Faust – 71 Minutes Of Faust(1995)


★★★★★
未発表楽曲を集めたものらしいです。
裂きイカみたいなギター。必要以上の反復と静かな暴力性、突然音楽を中断させる冒頭、これぞ、アンチ・ミュージックだと思います。ファウストというバンドをまとめるとこのようなアルバムになる、ある意味集大成のようなアルバム。


期日前投票

投票に行った。投票整理券が何故か到着しなかったので何も持たないで行ったが、本人確認書類の提示は必要なかった。氏名と住所と生年月日を書けばよい。
自民党の大勝は間違いなさそうだ。いまいましい。今日の新聞のノジマの広告にサンタ帽をかぶった安倍の絵があった。もうノジマでは買わない。
野党は勝手に分裂して弱すぎるし、身の回りで店がどんどん潰れていくし、所属している会社も危ない。円安でどこの企業もランニングコストが高騰していて、余裕がない。人身事故が多すぎる。


Allan Holdsworth – I.O.U.(1982)


★★★★☆
アラン・ホールズワースさんの初期アルバム。前から気になっていた人でした。
内容はジャズロック?なのかな。見た目はロックだけれど、内容は全然違う。難解なコード、ウネウネ移り変わる曲想、これまで聞いたどんなロックとも違う、複雑な音空間でした。アランさんのギターは速弾きでもうるさくない、落ち着いているのに激しい、禅思想を体現したような音をしていました。瞑想ロックだね。
曲は優れているのですが1点非常に残念なのがドラムス。技術力が非常に高いのは分かります。何回もこれはありえないドラミングだなぁと思いました。でもうるさいの。ドジャーンいえーい叩くぜーって気持ちが伝わってきてしまい、これだけは私の感性に合わなかった。もっと抑えて、アランさんと一緒に瞑想すればいいのに。次回作以降は押し殺した激しいドラムを期待します。


Enrico Pieranunzi – Isis(1981)


★★★★☆
シリーズものです。以前に聞いたEnrico Pieranunziさんの6枚セットがなんと三千円台で。

この人のピアノはほんときれい。清潔。べたべたしてない。でも歌う。時々暴走するくらい歌い上げる。Art Farmerさんのトランペットはとても変わっている。羽毛布団みたいに柔らかくてトランペットなのにあまり目立たない。マイルスデイヴィスさんの演奏から苦悩感を取り去った感じ。
ベースが気に入らないのとドラムの音が古いから?かのっぺりなのが残念。ドラムの演奏自体は優れてます。4曲目Blue’N’Boogie、5曲目Soul Danceがよかった。


The Rough Guide to the Music of the Andes(1996)


★★★★☆
アンデス地方の音楽、主にボリビアの曲たち。よく「ボリビア〜」と言ってるのでやはり地元を讃える歌が多いのだろう。アンデスといえばケーナだ。1,7曲目などがいい例で、空気を切るような、湿り気のない、しかし哀愁帯びまくりの音がする。アンデス地方はほとんど過去にスペインに侵略されたので、言語はみんなスペイン語だし、音楽にもスペインの影響が強い。このアルバムには情熱的なギター曲が多い。5,9曲目なんてスペイン風味が濃く嗅ぎ取れるし、6,13曲目のようにほとんどボサノヴァのような曲もある。ここは山脈なのか地中海なのか。
14,15曲目は一定のフレーズを繰り返してトランスに至るワールドミュージックではお決まり?のパターンで、燃える。


投票整理券

まもなく選挙だというのに、一向に投票整理券が郵送されてこない。このままでは権利行使できないので、選挙管理委員会にもう一度整理券を送れと電話したら、会場に行ってくれれば投票できるよ、整理券はいらないよ、身分証明書もいらないよ、と言われた。整理券は、投票日を知らせるものにすぎないんだって。じゃあいったいどうやって管理しているっていうんだ。。写真票が役所にあるわけじゃないのに。投票した人にマル付けてるだけなんかね。電話で聞かれたのも氏名生年月日住所だけ。この3つが揃ってたら成り済ましも簡単にできそうな気がする。


Bill Evans Trio – Potrait In Jazz(1959)


★★★★★
ジャズ100枚の3枚目。
2曲目Autumn Leavesは実家にあったビルエヴァンス廉価版CDにも入っていて、当時(小学生くらい)は全く意味が分からず、ジャズってこんなよくわからんもんなのかね、という記憶だけが残っていたが、今聞くとすごい。3人ともなんて美しい演奏なこと!Autumn Leavesは2曲は言ってるんだけれど、個人的には2回目のモノラル・テイクの方が好き。開始早々ベースがうねって歌い、ドキリとさせられる。6曲目What Is This Thing Called Loveの右側から入る八分ベースがもう最高、7曲目Spring Is Hereも美しすぎる、なんでこんな変幻自在なピアノ弾けるかね。気に入るアルバムは決まってドラムスが優れているんだけど、このアルバムも例外ではない。Paul Motianという人らしい。アルバム中ただの1回もぶれない、完璧なスウィング。一本の太い太い背骨になっていることは間違いない。正確無比ながらほんの時々入るリフで頭に不意打ちを食らわせる寡黙だが熱い仕事人という感じだ。


びくびく

びくびくしている。
何に?
歩き方が昔のように挙動不審がちだった。
そういえば今日の夢では、転職しようとして、他の職場に配属されて嫌な上司のご機嫌をうかがい、夜の休憩に入ったところで、みんな何時まで会社にいるの?と聞いたら、23時!とか、この前は3時までいたよ!と答えられたので、じゃあうちは遠いから無理だ。ここは辞めよう!と思ったところで目が覚めた。