Gustav Mahler, Seiji Ozawa(cond.), Boston Symphony Orchestra – Symphony No.4(CD7)

小澤征爾: マーラー交響曲全集 14枚組
★★★☆☆
第3楽章の突然のクライマックス風の部分が謎、4楽章の歌入りの曲はよく出来ている。全体的に映画の一場面のような曲が多く、退屈でなくなってきた。演奏時間も50数分と普通のサイズ。まだ感動するには遠い。ここからどう化けていくのかマーラーさん。


Googleマップ2

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連携できるようになった。まず一番面食らったのは、自作の路線図の縮尺が全然合っていなかったということ。いくら倍率を揃えても地図と重ならないので、仕方なく、googleマップに合わせて路線を描画するようにした。
さらに面倒だったのは、ローカルの座標とgoogleマップ上の緯度・経度の変換方法がややこしいということ。googleマップには緯度・経度を座標に変換できるAPIが存在するが、得られる座標は、なんと全世界単位の座標だ。これをローカルの地図に合わせて変換する必要がある。次のようにする。

//緯度経度からローカル座標に変換
function fromLatLngToPoint(latLng, map) {
//表示中の地図の世界座標をゲット
var topRight = map.getProjection().fromLatLngToPoint(map.getBounds().getNorthEast());
var bottomLeft = map.getProjection().fromLatLngToPoint(map.getBounds().getSouthWest());
//倍率
var scale = Math.pow(2, map.getZoom());
//与えられたlatLngの世界座標をゲット
var worldPoint = map.getProjection().fromLatLngToPoint(latLng);
//地図の世界座標と画面上の世界座標の差を、倍率でかけて出来上がり
return new google.maps.Point((worldPoint.x - bottomLeft.x) * scale, (worldPoint.y - topRight.y) * scale);
}
//ローカル座標から緯度経度に変換
function fromPointToLatLng(point, map) {
//表示中の地図の世界座標をゲット
var topRight = map.getProjection().fromLatLngToPoint(map.getBounds().getNorthEast());
var bottomLeft = map.getProjection().fromLatLngToPoint(map.getBounds().getSouthWest());
//倍率
var scale = Math.pow(2, map.getZoom());
//地図の左上の座標にローカル座標を倍率を考慮して足し、世界座標を得る
var worldPoint = new google.maps.Point(bottomLeft.x + point.x / scale, topRight.y + point.y / scale);
//緯度経度に変換
var latlng = map.getProjection().fromPointToLatLng(worldPoint);
return latlng;
}

Googleマップと重ねてみると、今の路線図は概略にすぎず山の中を走ったり建物の中を突っ切ったり散々な状態であることが分かった。途中経路を表すhalfwayを作成し、綺麗な路線を作ることが急務となった。


GoogleMap

GoogleMapAPIのキーをゲットして実装中。なんと、今まで作っていた路線図がY方向にかなり潰れていたことが発覚した。
係数を調整し、路線を重ねることには成功したが、連動してマップを移動する処理が難しすぎて難航中。スクロール処理もほぼ作り直しか!?


Gustav Mahler, Seiji Ozawa(cond.), Boston Symphony Orchestra – Symphony No.3(CD5の一部、CD6)

小澤征爾: マーラー交響曲全集 14枚組
★★★☆☆
全100分。長すぎ。馬鹿じゃねーの?緩急の緩の部分が長すぎて、だれる。私にマーラーを聞く心がないということなんだろうか。綺麗な旋律もあまりない。全体的にださい。彼もドイツダサいの系譜に該当するが、ダサカッコよくない。ただダサい。ただし、最終6楽章の序盤〜中間部分の弦楽オンリー→だんだん楽器が増えてきて高揚する部分はよかった。ラストはひっぱりすぎ。


年末年始

六帖webアプリ
ここ1週間で路線を15追加した。東京の地下鉄はすべて網羅したので、次はJRだ。しかしJRは来年3月に上野東京ラインが開業するため、DBを作ってもすぐに改訂しなければならないだろう。
ソフト面にそろそろ手を入れよう。昨日は日曜日なのに仕事の依頼があり殆ど作業できなかったので、次は仕事が薄くなる年末年始に大きな改良をしたい。主に次の3点をできるところまで作業する。
・パッケージファイルに対応、ローカルで動作するようにする
・Googleマップとの連携
・GPSに対応
これと、モバイル端末で動作する変更を加えれば、ひとまずそれなりに目標を達成したこととなる。


一人で死にたい(2)

