地面に付いた!

前屈がやっと地面に付くようになった。2か月ちょいかかった。5年ほど前に一度継続して前屈していたときは、1か月程度で地面に付くようになった記憶があるので、やはり年なのか、柔らなくなる速度が遅くなっている。しかし、柔らかくならないわけではない。継続は嘘をつかない。いくつになってもやっても無駄なんてことはないのだろう。
昨日から異様に涼しい。外は23度くらいまでしか上がってない。来週また暑くなるらしいので、体調が悪くならないようにしなくては。


CDレビュー: Verve Jazz Masters 54 : Woody Herman (1996)


★★★★★

ビッグバンドのリーダーにしてクラリネット&サクソフォン奏者のウディ・ハーマン特集。ジャケットではクラリネットを吹いてるけどCD内はサックスが主で、クラリネットはあまり出てこない。ビッグバンドにクラリネットはよく合う。高田馬場に仕事で通っていたとき、よくパチンコの宣伝をしているチンドン屋のクラリネット奏者が非常に上手だったこと、なんかを思い出した。

バンドにみなぎるエネルギーの量が尋常じゃない。どの曲もスピーカーやイヤホンが熱暴走しそうだ。ハーマンさんの音は癖が少なく落ち着いていて、ソロパートは常にぶっ飛ばし気味の演奏の中の一つの清涼剤となっているようだ。実際、バンド内のトランペットやトロンボーンのソロはアクが強く、こいつらをまとめるのは大変なことだろうなと思う。

例にもれずごった煮の曲順だがライブ音源が非常に多い。どの曲もよいが、特におすすめするのは、冒頭のベースがカッコよくラストが一風変わった3曲目Camel Walk、超高速で初めから最後まで心臓なりっぱなしの7曲目Caldonia、モダンジャズと上手に融合したラスト13曲目Dear John C。ビッグバンドジャズの超優良アルバムとして自信を持って薦められる1枚だ。

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CDレビュー: Verve Jazz Masters 53 : Stan Getz – Bossa Nova –

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★★★★★

サックス奏者スタンゲッツ。他の奏者とは明らかに違った音が出ています。ワイルドなブヒブヒ音を立てることは全くしません。静かでハスキー、それでいてスケールの大きな音を出します。音が小さいわけではなく、息を大量に使って音を出しているらしいです。彼の音の出し方はおそらく天才肌に属するでしょう。そしてジャズメンの常、麻薬常習の強化人間です。最強。後年は麻薬はやめてアル中になったそうです。それじゃ一緒じゃん。

このアルバムは彼の大好きな?ボサノヴァだらけのCDとなっていて、最初から最後までダルダルのデレデレです。相変わらず突然ライブ音源が入ったりとごたまぜの構成です。6曲目Samba De Uma Nota So、14曲目Samba Tristeあたりはボサノヴァに他の要素を混ぜたような曲で変わっていておすすめですが、極めつけはラストのThe Girl From Ipanemaでしょう。アルバム中何曲かサックスを吹かずに歌ってることがありますが、この曲はライブということもあってか歌がぶっ飛んでます。声が澄み切ってるというか、普通の意味の澄んでいるのとはまた違った、自我が没入していてそこの世界に強制的に引きずられていくような、要はイッちゃってる、ということなのですが、ちょっと怖いです。

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理論と実践

非常に当たり前のことなんだろうけれど、何かを身に付けるためには理論と実践、どちらが欠けてもいけない。理論がなければいくら実践しても効率が悪く、徒労に終わる。理論があっても実践しなければ絵に描いた餅であり、何も発展しない。また、理論は暗記のみであってはいけない。暗記はある程度までは必要な場合があるが、物事の本質であることはまずない。理論の骨組みに実践の肉付けをするのが理想だ。
末子の囲碁の力が妻の教育理論のおかげて驚異的に伸びたことに感動したので。


CDレビュー: Bach-Mozart-Brahms, Heifetz(vn.) – Double Concertos (RCA Living Stereo Collection CD 53)


★★★★☆

ヴァイオリンの帝王ハイフェッツちゃん(ジャケットに描かれているおじさんです)。このCDはヴァイオリン*2またはヴァイオリン+チェロのダブル協奏曲を3点集めたもの。前半戦ともいえるバッハ、モーツァルトはいわゆるバロック期、古典派の王様で、この2人は様式美が濃ゆく、耳にはさんだだけですぐ作曲者がわかる。たとえばこの絵を見て即、北斗の拳だと分かるのと同じ。

バッハはすぎやまこういちさんのせいで対位法を使ってると常にドラクエの城みたいな音楽に聞こえるし、モーツァルトはいつも通り超きらきら。ダブルコンチェルトということで抑えてはいますがハイフェッツちゃんの音も聞けばすぐ彼だと分かる特徴がある。メロディーを軽いグリッサンド気味に歌い上げることが多い。これを下手なポップス歌手がやると耳に触るけれど、彼のヴァイオリンは唸るし泣く。この2作品についてはオケが悪いのかソロ演奏者が走ってしまうのか分からないが、時々呼吸が合わなくなることがあり、その度にイラッとさせられるのが残念だった。

