Bill Evans Trio – Potrait In Jazz(1959)


★★★★★
ジャズ100枚の3枚目。
2曲目Autumn Leavesは実家にあったビルエヴァンス廉価版CDにも入っていて、当時(小学生くらい)は全く意味が分からず、ジャズってこんなよくわからんもんなのかね、という記憶だけが残っていたが、今聞くとすごい。3人ともなんて美しい演奏なこと!Autumn Leavesは2曲は言ってるんだけれど、個人的には2回目のモノラル・テイクの方が好き。開始早々ベースがうねって歌い、ドキリとさせられる。6曲目What Is This Thing Called Loveの右側から入る八分ベースがもう最高、7曲目Spring Is Hereも美しすぎる、なんでこんな変幻自在なピアノ弾けるかね。気に入るアルバムは決まってドラムスが優れているんだけど、このアルバムも例外ではない。Paul Motianという人らしい。アルバム中ただの1回もぶれない、完璧なスウィング。一本の太い太い背骨になっていることは間違いない。正確無比ながらほんの時々入るリフで頭に不意打ちを食らわせる寡黙だが熱い仕事人という感じだ。


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