虫歯と実存

本とCDのストックがすっかり無くなったのですごくくだらない話を書きます。

私が十数年前に不適応を起こして引きこもりになった時歯を磨くのもおっくうになり1年ほど放置しました。1年の間に脳内では「歯を磨くの面倒」が「虫歯にはならない」という確信に変わっていました。そして虫歯が6本できました。認知の歪みです。歯医者で治療したはいいものの、抜歯を拒むと「どうせだめになるよ」と言われたことを覚えています。

悔しいことに10年経ってその通りになりました。去年から最も虫歯の酷かった箇所の隣の歯が少しずつ欠け始め、とうとう歯の半分が無くなってしまいました。今年に入ってから時々軽い痛みがありました。それでも放っておいたら、シルバーウィークがも中盤に差し掛かった21日月曜日、骨を削るような痛みが襲いました。おそらく欠けた歯の下にあった神経が露出したのでしょう。歯医者で歯を診察する時チクってすることがありますよね。あれが何時間も続きます。

シルバーウィーク中で歯医者は休み、しかも水曜日まで祝日、、この痛みが何日も続くかと思うと絶望的になりました。よくドラマで末期がんの主人公や登場人物が痛みに苦しんで動きを止めるシーンがありますがあれに似た気持ちになりました。本物のがん患者の痛みの方が大きいだろうし虫歯なんかで痛がってちゃいかんなぁと思いつつもやっぱり辛いし、こうなったら典型的な手段を使うことにしました。身体の客体化です。

「痛みを感じているのは歯の神経。私ではない。」と念じます。そうして肉体と精神を切り離すのです。「私じゃないから痛くないもんね」この呪文は1日目は全く効きませんでした。神経はやはり私の一部分であり私自身と切り離すことができませんでした。痛みをいくら無視しようと思っても、強制的にポップアップする恐怖のskypeコール画面(たいてい急ぎの仕事とか大きなミスがあった時に表示されるので本当に恐怖)のように痛みがZ座標ゼロで割り込んできて消せず何事を行うのにも効率が落ちました。

6時間ほどで痛みの波は去りました。しかし2日後の23日水曜日、またも4時間ほど強い痛みに苦しめられました。今度は神経と精神の切り離しにやや熟練して、痛みが「今すぐWindows10にアップグレードを予約しましょう」というウインドウくらいの邪魔さ程度まで緩和しました。おかげで仕事への影響も少なくて済みました。このまま熟達していけば痛みが携帯電話のバイブレーションくらいのレベルまで緩和できるようになりそうです。幸いそれ以来大きな痛みはありませんが、昨日歯医者に電話したところ予約がいっぱいで、私も都合が合わずあと二週間以上経たないと治療ができないこととなりました。あと何回痛みに苦しまなければいけないのかと思うと気が塞ぎますが、「やあ痛みよ今日も来たのか。どんな具合だい?コーヒー飲む?」と呼び掛けられるくらいの余裕をもって、彼らを私から分離することで対抗しようと思っています。

しかし今読んでいる本「ひき裂かれた自己」によるとこの方法は大層危険です。身体と精神の分離は現実感の喪失を通して自己の崩壊へと至るからです。自己から遊離し「それ」となってしまった肉体は価値をなくし、すっかり空虚となってしまった自己は自滅するよりほかなくなります。。要するに死にます。ホンマかよ。おそらく今日読み終わるので、詳しい感想は明日書くことになります。

何が言いたいかと言うと歯は磨かなきゃダメということです。磨かないと死にます。


ハーバード・クラシックス

生ゴミを出したんです。ゴミ置き場に。

そしたら立派な装丁の本が30冊くらいゴミ置き場に置いてありました。ゴミ置き場は二段構えで本は上の段にあったためゴミにまみれず無傷でした。背表紙は全部横文字だったので日本のものではなく海外のものでしかも全集的な何かのようでした。そういえば1階に初老の白人さんが半年くらいまえに越してきたのできっと彼が出したのかと。文学全集と言えば日本でも教養を見せびらかすために買って読まずインテリアと化していることがよくありますよね。部屋が狭くなったのでやむなくゴミに出したのだと判断し、これは勿体ないお宝だと思って私はヒイヒイ言いながら全部自分の部屋まで運びました。

