CDレビュー: Hampton Hawes – Trio Vol.1 (1955)

★★☆☆☆

ジャズの100枚。の17枚目です。

ハンプトン・ホーズ(1928-1977)はアフリカ系アメリカ人のジャズピアニストです。例に漏れずドラッグ中毒であり、早死にです。

こんなこと言うとジャズ好きの方に怒られると思いますが、全く良さが分かりません。雑です。雑すぎます。酔っぱらいの音楽です。トム・ウェイツのようにその酔っぱらい加減が味になるアーティストもいますが、この人の演奏は自分のタンパク質が拒否します。全体を通して演奏が悪い意味で崩れており、音が固く肌にペチペチと当たる感覚がしてノれません。爽快なはずのグリッサンドすらも耳に立ちますし、いいところが見当たりません。9曲目 The Foolish Thingsもいい曲なのに、石でも投げられるような適当なラストで幻滅してしまいます。

 

タンパク質と言えばうちには「タンパク質の音楽」という本がありました。以前飛ばしながら読んだことがあるだけなので、このモヤモヤした気持ちを解消させてくれるかもしれません。今度読んでみようと思いました。

 

 

ジャズの他のCDレビューはこちらです。


日本株5連勝!ギリシャ中国は沈静化か。北の達人大幅反発。

日本株はふわふわとたゆたっています。

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中国株も波打ちながら安定しました。良かったですね。不気味ですね。

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ギリシャ情勢の次の大イベントは20日の銀行解放です。

といっても、

現在、ATMでは1日に引き出せる現金を60ユーロ(約8千円)に制限しているが、まずはこの枠を翌日に持ち越してまとめて引き出せるようにする。

だそうですので、突然銀行の現金がカラになるということはなさそうです。

とりあえず経済面はしばらく大きな動揺はなさそうですが、チプラス首相は自ら率いる与党が賛成できない支援案を受け入れざるを得なかったので、今後長い目で見ると国内情勢の悪化は必至です。

ギリシャ、中国と騒動が一回りし、来週は株式市場に大きな動揺はなさそうです。

 

昨日予想した通り、2930北の達人は大幅高の+5.89%となりました。一昨日の終値を超えています

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今日はハウスコムやユニリタがかなり下がりましたが、昨日北の達人にかけた2倍ナンピンが効いて一週間で約+6%、年初来+18.3%とギリシャ・中国で毀損する前の金額を上回り、最高値を達成しました。現金比率が40%になってしまったので、どこかで売ります。

 

今日のイナゴ

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3587グローバルアジアホールディングスが2日で2倍になっています。ここは粉飾決算で強制捜査が入ったり、疑惑が尽きない上に他のどんな会社もかなわない赤字(売上の4倍の純損失、更にその3倍のマイナスの利益余剰金)、いつ倒産してもおかしくない超レッド企業です。

明日紙切れになってもおかしくないのに、欲の力はすごいですね。

 

二階建てさんでは偶然、昨日触れたケイブの危機について記事が書かれていました。私が貼った5年分のやばい業績の画像もあります。

この記事が出た直後コロプラ効果で高騰し、今日はほぼヨコヨコだったようです。

 

3138富士山マガジンはまた逆富士になりました。6000→4000→7000→5000→また7000とホルダーさんの心臓に悪い乱高下を繰り返しています。どう考えても分不相応な価格なので、いずれは富士山並の3776程度の金額に落ち着くのではないでしょうか。

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CDレビュー: J.S.Bach, Pierre Fournier(Vc) – Cello Suites (DG111 CD14, 15)

★★★★★(*´ω`*)

ピエール・フルニエ(1906-1986)によるバッハ無伴奏チェロ組曲集(全曲)です。2枚組138分とかなりのボリュームです。第一番の前奏曲は非常に有名ですので、聞いたことがある方は多いでしょう。私も昔テレビCMで聞きました。

www.youtube.com

バッハの曲と言うと形式ばって堅苦しく取っつきにくい印象を持つものが多いですが、この曲は親しみやすさを感じました。というのも、ほとんどが舞曲であるため人間のリズムと調和しているからだと考えられます。

一本の楽器で演奏するとは思えないダイナミックな曲、フルニエさんの鳥肌が立つような気持ちの入れ方が際立つ演奏。いま↑の音声を聴きながらこの記事を書いていますが前奏曲のラストはお腹に響く歌いっぷりですよ。すごい。

