★★★★★(๑˃̵ᴗ˂̵)و
ジャズの100枚、ようやく10枚目。MJQの代表作、有名すぎるアルバム。ビブラフォンが特徴的なこのバンドのサウンドはとにかく可愛い!可愛すぎる!ドラム、ベース、ピアノ、みんなお菓子みたいに音に聞こえる。ジャズ界きっての萌え萌えサウンドだ。ぎゅってしたくなるよね。全曲超おすすめ、胸が締め付けられます。10枚目(実はWynton Kellyが11枚目だったので正確には11枚目)にしてダントツ首位のお気に入り。
<ジャズ>
Anthony Braxton – Four Compositions (Quartet 1983) (1983)
Wynton Kelly – Kelly Blue (1959)
Max Roach & Anthony Braxton – Birth And Rebirth (1978)
★★★★★└(‘ω’)┘ニャアアアアアアアアアア!!!!
The Complete Remastered Recordings on Black Saint & Soul Note の、サックス奏者 Anthony Braxton さんのボックスから1枚目。この人は即興でゴリゴリ吹く人らしいので、きっと苦手なタイプだろうなぁ、と思って聴き始めたら、、いきなり1曲目 Birth が自分にとっては今年最大のヒットになった。ドラムとサックス(たまにクラリネット)の2人のみ、というとても変わった編成。リマスターのせいかジャズとしては珍しい爆音ドラムが開始2分くらいから最後まで信じられないような演奏を叩き続ける、そこにサックスが激しい即興を、ていうか2人とも延々と即興でずっと爆発しっぱなしの演奏を続ける。一体何が生まれたというのか!?誕生というより大爆発だろこれ!!とんでもないものを聞いてしまった。YouTubeに演奏があります。2曲目以降も前衛的な演奏が続くが、ベースもピアノもいないのに音が足りないように聞こえない。そしてラスト7曲目Rebirthでもまた大爆発する。頭がどうかしているような、エネルギーだけをぶつけられる演奏だ。
Miles Davis – Cookin'(1957)
PRISM – 1977 Live at Sugino Kodo (2004)
★★★★☆
日本のフュージョンバンド、PRISM。現在もコンスタントに活動している。これはデビューライブを収録した音源だという。2枚組。
序盤の2曲がソフト過ぎて聴くのをやめようと思っていたら、3曲目Fredからギターが本気を出してきて、はっとする。1枚目1-2曲目、2枚目1曲目を除いて、非常に楽曲の質が高い。特に、当時の新曲だという「風神」「Beneath The Sea」の2曲は図抜けているように感じた。フュージョンと言っているが、かなりロック寄りのサウンドに聞こえた。事実、最近のアルバムはプログレ色が強いらしい。演奏については、ドラムがうまい。終始安定しているし、要所要所で歌ってくれる。3連符ロールで歌えるドラムを聞いたのは久しぶりかもしれない。ベースにやや難がある。ギターは速弾きは上手いがスウィングが下手だ。2枚目3曲目の看板曲?「PRISM」は、前衛的で意欲的な作品なのだが、ここらへんから演奏が崩れだす。ギターとベースがかみ合わない。ハイペースな曲が多かったので疲労だろうか。崩れたままラストまで行ってしまう。残念だった。楽曲がよいので、最近のアルバムも1枚聞いてみようと思わせるバンドだった。
Thelonious Monk – Thelonious Himself(1957)
★★★★☆
ジャズの100枚、8枚目。セロニアス・モンクのソロピアノを中心としたアルバム。彼のピアノの音は、硬いです。やや聴くのが苦しくなるくらい。しかし昨日まで聴いていたアルゲリッチの音とは違って、彼の場合は不器用さゆえの硬さである、と感じました。そのため、ラストMonks’ Moodでサックス(ジョン・コルトレーンらしいです)が入ってきたとき、この上なく落ち着いた曲に聞こえたのです。もわもわとサックスが包み込んでくれるために、至上の音になるように聞こえたのです。彼の良さは誰かと演奏したときに一番発揮されるのでは?
Round Midnight(in progress)では素人耳でも少しずつ曲に色が添えられていく様子がよくわかる、とても面白いテイク集です。必聴。