料出尽くしで上がる」「保険金が下りるからチャラになる(?)」という意見もある。しかしこれは「俺が勝った株が下がるはずがない」とか「俺は損したくないからお前ら買え」というバイアスがかかっているように見える。ここで短期的には2通りの考えができる。
1. 3200億の和解は明らかな悪材料である。13時に逃げた人間は賢明で、午後の上げは英語が読めない人間による買い増し。明日株価は下がる。
2. 3200億の和解はむしろ不確定なリスクが見えるようになった好材料である。13時の下げは条件反射したアホの仕業。日本市場の機関投資家は英語が読める。好材料だからそんなニュースがあっても売ったりしない。海外の投資家だって売ってないじゃないか。だって終値は始値より高いんだもの。明日も株価は上がる。
長期的には次の二通りが考えられる。
1. 短期的に暴落し、未来の訴訟リスクを敬遠した投資家層がなかなか戻ってこず元の株価に戻るのは数年後。
2. 短期的に暴落するかもしれないが、それは狼狽した弱い人間がやることにすぎない。すぐに元に戻る。むしろ上がるかもしれない。
私は市場を見くびっているので、短期的にも長期的にも1と予想する。この読みが外れてどちらも2に転べば、日本市場の参加者は賢い。負けました。1なら参加者はバカ。さあ明日はどちらに転ぶか。そしてもし1になるのなら、外国語を学んで情報を先に制すれば大きな利益のチャンスがあるのではないか、という私の予想に根拠が与えられることになる。。


Genius

Jane Austen – Pride and Prejudice | Genius
なんということだ、世界は広い。有志により、全文に超細かい注釈がついてるぜ。。
このサイト、文学だけではない。歌の歌詞やら歴史、映画のスクリプト、様々なものに大量の解釈や注釈をつけているサイトだ。Pride And Prejudiceでさっぱりわからん言い回し(like Vingt-un better than Commerce、駆け引きのあるCommerceのようなゲームよりVingt-unのような運否天賦のゲームを好むということらしい)の意味を調べたら引っかかったサイト。ああ、読むべき文章に終わりなんて永遠に訪れない。
解釈は自分が読み終わってから参考にするべきなので、全作品を通しで読み終わってから、もう一度このサイトを見てみよう。時間かかるなあ。