他にはNo.2のジーグの快活なノリの良さ、No.3の前奏曲のアルペジオを引いているだけなのに大きな塊が迫ってくるような圧倒性にも驚かされました。No.5以降は突然趣向が変わり暗く重々しくなり長大になります。何があったのでしょうね。フルニエさんは全曲を通してとにかくタメるは歌うは全身全霊を賭けているような印象を持ちました。でも聞いていて疲れるわけではありません。不思議です。

チェロ組曲を通しで聴いたのはこれが初めてです。他にもヨーヨーマなど名立たるチェリストがこの曲を録音しているそうですが、フルニエさんと比べてどのような演奏をしているのかとても気になります。

 

クラシックの他のCDレビューはこちらです。


日本株は今日も好調。北の達人爆下げは一時的か?ラクーンまさかの大続伸。イナゴ注目は3760ケイブ

日本株は今日も平和でしたね。上海総合も微増と、一時の大荒れは何だったのやらという雰囲気です。

 

ただ、中国市場が平和なのは、こいつのせいが大きいと思います。

中国政府は「日本の右傾化」だの言って煽るでしょうから、投資家の不安をそらせます。

 

北の達人の1Q決算発表により、前場が大荒れとなりました。

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-4.83%の爆下げです。一時は-9%に近い500円台まで落ち込んでいます。原因は昨日出た1Q決算の営業利益マイナス45.4%という一見絶望的な数字です。


href=”http://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201507160116″
data-mce-href=”http://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201507160116″>北の
達人が続落、広告宣伝費が圧迫し第1四半期は45.4%営業減益 | 個別株 – 株探ニュース</a>kabutan.jp

しかしながら、四半期報告書を読むとTwitter, Facebook, LINEへのプロモーションを積極的に行ったことが原因と書いてあり、売り上げ自体は大幅増の+21.9%です。どう見ても一過性です。

特にtwitterでは効果が顕著なようです。

Twitter広告からの購入者が530倍増加しています。また費用対効果が改善したことで、Twitterへの投資額が97倍も増加しました。さら に、短期間のキャンペーン中に、ツイートインプレッションが1億3,000万回、エンゲージメントが2,400万回を超える結果になりました。

ツイッターの内容は主力のカイテキオリゴが中心です。便秘解消食品であることから表現がちょっとアレですが、みなさん本当に苦しい思いをしていらっしゃるようです。

 

 

通期業績予定に変更はなく、販管費を1Qに大幅に積み増しても残りで回収して営業利益率20%以上を維持する予定だそうです。心強いですね。

ただ一つ不安なのは、カイテキオリゴ並みのヒット商品がなかなか生まれないということですね。未だに依存率53%と非常に高いです。

健康食品・化粧品という業態上、定期購入率70%と実質上のストックビジネスですので、成長するかどうかは新商品の開発にかかっています。カイテキオリゴへの依存率が高止まりしてしまえば、成長減速は間違いありません。高いマーケティング能力を生かして消費者をがっちり捕まえてほしいものです。

 

3031ラクーンは昨日に続き+8.53%の大続伸となり、PER36.87倍という雲の上まであと少しの水準に達しました。。

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月曜に寄り買していれば+26%でしたね。。結果論ならどうとでも言えますが。

 

持株では8771イーギャランティが突然+7.36%と高騰したので、北の達人の損失を丸々吸収してしまいました。ただ今日は、後述しますが死んだはずのイナゴが全員蘇った日なので、新興市場にどっと金が入った日なのだと思います。明日は油断ができません。

今日のイナゴ

3138富士山マガジン、3409北日本紡績、4572カルナバイオなど直近の怪しい株たちが軒並み15%以上の高騰です。

注目のイナゴは3760ケイブです。

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4月に一度怪しい動きをして2倍近くになったあと、元値を割れています。本日、突然1515→1824まで上昇しました。

ケイブと言えば怒首領蜂、虫姫さまに代表される敵の弾多すぎのSTGメーカーですね。私もよく後ろから見てました(自分ではやりません)。

ところが今、ケイブは2013年にAC業界から撤退し、ブラウザゲー・オンラインゲー・スマホゲーメーカーになっています。しかも、5年連続売上減・4年連続の赤字(しかもほぼ毎年拡大中)というクソ株に成り果ててしまいました。売れないスマホゲーなどを清算し、今期は大量の減損損失を計上し過去最悪の純損失7.28億円(売上は16.6億円)です。