持ち帰った私は今後読む時間があるかどうかもわからないし難しそうだけれどいつか読破してやるんだと気鋭に満ちていましたが本を確認するとカビまるけでモノによっては黒い虫っぽい者も沸いていてとても読めないし他の本に影響が出そうな有様でした。なんだ保存状態が悪かったのが捨てられた原因だったのかと暗澹たる気持ちで本を元のゴミ置き場に戻しました。私には暗い気持ちとバキバキの両腕が残りました。

 

背表紙に書いてあった「HARVARD CLASSICS」で検索をかけると、1909年に出版された全集であることが分かりました。

ハーバード・クラシクス – Wikipedia

内容を確認するとギリシャ喜劇や国富論、千夜一夜物語、ロウソクの科学、オデュッセイア、君主論、コーラン、孔子、シェイクスピアなどなど読みたいものばかりです。以前に読んだ「ソクラテスの弁明・パイドン」も入ってます。ああ釣り逃した魚は大きい。残念だ。。と思っていたらなんと全作品全文公開されていました!!!

Download The Harvard Classics – Harvard Classics 365

神!神過ぎる!GOD!!Dieu!!하느님!!よく考えたらどれも古典で著作権切れてるので無料で当然っちゃ当然なのですがでもデジタルデータになってるなんて感激!

 

本作品をセレクトしたハーバード学長のチャールズ・エリオットは「教養の基礎は、5フィートの本棚に収まる蔵書と、1日15分の読書により得られる」と言ったそうです。15分をどう作るかが勝負になりそうですが一生かけてでも読んでみたいと思います。


モンサントのブログを覗いてみた

「モノカルチャー:神話、現実と未来」

 

Reality — Corn and soybean fields may look the same as you drive by on the interstate or fly over the “I-states” (Indiana, Illinois, Iowa), but they are in fact incredibly genetically diverse. And that diversity is actually increasing.

8.17.15 shutterstock_60364654_v1_PM_FacebookConsider corn. In the mid-1990’s when Monsanto first entered the seed business in that crop, 90 percent of hybrids were produced from male and female plants of largely U.S. origin. The commercial gene pool was relatively narrow, using less than 10 percent of the global corn gene pool. Since then, however, a combination of advances – in molecular breeding techniques, the use of DNA markers, computing and more — have enabled us to incorporate ex-U.S. strains of corn into our own. As a result, the majority of our new corn hybrids today contain genes from “foreign” corn — varieties grown in Mexico, Brazil, Argentina, Asia, and Europe.

We are, in short, using more of corn’s global gene pool – and dramatically expanding the genetic diversity in farmers’ fields.

With biotechnology, we can add even more genetic diversity by incorporating foreign genes from other plants and microbes. A leading U.S. corn hybrid that contains the SmartStax® trait package, for example, introduces eight such genes into the crop.

 

拙訳:

現実:I-States(Iのつくインディアナ、アイオワ、イリノイ州)をドライブしたり飛行機で飛んでいると、トウモロコシ畑や大豆畑はどれも同じように見えるかもしれません。しかし、これらは遺伝的に多様なのです。しかも多様性は増加しつつあります

例えばトウモロコシ。モンサントが種子ビジネスに乗り出した1990年代中盤では、90%のハイブリッド種*1はアメリカ産の植物から生産されていました。しかし、分子学的品種改良技術、DNAマーカー、情報処理技術などの先進テクノロジーなどを組み合わせることによって、アメリカ以外のトウモロコシの特質を合成することができるようになりました。その結果、私たちが新開発したハイブリッド種のトウモロコシは殆どが「外国産」のトウモロコシの遺伝子を含んでいます。その範囲はメキシコ、ブラジル、アルゼンチン、アジア、ヨーロッパに及びます。

手短に言えば、私達は国際的遺伝子プールをたくさん使って、農地の遺伝的多様性を劇的に増加させているのです。

私たちはバイオテクノロジーによって、他の植物や微生物由来の外来遺伝子を取り込み、遺伝的多様性をさらに増加させることもできます。例えばSmartStax®(訳者注:モンサントとダウ・ケミカルが2009年に開発した複数の除草剤耐性を持つGMO)の特質を備えた先進的なアメリカ産トウモロコシのハイブリッド種は、8種類の外来遺伝子を作物に組み込んでいます。

