書籍レビュー:『力学の考え方』著:砂川重信

★★★☆☆

120ページしかないし力学のおさらいに良いかと思ったのですが、あまりお勧めできません。力学の基礎~慣性モーメントのあたりは直感的でそれなりに面白かったのですが、終盤の波動~解析力学のあたりは数式が難しいし説明は飛びまくりで、逆に難しく感じました。

ときどき砂川先生が内容を大きく離れて物理について熱く語るのが印象的でした。こんな風に物理のことを好きになれたらいいなあと思いますが10年くらい学習しないと無理

物理屋は、考えられる無数の微分方程式の中から、神の意図したただひとつの微分方程式を選び出し、それを自然法則と認める。これが物理学者の仕事である。このように無限の可能性の中から、ただひとつの微分方程式を選び出す才能は、真白なキャンバスの中から微妙な曲線を取り出す画家の芸術的才能に類似している。(P18)

 

 

最初の一冊には次の本を読むのが良いと思います。

レビューも以前に書きました

書籍レビュー: 苦しいことは良いことだ 『力学 (物理入門コース1)』 著: 戸田盛和

 


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