F・P・Gはタックスシェルターなのか?

例の日経の記事は、こちらに全文がある。

http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/livemarket1/1432599855/29

ところでFPGの手法はすでに1988年(昭和)から規制が存在しているらしい。それくらいポピュラーな手法のようだ。

http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/32209/1/50%283%29_P133-153.pdf

このリースにおけるレッサーは,巨額なリー
ス物件の購入代金の一部のみを負担し,不足分
は金融機関からの融資で賄い,その物件の名自
上の所有者となり,これにより享受できる税法
上の特典(投資滅税制度や加速償却制度)を活
かして自己投資額を早期に囲収し,超過閤収分
は吏に運用ないしは再投資するなどして追加の
収益が期待できる。

まだ全部読んでいないが、仕事の合間にちょこちょこ読んでいくつもりだ。wikipediaにも英文で関連記事がある。

Cross-border leasing – Wikipedia, the free encyclopedia

これもまだ熟読していないが、アメリカでは2004年に規制がかかったと書いてある。

直感的には、バブル期から存在する古典的な手法ということで、規制が本当に成立するのかどうかには今更感がある。現時点では政府ではなく日経の記者が意図的か無意識的に仕掛けた売り情報としか思えない。出所も確実性も全くはっきりしないぽっと出の情報が疑念の連鎖反応を呼び投資家心理が大幅に冷え込んだことは間違いないので、しばらくの間急回復は望めないだろう。歴史的にも株価は思い込みだけで動いてきた。そもそも株価自体がイマジマリーな存在であり、実体とはかけ離れる運命にある。

FPGは昨日業績に影響しない旨のIRを出した。

http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?template=announcement&sid=23787&code=7148

以上を踏まえると、このIR効果で小回復したところで売ってしまうのが最善の選択なのかもしれない。IR効果が無いおそれもある。

(追記)詳しい記事を発見した

日本におけるリース – Wikipedia


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