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財務も危機的です。金を借りられず増資で生き残っている企業の証明、利益余剰金マイナス15.6億円。1年分の売り上げにほぼ等しい金額です。ここまで危機的なのに、なぜか継続疑義はついていません。

今日のイナゴ材料はこちらです。

コロプラでゲームを出したことが大きな材料となったようです。ずいぶんとライトなタイトルですね。果たして起死回生となるでしょうか。

『くにつく』は、世界の偉人たちとともに自分だけの「国」を作ることができる箱庭育成型ソーシャルゲームです。「全世界」、「全時代」を舞台として、文明 を発展させながらバリエーション豊かな2000を超える建物が登場。さらに1250種類以上の歴史上の偉人たちが「冒険」や「合戦」など、様々な場面で活躍します。今回のコロプラ上での配信に際し、GPSによる位置登録機能を強化し、移動した距離に応じて金貨や特産物ポイントなどの報酬がもらえるなど、毎日のおでかけが楽しくなるゲーム性となっています。

個人的には何が楽しいのか全く分からないゲームなので、ガーラと同じ道しか見えません。。

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コロプラは歩いたというその行動を数値化してゲームにしていくプラットフォームらしいですが、歩きながらゲームするなんて皆さん随分余裕があるんだなと羨ましくなります。


日本株続伸も、徐々に下がり始めた上海指数。3031ラクーンは1か月で1.5倍に。サイゼリヤもすごい

本日も日本株は続伸し、日経平均が20463円まで伸びました。

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長いスパンで見ると、7月頭のバブル崩壊危機の下げ幅はあまり大したことないですね。

一方、上海総合指数が落ちています。

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前日比-3%です。明日の値動き次第でまた日本勢がパニック売りになる可能性もあります。

今日の売買停止銘柄 – 中国株│株・投資信託は証券会社の内藤証券

ところで売買停止銘柄は未だ大量に存在していますが、この「重要事項に関する公告未発表のため」という理由は何なのでしょう?

この理由、内容はどうでもよくてでっち上げでいいらしいです。企業が「市場に取引停止されてくれ」と言えば止まります。ただし再開には当局の許可が必要でしょう。3000ポイント前半から4000ポイント近くへの大幅なリバウンドを苦々しく見つめる企業の中には、取引を再開させてほしい企業がたくさんいるはずです。それらが再び売買されるようになった時が、すなわち穴に落ちたマリオのスタートボタンを押すタイミングとなるのではないかと恐れています。

 

個別株では、日曜日に優れた銘柄であると紹介した3031ラクーンが大幅高騰しています。

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簡単な分析は次の記事の一番下にあります。ビジネスモデルとしては、エニグモとイーギャランティを足して2で割った感じです。

過去1か月の直近の安値が1000円程度なので、1か月で1.5倍になった計算です。先週の日曜の時点でPER27.73倍とそれなりの高値でしたが、今日はもう33.97倍です。3日連続で5%程度高騰しています。優良であると認定した企業の株がどんどん上がっていくのは嬉しい反面、もっと早く知っていれば得できたわけですから、機会損失で悲しくもあります。最近分析した安値の優良銘柄3800ユニリタも好調ですので、頑張ってほしいものです。


href=”http://rokujo.hatenadiary.com/entry/2015/06/28/145016″
data-mce-href=”http://rokujo.hatenadiary.com/entry/2015/06/28/145016″&
gt;有価証券報告書を読む 3800ユニリタ – 六帖のかたすみ</a>rokujo.hatenadiary.com

 

昨日3Q決算を驚異の利益2.5倍で通過した7581サイゼリヤが年初来高値を付けています。

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同社の1年チャートをご覧ください。美しいです。。

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サイゼリヤは非常に「尖った」企業です。尖っているのはもちろん価格です。ミラノ風ドリア299円。ピザALL399円。サイゼリヤの哲学を引用してみましょう。

