Great Pianists of the 20th Century Vol.01 – Geza Anda (CD2)


★★★★★
2枚目はモーツァルトのピアノ協奏曲とショパンのワルツ。両方とも、いい意味で安定した演奏だ。感情の出し過ぎにならず、かといって平坦ではない。時々びっくりするような揺らぎを聞かせてくれる。有名なショパンの子犬のワルツも収録されていて、この曲は大抵のピアニストが爆速で弾いてしまうところを、ワルツの形がはっきり出るテンポまで敢えて落として演奏しているのには驚いた。バランスの取れた優れたピアニストだった。


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