 

(太字は訳者)

 

マジで書いてるんですかこれ。

要約すると

「コーン工場には外国人とアメリカ人のハーフを押し込めているから一様じゃないよ。遺伝的多様性はバツグン」

「最近彼らを魔改造したので遺伝的多様性がもっと増加した!」

遺伝的多様性って言葉を使えばなんでもいいんかいな。

 

なかなかクレイジーな企業です。他にもどんな記事があるのか楽しみです。アニュアルレポートも読んでみます。

 

モンサントのイメージ

54: 風吹けば名無し 2012/07/19 20:57:30 id:bG8xZ4pk
オレたちは悪党…… 市民を喰らう立場…… もう平凡な一市民としては生きられない
そんな悪党がびびってどうする……?メンツを捨ててどうする……?ふんぞり返れ……おまえの傲慢さは弱点でもあるが同時に強力な武器でもあったんだぜ
その人をなめきった態度オレは嫌いじゃなかった…また会おう……!

 http://zawasoku.com/archives/29224595.html

 

 

*1:訳者注:2つの異なる品種を掛け合わせた作物。2代目からは好ましい形質が薄れるから実質上の1代限定の作物。種子を継続的に売れる。モンサントかっこいい!


いまなら学校にナイフを持っていく子の気持ちが分かる

武器が、ほしい。

安心するための武器が欲しい。

どれだけ理不尽な目に合っても、不合理に苛まれても、私はいつでも牙をむける。それが折れている牙だったとしてもいい。持っているだけでいい。私は安定できる。理不尽と不合理を乗り越えた視点を持てる。

 


聖書の神様なサイトが見つかった

西洋思想を勉強するにあたって聖書を読むことは必須です。というのも、ギリシャ哲学以外の紀元後から現代にいたるまでキリスト教の影響を受けていない思想家など存在しません。敢えて無神論を公言する思想家もキリスト教による支配を前提としています。

また、イスラム教を学ぶにあたっても聖書は必須書物です。何故なら、イスラム教は後発の宗教ですが、なんとユダヤ教やキリスト教をと同じ神を信仰する宗教であり、聖書への言及もあるので一通りキリスト教を知ってからでないとクルアーンを読めなさそうだからです。

私は数年前に教会でもらった日英対訳の新約聖書(新共同訳+New King James Version)を英語の勉強も兼ねて通読したことがあります(大部分は忘れました)が、旧約聖書は読んだことがありません。エホバの人に旧約聖書をもらったこともありますが新世界訳はひどい。英語翻訳版からの2段階翻訳なので回りくどくて分かりにくい上に用語がエホバ用に改変されているのでもう読めたもんじゃありません。

なので他の翻訳の旧約聖書を読みたい。最寄りの公共図書館には岩波の関根訳があります。これも読んでみたいですが注釈が細かすぎたり、教文館から関根さん自身による新訳(新約じゃないです)が出ているそうなのでやや消化不良気味です。調べると口語訳聖書なるものがあるらしいです。そしてこれは著作権が切れている。wikisourceなどにもありましたがなんと次のような神サイトが見つかりました!

すばらしすぎる!グレイト!最近岩波から出た文語訳聖書まである!

ここの epub形式 口語訳聖書 のページにある青空文庫風テキストをTxtMiru2で読み込んでやると、

f:id:happyholiday:20150822134953j:plain

メルシーボクー!ダンケシェーン!あなたが神か!

TxtMiru2についてはこちらを参照。

しかし合計2919ページって一体どこの辞書だよ!広辞苑が3047ページらしいのでこれに匹敵する分厚さですね。広辞苑は三段組なので単純評価できるものではないですが。このサイトのおかげで図書館から超分厚い旧約聖書を借りたり本屋から重い重い聖書を持って帰ったりしなくてすむので助かります。

 

文語訳聖書は創世記の1日目をちらっと見て無理と判断しました。

創世記

第1章

1:1元始に神天地を創造たまへり 1:2地は定形なく曠空くして黑暗淵の面にあり神の靈水の面を覆たりき 1:3神光あれと言たまひければ光ありき 1:4神光を善と觀たまへり神光と暗を分ちたまへり 1:5神光を晝と名け暗を夜と名けたまへり夕あり朝ありき是首の日なり

格調高すぎて読めない。

 

でもルビ付きもあった!シエシエ!カムサハムニダ!