創業者である正垣はヴェネチア商人の取引を観察してある仮説を立てました。売り側と買う側が価格交渉をすると両者の提示価格の中間で落ち着く。究極の取引 は「無料」と「有料」。その中間は提示価格の半分=5割引。5割引けば人間は直感的に「安い」とわかる。それでも「安い」とわかるだけで安くて驚くほどで はない。いっそのこと元の価格の3割にすれば、安くて驚いて、「食べないと損」と思ってくれるのではないか。お客様をびっくりするぐらい喜ばせるために7 割引きで売ってみよう・・・。そう決心した正垣は、ある日今までの商品内容そのままに価格だけを従来の3割にしました。すると翌日から店の前に長蛇の列が 並ぶようになったのです。 www.saizeriya.co.jp

それでいて不味くないのですからすごいですよね。現時点のPERは43.88倍。もはや雲の上の存在です。。

 

今日のイナゴ

3409北日本紡績、4335アイピーエス、9423FRS、3138富士山マガジンサービスが大幅減です。今後もっと下がったら改めて記事にしようと思います。

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2321ソフトフロントがストップ高、本日の値上がり2位の+29.41%です。KDDIと提携したことが材料となっていますが、この会社の有報を見た所、またも超級のクソ株です。

光回線を利用したIP電話・テレビ会議が主力製品のようですが、業績は思わしくなく4期連続の大赤字5年間安定した売上減で今期は5年前の半分、利益余剰金-54億円(今期の売上高は4億円)、資金繰りにすら困ってるくせにベトナムに現地法人を作成、当然の継続企業疑義とまたも真っ赤っかの企業です。リーバイスの二の舞でしょう。

 

そして絶賛進行中のイナゴが3689イグニスです。ストップ高の+20.95%で引けました。ここも大赤字を出している中型のクソ株です。

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ガーラの次のゲーム株イナゴ会場となりそうです。明日にでも9日前の2倍に迫ろうという勢いです。もちろん何の材料もありません。ただただ、金が流れ込んでいるだけです。


CDレビュー: Franz Schubert, Dietrich Fischer-Dieskau(Bar), Gerald Moore(pf) – Winterreise (DG111 CD13)

★★★★★

美しい!

シューベルトの歌曲集「冬の旅」は、ヴィルヘルム・ミュラーというドイツの詩集にシューベルトが歌を付けたものです。失恋した若者が死を求めながらクソ寒い冬の中さすらいの旅を続ける、という筋書きのためドイツ語が全く分からなくても冒頭からラストまでめちゃんこ暗いことが聴き取れます。また、シューベルト自身も体調を崩ししかも貧乏、さらに尊敬していたベートーヴェンが死ぬしもうどん底、死について深く考えていた時期であったことが暗さに拍車をかけています。そしてシューベルトは作曲した翌年に無くなります。後半12曲はシューベルトの死後に出版されたそうです。どんな気持ちで亡くなったのでしょう。

しかしながら、極度の絶望は転じて美しいものです。友達に絶望している人がいたら正直困りますが、作品の中で絶望しているのは美しく見えてしまうものです。人間とは無責任なものですね。

1曲目でいきなりマイナー→メジャー転調が出現します。少し前に聴いたタンゴ曲にも表れていた、日本歌謡曲黄金パターンの進行です。歌謡曲はシューベルトを参考にしていたのかもしれません。

フィッシャー=ディースカウさんのバリトンの歌唱も見事です。抑えて抑えて、ここぞというときに爆発させる私好みの歌唱法です。また歌では必須の要素ですが、声が良いです!魅力的。

それにしてもドイツ語が分からないのがもどかしい!絶対に勉強して詩を理解できるようになるのだ、という気持ちを奮い立たせる力のある楽曲でした。

 

クラシックの他のCDレビューはこちらです。


それでもお上なら…中国株ヨコヨコ続く。ギリシャは金の力で逆転負け。日本株は再び絶好調に

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中国は意外にもお上意識の強い国であるという記事を読みました。

中国株、止まらぬ下落 下支え策空振りで募る不信:朝日新聞デジタル

中国市場では「困ったら政府が何とかしてくれる」との心理がある。

徹底した個人主義だと思っていた中国の意外な一面です。しかしよく考えてみるとこれは金持ちに限るように思われます。そういえば中国では金持ちになるには共産党員になるのが一番近道なのでした。

日本でも状況は同じです。世界中どこでもお上に従えば儲かる、お上に反抗すれば損をします。政府の意向に沿ったマイナンバー(国民を政府の監視下に置くための番号)関連銘柄は高騰します。

 

お上の大きな介入により、今日も中国株はほぼヨコヨコで無事取引を終えました。

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売買停止状態は以前と変わりありません。

今日の売買停止銘柄 – 中国株│株・投資信託は証券会社の内藤証券

 