後半戦のブラームスのヴァイオリン+チェロ協奏曲はドイツ・オーストリア系ダサカッコイイの正当後継者で、この曲も例にもれず真剣にちょっとダサいメロディーを荘厳に奏でる聞きごたえのある曲だった。協奏曲ってのはなんで常に第一楽章が長大になりがちなんでしょう。第三楽章はいきなり民族音楽的な主題で始まりヴァイオリンかわいすぎ、中盤からチャイコフスキーでよく見られる半音ずつ上げていってドキドキ感を高める手法がとられていて心臓がバクバクします。最高です。

ハイフェッツちゃんのベスト盤としてはこのCD>のシベリウスの協奏曲を推したいです。ひたすら泣いてます。

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増量

食事は特に変えてないのに、約2か月間の筋トレの効果で48kg→50.5kgと2.5kg増量した。今までが痩せすぎで現時点でも痩せているんだけれど、食べるものが同じでも体重が増える、というのが解せない。あまりに運動量が低いと、いくら栄養を取っても大腸が吸収の必要なし、と判断して栄養を捨ててしまっていたのか?とすら思う。
胸筋、腹筋は明らかに増えたが形が見える程度で割れて見えるには程遠い。昔講道館に通っていたときほぼ同時に習い始めた、古書店の店主だという、自分と身長が同じくらい(162cm)で、でもムキムキでどうやっても投げられなかった、いや重くてそもそも持ち上がらなかった人が目標だ。目のクリクリしたペコちゃん人形みたいな人だったな。私は1年半で1級の直前くらいまでしか登れなかったが彼はあっという間に初段になり月例の試合でも勝ちまくっていた。
柔軟体操も続けていたらかなり効果が出てきた。前屈は残り5mmで地面に届くし、足を開いて左右に曲げる体操は、はじめは曲げる方の手すら爪先に届かなかったものの、2か月で他方の手が踝の近くまで届くようになった。実に15cmは曲がるようになったろう。努力は嘘をつかない。昔からわかっていたことだけれど、毎日コツコツと継続することだけが前に進む道であると再確認することとなった。


CDレビュー: Richard Strauss, Chicago Symphony Orchestra , Fritz Reiner(Cond) – Don Quixote / Don Juan (RCA Living Stereo Collection CD 52)


★★★★☆
リヒャルト・シュトラウスは現代に生きていれば超凄腕の映画音楽家になれたんじゃないかしら。ドン・キホーテのストーリーは知らなかったけれど、タイトルと音楽だけでどのシーンも目に浮かぶようだった。第2変奏のヒツジの群れ、第3変奏のソロの掛け合い、第7変奏の飛行が主な聞き所か。トランペットが異常に上手い。びっくりするくらい真っ直ぐな音を出す。目を見開かされてしまう。ただ全体的に音がぼやけていたように感じた。オケにメリハリがないのかもしれない。
さらにこのCDのおまけ扱いと思われるドン・ファンが超のつくくらい勇猛で雷鳴とどろくカッコよさで、度胆を抜かれた。このシリーズには当たりのCDが非常に多い。60枚入って1万円しない上に名盤ばかりだ。消えてしまった日記に書いた感想では、2枚目のサン・サーンス交響曲第3番、7枚目のチャイコ&ラフマニノフのピアノ協奏曲、14・25枚目のハイフェッツあたりがすごく良かった記憶がある。


暑さ昨日がピークじゃなかった

暑い暑い。仕事中、携帯が1台壊れたので都市部に出かけたら、ビル陰や空調の冷気のせいか暑さが和らいでいた。田舎は遮るものがなく空気もきれいだから気温の2割増しくらいの体感温度になる。電車から降りた時の熱気が違う。常にエアコンの室外機からの熱風に当てられている感じだ。
上司がサーフィンから帰ってこないので仕事の密度が2倍になって大変。


CDレビュー: Bad Religion – The Gray Race (1996)


★★★★☆?
初めてまともに聞く洋楽パンク。まずは、有名どころから。メロコアの元祖だそうだ。
Bad Religionというグループ名、The Gray Raceというアルバム名から社会派を想像していたが、やはりその通りのようだ。歌詞が難しい上にパンクはスピードが速く当然歌も早いのですぐ耳から抜けていってわからない。これでは醍醐味を半分しか味わえず、フェアではないので歌詞を全部ゆっくり読んでから改めてレビューしてみたい。
以下サウンドだけで判断すると、非常にスタンダードなパンク・ナンバーのほかに、時々ややスローで腹に響くThe Streets Of Amerikaのような曲もある。これと、Them And Us, Parallel, Drunk Sincerityは一発で気に入った。ドラムの16分ロールが非常に気持ちいい。

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暑さピーク?

今日の暑さは異常だ。7時台から太陽が強く、あっという間に室温は35度に。15時ごろ水を買いに出かけたら太陽が暑いというより刺して痛い。さらに湿気も同時に攻めてくる。天気予報を見ると明日から徐々に気温が下がっていって来週には30度まで落ちるらしい。最低気温も下がり、最低気温26度〜28度の熱帯夜ということはなくなる。夏が終わっていく。
この暑い中、エアコンを入れたのち筋トレしたら後半バテて、腹筋が続かない。3セット目に足が全然上がらない。疲れ切った後に、煮干しを食べる。煮干しはたんぱく質含有量60-70%でしかも安いという、優秀な高たんぱく食材だ。欠点は塩分がやや多いことと、袋から出すたびに猫がこちらを向くことか。
ISISをはじめイスラム圏の人の考えていることがちっともわからないのでクルアーンを読んでみようと思う。