創世記

第1章

1:1元始(はじめ)(かみ)天地(てんち)創造(つくり)たまへり 1:2()定形(かたち)なく曠空(むなし)くして黑暗(やみ)(わだ)(おもて)にあり(かみ)(れい)(みづ)(おもて)(おほひ)たりき 1:3(かみ)(ひかり)あれと(いひ)たまひければ(ひかり)ありき 1:4(かみ)(ひかり)(よし)()たまへり(かみ)(ひかり)(やみ)(わか)ちたまへり 1:5(かみ)(ひかり)(ひる)(なづ)(やみ)(よる)(なづ)けたまへり(ゆふ)あり(あさ)ありき(これ)(はじめ)()なり 

曠空(むなし)くして」とか「黑暗(やみ)(わだ)(おもて」とか中二病患者みたい!!でも読んでみたい!!

全文章にルビを振った労力がしのばれます。しかもこのサイトは明示的に著作権を放棄しています。信仰の力は美しい。


岩波ジュニア新書セレクト20冊

http://www.iwanami.co.jp/hensyu/jr/

岩波ジュニア新書は主に高校生をターゲットとした新書です。ですがほとんどの著者が第一線で活躍している人間であるため、その内容は大人の読書に十分耐えうる内容です。むしろ大人向けの売らんかな本より分かりやすく優れていることもあります。公立図書館でよくヤングアダルトの棚に並んでいますが、魅力的な書籍が多かったことを覚えています。少年向けということで、気合を入れて執筆する著者もいるでしょう。特に昔の人は教育熱心で、小学生向けだとしても優秀な本を書く人間がたくさんいました。

私は自分に知識が全くないことを自覚しています。まずはこれと普通の新書を大いに活用して知識の種を蒔いていこうかと思いたち、早速ジュニア新書のラインナップを調べてみました。

読みたい本まるけ!

刊行数はせいぜい数百ですがその中でざっと125冊読みたい本がありました。とても読み切れません。時間の都合上、泣く泣く次の20冊まで厳選しました。

歴史

ジュニア新書では「砂糖の世界史」が一番有名だそうですね。他にも、コルチャック先生については殆ど類書が無く貴重です。

砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)

砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)

 
ギリシア神話 (岩波ジュニア新書 (40))

ギリシア神話 (岩波ジュニア新書 (40))

 
日本神話入門―『古事記』をよむ (岩波ジュニア新書 (453))

日本神話入門―『古事記』をよむ (岩波ジュニア新書 (453))

 
コルチャック先生 (岩波ジュニア新書 (256))

コルチャック先生 (岩波ジュニア新書 (256))

 
人とミルクの1万年 (岩波ジュニア新書)

人とミルクの1万年 (岩波ジュニア新書)

 

思想・宗教

最近カントの解説書が出ました。ありがたい。「ヨーロッパ思想入門」も期待大です。昔シュベーグラー西洋哲学史を読んだことがありましたが難解過ぎてほとんど理解できませんでした。

自分で考える勇気――カント哲学入門 (岩波ジュニア新書)

自分で考える勇気――カント哲学入門 (岩波ジュニア新書)

 
近代国家を構想した思想家たち (岩波ジュニア新書)

近代国家を構想した思想家たち (岩波ジュニア新書)

 
ヨーロッパ思想入門 (岩波ジュニア新書)

ヨーロッパ思想入門 (岩波ジュニア新書)

 
仏教入門 (岩波ジュニア新書)

仏教入門 (岩波ジュニア新書)

 
聖書小事典 (岩波ジュニア新書)

聖書小事典 (岩波ジュニア新書)

 

社会、人文その他

「日本語のレトリック」が人気ですね。「動物で読むアメリカ文学」はユニークであると感じました。

憲法読本 第4版 (岩波ジュニア新書)

憲法読本 第4版 (岩波ジュニア新書)

 
日本語のレトリック―文章表現の技法 (岩波ジュニア新書)

日本語のレトリック―文章表現の技法 (岩波ジュニア新書)

 
漢語の知識 (岩波ジュニア新書 25)

漢語の知識 (岩波ジュニア新書 25)

 
魂をゆさぶる歌に出会う――アメリカ黒人文化のルーツへ (岩波ジュニア新書)