ギリシャ問題は「17時間協議」により決着がついたことになっています。

ただまあ、その合意内容はひどいものだったそうですよ。

チプラス首相はブリュッセルで午前9時ごろまで続いた首脳会議について、交渉というより異端審問だったと振り返った。当局者2人も別々に、屈服を強いられたチプラス首相は「打ちのめされていた」と語った。 

具体的には、500億ユーロ(6兆8000億円)の国有資産を売却しろ、その代り860億ユーロ貸してやるということだそうです。。

実質ユーロ勢に国内の経済を完全にコントロールする権利を明け渡してるようなもんですよね。あれだけ熱狂した国民投票にもかかわらず、チプラス首相の完全敗北と言っていいと思います。

 

嫌われ者が負ければ株価は上がります。日経平均は+1.47%の続伸、私の持ち株もほぼすべてが値上がりし年初来+16%となりました。

ギリシャの決着により、少し前に紹介したクソ株4335アイピーエスも手じまいとなりました。本日2番目の値下がり率-16.03%です。

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3409北日本紡績もおそらく終わりです。

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髪がバブル崩壊しそう

普通の人の生え際は

だと思います。

私の生え際は、下の記事を書いた時点では、

Π

でした。

ところが、今日床屋で髪を切り終わった後に鏡に映った私の頭は

でした。上の記事から半年ちょい経ってますが、2cm以上進行しているように見えます。

私の髪の量は次のような感じです。

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↑中国バブル崩壊危機のチャートです。中国当局でさえ髪を生やすのは難しいでしょうから、いずれは崩壊するでしょう。ここ数日はアデランスでごまかしてるのかも。

 

私はハゲについては悲観していません。万年坊主頭だし、点々が付いている位置が変わるだけのことです。日に日に後退する生え際が面白くて仕方ありません。本当にハゲってあるんだな!という事実に驚愕します。想像上の概念的形而上的、物語的存在だったハゲが自分の頭というフィールドで現実化し、しかもリアルタイムで進行するという人生で最も稀有な時間を過ごせていることに感謝したいくらいです。

昨日レビューを書いた本の著者も堂々としてますしね!

いい表情だと思いませんか!?


日本株は復活しました 3409北日本紡績のタワーはどこまで高くなる?3138富士山マガジンは逆富士。任天堂に市場はお悔やみを言わない

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日本株は復活しました。日経平均は見事に2万円台を回復しました。

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中国も生きています。株を簡単に操作できてよいですね。

 

ギリシャ情勢は相変わらずユーロ勢がギリシャを脅す構図のままです。

ギリシャが税制や年金制度の改革などの措置を15日夜までに法制化する必要があるとしている。 

なんと明後日までです。無茶ですね。

http://www.gaitame.com/seminar/1305/img/09_books.jpg

ギリシャよりも気になるのは中国です。「日経平均4万円!」と常にアゲアゲで有名の武者陵司氏が、何と悲観的なコラムを出しています。

氏は中国の長期的な収縮は免れないだろうが、「中国市場は世界の金融市場から隔絶されている」ので日本に影響はないと言います。私は同意しかねます。百貨店などのインバウンド関連銘柄や、伊藤忠のような中国関連銘柄も存在しますし、日本の大型企業は日本の市場縮小をうけてどこも海外展開してますから、中国の購買力が下がることは確実に悪影響です。投資家心理にも影響します。

 

さて個別株では3409北日本紡績が先週に引き続き高いタワーを作成中です。

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すでに約3倍に達してますね。ここは以前分析した通り正真正銘のクソ株ですので、絶対に滅びる運命にあります。みんなそれを分かって乗っかっているはずです。

また、先週にIPOで上場したばかりの3138富士山マガジンサービスのチャートが綺麗な富士山の形を描いています。ただし逆向きです

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PER57.89倍と超高騰しています。毎週PCデポから届くタブレットの雑誌定期購読の広告を見るにつけ、現物の雑誌を配るサービスの将来は明るくないと思うのですが。。まあ投機ですよね。私には参加できません。

 

本日朝9時に任天堂の岩田社長が亡くなったニュースがありましたが、直後に任天堂株が暴落しました

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9時の出来高に注目してください。市場は非情です。

お悔やみ申し上げます。

 