さむいよう。
価値観も模倣される。例えば、モテ・非モテという価値観がある。人間の本能とダイレクトに直結したこの価値観は至る所で喧伝され、ポップスや雑誌、ファッションなどの消費物の対象となる。作り上げられた価値観、まさに創価。で、この価値観がどっぷりでっぷりと氾濫する中学校高校大学では、彼氏彼女の事情(漫画ではない)が最もヴァリュアボゥな、エキスァイティーングなインフォムェイションとしてやり取りされる。まるで宝くじにでも当たったように、誰それと何がしがくっついた離れた、Bまでいった?などといった情報が一番価値を持っていた。彼氏持ち彼女持ちはカースト最上位であり、羨望の対象であった。インターネット、携帯電話があまねく普及しつつある時代、関係ない他人同士の情報までが光ファイバーより速く伝達されていた。
私はコミュニケーション能力に乏しいことを自覚していたので、これらの価値観とは距離を置いていたつもりだった。しかしそれは誤りだった。心の中ではずっと渇望があった。高校生になって、転機が訪れる。
なお学校制度に付随してもう一つ大きな価値観体系がある。学歴だ。私が育った田舎では、1つの進学校だけが有名大学進学者をほぼ独占しており、そこに入れば地元の名士とみなされるような風土があった。これは今住んでいる都心から80km圏の田舎でもほぼ当てはまるので、東京特別区部及び横浜市のように進学校がひしめく地域以外は、似たようなものだろう。
以上2つの価値観を十二分に取り込んだ私は偏見と差別意識を熟成させた。今では、どちらもアホくさいと思っている。(続く)


一人で死にたい(1)

一人で死にたい。こんなことを毎日考えるようになったのはいつの日からか。
一人で死ぬと言っても、自殺するわけではない。死ぬときに一人でいたい。
私は自閉症スペクトラムに該当する。皆がそうなのかどうか、自閉症スペクトラムだからなのかどうかわからないが、私は模倣しかできない。しかも、模倣が下手だ。
私の感情はすべて模倣で習得されたものだ。喜び、高揚、笑い、怒り、嫉妬、どれも、腹の底から込み上げてくるものではなかった。そう思おうとしてきた。しかし違う。突き詰めていくと、どれも、他人や書物や漫画などを見て獲得して、こういうときにはこうするものだ、と学習して身に着けたものだ。お決まりの動作、いわゆるお約束だ。
例えば、面白い時に笑う。私の笑い方は不自然だった。声が妙に大きい。タイミングも間違っている。これは、「何か面白いと考えられているもの」に出会ったら、「笑う」、というインプットとアウトプットを繰り返して身に着けた様式だ。本当に何がおもしろいのかはわからない。お笑い芸人がボケるタイミング、漫画のどアップ、「笑え!」と提示されたものに反応して笑っていた。心の底から面白いとは思ってないくせに。そうしないと他人と違うから。でも他人の笑い方を真似しても、私の模倣は下手だ。絶対に違ったものになる。不自然なので他人が引く。どれだけ他人と合わせようとしたってできない。(続く)


Slayer – Show No Mercy(1983)


★★★★★
スラッシュメタルの大御所スレイヤー。ロックって存在自体が中二病だよね。いい年こいた兄さんやオジサンがギターをかき鳴らしてシャウトする。でも中二病で何が悪い!精緻な曲、複雑な曲も好きだけど、頭を使わず多幸感とフィーリングだけで作ってるような曲も好きです。名作Reign In Bloodしか聞いたことがないので、順に聞いていきます。
1作目からこの迫力!正直なところ、演奏も音質も悪い。ドラムずれまくり。でも、それを考慮しても勢いが溢れすぎている。高速ドラムに高音シャウト、わけわかめリフのギターはすでに健在、3曲目Die By The Swordのような、しれっと途中から展開がガラッと変わる曲も存在する。この曲が一番いいです。ボーナストラックChemical Warfareは、演奏レベルが相当上がってるのでかなり後の収録なのでしょう。別格。


Amon Tobin – ISAM(2011)


★★★★★((((・ิ(・ิω(・ิω・ิ)ω・ิ)・ิ))))
前作Foley Roomは中途半端な印象を受けたが、このアルバムは、針が右側触れ切ってとんでもないものができてしまっている。決まった形、お決まりのパターンの繰り返しとしてのビートは、完全に姿を消してしまった。前作で取り入れつつあった自然音は、なんと反転させられ、自然音をベースとした電子音として我々の耳に届くのであった。。音圧アゲアゲのド迫力、かつ、不定形な電子の怪物。新世界のサウンドだ。
1曲目Journeymanでまず衝撃を受ける。不穏なカサカサした電子虫の後から電気的オーロラが見えるよ!3曲目ダブステップ風のGoto 10も全く聞いたことのないサウンド。シュールで破壊的だ。5,11曲目は混沌の中に哀愁が見える。9曲目Kitty Catはヴォーカル?曲ながら意味不明の中に優しさが見える名曲、12曲目Dropped From The Skyも遊んでるくせに音圧高すぎの極太サウンドという変な曲だ。
文句なしの最高傑作。自分的には、今年聴いた電子音楽ではぶっちぎりの1位だ。しかしアメリカAmazonでの評価は低い。なんでやねん。


Allan Holdsworth – Road Games(1983)


★★★★★
前作I.O.Uに感じられたうるさいドラムが去り、良い部分だけが残った。20分ちょいだけと小粒だがこの人の音楽性をよく表したアルバムだと思う。やはり禅、瞑想といった感じの静を感じさせるロック。ギターは難解なフレーズをバリバリ弾いているんだけれど、底に流れるスピリットが静かで大きい。変わったコードを多用する一筋縄でいかない面白い曲揃いで、特に3、4曲目がよい。Tokyo Dreamという曲のとおり、都会臭がする。コンクリートと寂寥感、人が多いけれど孤独、心地のいい孤独、偽物のライトで満足する都市住民。懐かしいな東京。