魂をゆさぶる歌に出会う――アメリカ黒人文化のルーツへ (岩波ジュニア新書)

 
動物で読むアメリカ文学案内 (岩波ジュニア新書)

動物で読むアメリカ文学案内 (岩波ジュニア新書)

 

科学

「科学の考え方・学び方」が定番ですが私はマイナーな「重力の達人」が一番気になります。

科学の考え方・学び方 (岩波ジュニア新書)

科学の考え方・学び方 (岩波ジュニア新書)

 
重力の達人―橋、トンネル、くらしと土木技術 (岩波ジュニア新書)

重力の達人―橋、トンネル、くらしと土木技術 (岩波ジュニア新書)

 
酵素のちから―生命を支える (岩波ジュニア新書 (506))

酵素のちから―生命を支える (岩波ジュニア新書 (506))

 
新・天文学入門 カラー版 (岩波ジュニア新書)

新・天文学入門 カラー版 (岩波ジュニア新書)

 
元素の小事典 (岩波ジュニア新書 (316))

元素の小事典 (岩波ジュニア新書 (316))

 

これらは近いうちに読破したいと思っています。これらと並行して種々の本も読み進めていきます。

次は岩波新書にステップアップするつもりですがこちらは刊行2000冊を突破しており膨大に過ぎます。古い順に300冊ほどチェックして既に100冊以上読みたい本があります。やはり無理なのでまた厳選しなくちゃ。。


エレコムのマウスはすぐ壊れる

格安マウスを使い倒しています。マウスには大金をはたく気になれず、1000円を超えるマウスを一度も使ったことがありません。

 

まず秋葉原でUSBメモリが刺せるという思いっきり怪しいマウスを数百円で購入してしばらく使っていました。

USBポートが節約できる!便利!

と思って買ったのですが、USBメモリを指すと本体が熱くなってマウスが使えないという最大の欠点がありました。仕方なく無難にマウスとして使いました。

USBポートにエネルギーを吸われている本製品はマウス本体の作りがちゃちく、1年も経たないうちに左クリックが効かなくなってしまいました。

 

次はこれ。

ELECOM 光学式マウス USB接続 EU RoHS指令準拠 簡易パッケージ ホワイト M-M2URWH/RS

ELECOM 光学式マウス USB接続 EU RoHS指令準拠 簡易パッケージ ホワイト M-M2URWH/RS

 

 

小さくて使いやすい!のですが7か月でクリックがダブルクリックになり、ドラッグするとすぐにドラッグがキャンセルされるようになりました。今では故障時の緊急用です。

 

次にこいつ。

 

ELECOM BlueLEDマウス 有線 3ボタン Mサイズ 1.0mケーブル  ブラック M-BL17UBBK

ELECOM BlueLEDマウス 有線 3ボタン Mサイズ 1.0mケーブル ブラック M-BL17UBBK

 

近くのヤマダで格安だったので飛びつきましたがこいつは半年で左クリックの音が弱くなり時々クリックできなくなる、さらに1か月たつとマウスポインタが消える、windowsに「デバイスが認識できない」と言われるという怪奇現象が起き完全に故障しました。

 

今日、4代目のマウスが届きました。

 

マイクロソフト 有線 マウス L2 Basic Optical Mouse Mac/Win Sesame Black P58-00069

マイクロソフト 有線 マウス L2 Basic Optical Mouse Mac/Win Sesame Black P58-00069

 

 

レビュアーには5年半たったけどまだ使えるという猛者もいます。一体このマウスは何か月まともに使えるのでしょうか。


1000冊読みたい

私は30を超えるまでほとんど読書してきませんでした。

正確にいうと全く読んでいなかったわけではありませんが、30になるまでに読んだ本はせいぜい100冊に満たないと思います(漫画や参考書などを含まない)。一般的にどうなのか分かりませんが年齢に対して相当少ない方だと思います。

私は他人より言語的成長が遅く、国語のテストだけいつも点数が悪かったことを覚えています。記述式の問題となると特にガクッと出来が悪くなり、足を引っ張っていました。他人の会話が早くて聴き取れないし、自分から発信する言葉は支離滅裂で筋が通りません。これは自閉症スペクトラムのせいもあるのでしょうが。