今日は全ての持ち株が値上がりし、特に3800ユニリタが+6.93%と素晴らしく伸びました。これでもまだPER12.09倍です。まだまだ上がると思います。

昨日注目した3031ラクーンは+7.94%と激しく高騰しています。絶好調ですが悲しいです。不謹慎なことをいえば、一度超絶特別損失を出して暴落してほしいです。。

 


フィスコレポートを読む セレクト 2146UTグループ、6089ウィルグループ、4650SDエンターテイメント、2483翻訳センター、3031ラクーン

2146 UTグループ

半導体製造派遣が主力の派遣会社です。正社員を派遣する、工程全体を一括受託するというユニークな業態と、低離職率・質の高さが同社の強みです。近年は、設計開発・建設エンジニアの増強によりニッチトップからの脱却を狙っています。5期連続増収増益、ROE35.3%と力強いものの、リーマンショックで売上半減と一度窮地に立たされています。やはり人材派遣は景気敏感株なのようですね。短期的には業績良好となりそうですが、長期的には製造業・半導体業界への依存が懸念されます。

6089 ウィルグループ

上場1年と少しの派遣会社です。主力はテレマーケティング(電話営業)とコールセンター、工場の軽作業の派遣です。

同社の特徴は「ハイブリッド派遣」という、「フィールドサポーター」というウィルの社員も実際に派遣先で働くという一見奇抜で、しかし効率的なシステムが特徴です。クライアントはフィールドサポーターに要望を出すことができ、フィールドサポーターは職場の状況を正確に把握しウィルに報告することができます。これによりクライアントの信頼を受け、利益率の高い業務一括請負に繋げていくという攻めの派遣会社です。

ただその割には、営業利益率3%と非常に低い数字なのと、介護分野やM&Aなど手を広げすぎなのが痛いですね。

4650 SDエンターテイメント

2014年に健康コーポレーション傘下に入った同社は、ライザップの手下となって「SDフィットネス」というライザップ連携プログラムを実施するそうです。

ターゲットはライザップとは異なり、シニア世代です。中期計画では横這いの業績を5年で4倍にする目標を掲げました。同社は果たして結果にコミットするのでしょうか?(公式資料にも「コミット」って書いてありました)

2483 翻訳センター

日本の翻訳最大手で、その規模はアジア1位、世界12位、70言語対応と華々しい企業です。利益にはブレがありますがグローバル化の進行とともに5期連続増収を達成しています。特許、工業、製薬、金融に特化することで専門性、顧客満足度を高めています。

決算短信に記載されているリスクに「機械翻訳」はありません。専門的な文章はまだまだ機械の入る余地はなく全く脅威ではないようです。

3031 ラクーン

今週の注目企業、かなりアグレッシブです。

主力は雑貨・アパレル小売店向けのEC業ですが、普通のEC業というよりは、金融業に近いです。ラクーンはメーカーに商品をサイト上に出展してもらいます。小売店はそこから商品を購入し、メーカーから商品を送ってもらいます。ラクーンは小売店から代金を回収し、出展メーカーに支払います。

メーカーは販売先を開拓する費用を削減でき、小売店は今まで取引できなかった商品を仕入れられ、ラクーンは小売店、メーカーの双方から手数料を受け取れる、win-win-winの関係です。しかしloserも存在します。既存の卸売業です。つまりラクーンは既存の卸売企業に対してネット上で喧嘩を売る企業です。手数料を徴収するビジネスモデルはエニグモと似ていますが、エニグモは消費者向けです。

第二の柱は売掛債権保証事業です。一定の保証料を企業から受け取り、貸し倒れが発生したら保証金額を企業に支払う仕組みで、イーギャランティと丸かぶりです。なお、営業利益率はイーギャランティが37.8%、同社が12.8%と実に3倍もの差があり、まだまだノウハウに改善の余地がありそうです。

そして第三の柱にしようとしているのが、Paid事業です。これは、ネットを介した掛売り決済を保証付で行うというものです。利用者は保証額の3%程度を支払うことで、売掛金が回収不能となった場合でも100%金額が保証されるという仕組みです。画期的なアイデアですが、この事業はまだ若干の赤字です。直線的に事業が拡大していますので、来期は黒字を達成する見込みです。

絶好成長期待株ですが既にPER27.73倍とチャイナショックにもかかわらず高騰し過ぎです。残念です。