こどもを尊重しているようでしていない

この記事が人気になっていますが、危険です。

こどもを「自分で学ぶ」「自分自身の足で歩く」というワードを使って、レールから降ろすことを薦めるのは、大人のエゴです。

「自分で学ぶ」前提として、学ぶ方法は他人から学ぶのが最も効率が良いのです。著者の借金玉さんは、小中高大とレールを降りていません。「質が悪い」と評している公教育から、著者は「学ぶ方法」すなわち「学問にアクセスする方法」を得るという最大の恩恵を人生に渡って受けています。一人だとアクセスする方法に辿り着けません。インターネットがあるからと言って、検索エンジンに入力する単語をこどもが一人で思いつけると思っているのですか?

「大人になれば世界は広くなる」「居場所探しの難度は大人になるにつれどんどん下がっていきます」というのは嘘です。学校にいるうちは集団生活の特色上、受動的であっても他人と話す機会が多く友達もできやすいはずです。大人になって働くようになれば、活動範囲がより個人的になっていくので、能動的に動かなければ人間関係はまったく構築できません。大人の生活は自由度が高いですが、自由を享受するためには、スキルが必要になります。社会人になるまでに対人スキルがなければ、世界はどんどん狭くなっていきます。自由は残酷であるとはよく言われることです。

「自分自身の足で歩く」というのは耳障りのいい言葉ですが、守るべき存在であるはずのこどもをリスクの高い真っ暗闇へ向かって背中を押してやるのが大人のやるべきことなんでしょうかね?自立しているように見える人って、必ず、恩師や支えてくれた人たちの名前を出しませんか?

学校に執着している人って、学校に恨みがあって、何も学ぶことなんかなかったって言う人が多いんです。でもそういう人って、みんな学校を卒業して、普通に就職してるんですよね。その上でレールから降りるようそそのかすのって、言うことが無責任じゃないですか?「今が一番辛い時期」って、言われた方はうれしいでしょうけど、通級に変えるとか学校変えるとか、他に代替案いっぱいありませんか?

あなたは相談者の人生に責任を持てるのですか?

もし、あなたが「中学校に通うのはリスクを踏まえても限界だ」という選択をするなら、それはとても正しい選択です。もし、親御さんがガタガタぬかすようなら、あなたが「中学校に通わない代わりに自分でやると決めたこと」を説明してあげてください。このブログを見せてやる・・・のはどうかな、僕なんせ借金玉だから・・・。まぁ、とりあえずそれもアリです。使えるもんは全部使いましょう。

ぼくが親で、あの記事を根拠にされたら、ガタガタぬかしますよ。


こどもを尊重しているようでしていない” への1件のフィードバック

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