とりわけ、あらゆる作品に対してとか、出来事に対しての感想を持つことができませんでした。これは自分の中に言語的世界が全く存在しないため、その世界に働きかける存在であるはずの作品や出来事が、自分に対して何等の喚起を引き起こさなかったためであると理解しています。暖簾に腕押しです。

20代になったころは引きこもり生活を送ったこともあり頭は以前よりもパーになっていました。今思い出すとゾッとするくらいアホです。しかし20代前半、何とか社会復帰して働いたり他の人間と関わっていく中で少しずつ言語的世界が自分の中にできていくようになりました。自分の頭の中の膿が取れ少しずつクリアーになっていくのが実感できました。

30を過ぎてやっと、本を読むための頭の素地ができたと感じています。たぶん、以前だったら読んだところで理解できず通り過ぎ、何の作用も及ぼさず糧にもならなかったことでしょう。ふつう、読書は10代~20代特に学生時代にインテンシブに行うものであり、私は10年以上のハンディキャップを背負うことになりました。しかし今からでも決して遅くないと思っています。いろんな本を読んでいろんなことを感じたい。疑似体験したい。さまざまな国・立場・生き方をもつ人の無数の考え方を知りたい。自分がいかに物知らずだったか思い知ってみたい。そして自分がどのように変わっていくのか、それとも変わらないことを発見するのか、いずれの結果になるのかわかりませんがそれを観察してみたい。

さしあたり目標を設定することにしました。まず1000冊です。1000冊と言うとホリエモンが刑務所で読んだ数と一緒ですね。彼の本に対するスタンスは「情報のコンパクトな塊」に過ぎないので私は好きではありませんが、彼の本も何か感じるところがあるでしょうから読もうと思っています。それは置いておいて、1000冊読むには1冊2時間として大体2000時間かかります。とても長いように感じますが、司法試験に受かるためには10000時間かかることを思うと大した時間ではありません。私が味方につけるのは時間です。我々サラリーマンはどうあがいたって1日に確保できる時間は1時間程度です。ゆっくり金持ちになりなさい、というバフェットの言葉を信じます。年月をかければよいです。1日1時間読書すれば5年弱で1000冊達成できます。当面の目標とします。速読は嫌いなのでじっくり味わって読みたいです。

ここにすんばらしい読書ブログがあります。私も読者です。彼のような超立派な書評を書くことはできません。しかも彼が評しているのは新刊書ばっかりです。なんでそんなにポンポン見つけて買ってしかも1日1冊くらいのペースで更新できるのか不思議です。

いわゆる名作、古典の類を私はほとんど読んでいません。まずこれらから手を付けます。新本屋に並んでいる目を引くような新刊書はたまには読みますがしょっちゅうは読みません。というか周りに本屋がないので無理です。Amazonでは手に取れないし、外れたら嫌だし。したがってセレクトする書籍は基本的につまんねえものになるでしょう。

読書の時間を増やせばトレードオフで何かを削らなければいけません。株の記事を書く頻度を減らします。週末限定か決算などの大きなイベントのときだけになるでしょう。イナゴ情報は調べていて面白かったけど根本的にはOakキャピタルみたいな糞会社によって嘘IRを出したり相場をめちゃめちゃにしてるだけなのですから非生産的です。それより企業分析が面白くて仕方ありません。のでフィスコレポートは今後も継続して読みます。いろんな企業がいろんなことを考えて面白い商売を考え実行し試行錯誤する様こそが面白いのです。経営者や企業・起業に関する本も読みたいです。ファーストリテイリングの柳井氏とかソフトバンクの孫氏とか。人間的には嫌ですが彼らの思想や行動は面白いに違いありません。日本中読みたい本で溢れています。困った困った人生が足りないよ。


2015年、Windowsで青空文庫を読むならTxtMiru2一択か

青空文庫のリーダーにはPageOneやsmoopyがあります。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~shunbook/omocha/pageone-cat2.jpg

PageOne

http://keep-out.net/screen/textview/smoopy_1.png

青空文庫リーダー(テキストリーダー)「smoopy」:お得WEB

これらはそこそこ読みやすいのですが、文章の選択ができないためコピペで単語を調べられないという欠点があります。

そこで新たなるリーダーを物色していた所、TxtMiruというソフトウェアに行き当たりました。

https://sites.google.com/site/gearsns/_/rsrc/1282887155055/TxtMiru/TxtMiruImage.png?height=382&width=400

