CDレビュー: Paul Motian Trio – One Time Out (1989)

★★★☆☆

 

ジャズドラマーPaul MotianのComplete Remasteredシリーズ5枚目です。6枚目はEnrico Pieranunziさんのボックスとかぶっているので実質最終アルバムとなりました。

混沌としすぎ

本アルバムもかなりフリーに偏ったジャズです。1曲目One Time Outからして意味不明です。ていうか、トリオなのにドラムとサックスとギターってなんだよ。ベースとなる音など全く存在せず、なんだかよくわからない音の群れがそこら中に散らばっているような印象を受ける曲でした。

2曲目If You Could See Me Nowもベース音が無いためしっとりしているようで中空のような印象、ハンカチが空に舞ってますねぇ。

前2枚に続きBill Frisellのギターが入りますが、本アルバムでは切なさ成分がありません。全然和音を弾いてないからかもしれません。

わけわかりません、という印象以上のものを掴むことができませんでした。私にはフリージャズはまだ早いのかもしれません。でもAnthony Braxtonさんのアルバムは時々ツボったんだよなあ。波長が合わなかっただけなのかもしれません。

 

4曲目。一番混沌してる

www.youtube.com

 

次の現代ジャズ枠はちょっと趣向を変えてみようと思っています。

 

 

ジャズの他のCDレビューはこちらです。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。