TxtMiru2.0 – Gears

テキストが選択できるのが個人的には一番の利点ですが、かなり徹底したカスタマイズが可能であることも魅力です。キーカスタマイズはもちろん、レイアウトを細かく設定でき、フォント・背景画像は自由に選べますし、独自のアンチエイリアス機能もあります。URL指定読み込みであらゆる日本語文章を縦書き表示できます。susieプラグインであらゆる画像の読み込みにも対応しています。しかも現時点、絶賛開発継続中です。すばらしい。

実用例

私は白地に黒文字という体裁が苦手です。デスクトップPC用のディスプレイは画面が極めて美麗になりましたが、青色発光ダイオードの発明によるバックライトのLED化により、光量が多く目にとってきつくなりました。真っ白の画面を長時間眺めるのは辛いです。したがって背景はなるべく青色の含まれない暖色が望まれます。私はデフォルトの背景色をクリーム色にしています。

せっかくカスタマイズ機能が豊富なので、できるだけ利用したいと思いました。まず、文庫本に近いと言われているIPA明朝フォントをダウンロードしてインストールします。

IPAexフォント/IPAフォント

次に目に優しそうな壁紙を探します。暖色系でできるだけ解像度の高いものが良いです。ここにいい感じの古紙の壁紙がありました。

ここの下から2番目の画像をダウンロードしました。

http://www.retro-fan.com/images/paper13/s/9.jpg

このままではちと暗いので、GIMPのトーンカーブ機能を使ってできるだけ自然に明るくします。GIMPはフリーの多機能画像編集ソフトです。1月ほど前に使い始めました。

GIMP – The GNU Image Manipulation Program

f:id:happyholiday:20150725102143j:plain

さらに解像度を1052*744に落とし、C:\Program Files (x86)\TxtMiru2\Image に置いてあるデフォルトの画像と重ね合わせます。レイヤーやら透過度やら面倒なことをする必要はありませんでした。ドラッグ&ドロップするだけです。

f:id:happyholiday:20150725111619j:plain

先ほどダウンロードしたIPA明朝にフォントを変更し、アンチエイリアスを「LCD(液晶用)」に変更します。文字色が真っ黒だと若干読みずらいので、薄めます。赤緑青20くらいにしました。

以上、次のようになりました。

f:id:happyholiday:20150725112028j:plain

そこいらの古本屋に置いてあるカバーのない古い岩波文庫のような質感になりました。更なるカスタマイズを経れば、もっと洗練できると思います。実力を感じさせるソフトウェアです。気長にお付き合いさせていただきます。

 

なお、横文字のテキストを読むならCalibre一択です。書庫機能とテキスト変換機能が超強力で、なんでもepubに変換して管理できます。読みやすい上にテキスト選択も楽勝ですので、外国語学習に最適です。日本語も読めますが縦書きにならないことが欠点です。次に挙げる例の画像は背景が白いですが、もちろん色を変えることもできます。

http://image.gihyo.co.jp/assets/images/lifestyle/serial/01/calibre/0001/thumb/TH400_002.jpg


温度計に空気が入った時の直し方

赤い液体が入っている温度計ありますよね。

私は↑と同じものを持っています。ある日、この温度計を落としてしまいました。すると、空気が入って次のような状態になりました。

http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/021/617/73/N000/000/003/132803991667413224644_ekigire1.jpg

http://nagominokaze.at.webry.info/201202/article_1.html

 

正しい温度なのかどうか全く分からず、温度計の用をなさなくなってしまって困りました。手で温めてみても水につけてみても、空気の部分が同時に動いてどうしようもありません。

調べてみると、温度計の限界ギリギリのお湯につけると治るそうです。先ほどの温度計は50度が限界ですので、ならばと風呂の最高温度の湯につけてみました。

勢いよく温度が上昇し、50度を超えないように注意しようと思っていたら45度を超えたくらいでいつのまにか空気の部分が無くなっていました。

どうやら、急激な温度上昇がポイントのようです。私の仮説では、下から昇ってくる液体の圧力が一気に強まったため、空気に打ち勝って離れた液体に届いたのではないかと思っています。

不思議な体験だったので残しておきます。