CDレビュー: Yes – Drama (1980)

★★☆☆☆

えー。

うっそー!!!全然ドキドキしないよ!!!!どうしたんだYes!!!

このアルバムはヴォーカルのジョン・アンダーソンとキーボードのリック・ウェイクマンが脱退した後に作られたそうだ。ジョン・アンダーソンはYesの天から降ってくるような音の要であり、リック・ウェイクマンはクラシックの素養があるということなので、彼の魅力的な演奏も失われてしまった。私の大好きなパイプオルガンは彼が弾いたものだったのだろう。この二人が抜けたらあとはギター野郎しか残ってないんだから、そりゃーだめだ。ピューと吹くジャガーさん風に言えば「カラッカラのペランペランだ!」

 

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CDレビュー: Yes – Tormato(1978)

★★★☆☆

い、いまいちだべ。。どうしたYes!まったくググっとこないぞ!

Don’t Kill The Whale, Onwardはそれなりに聞けるレベルだが、あとはプログレ的とかプログレ的じゃないとか以前に軽い!軽すぎる!決してクォリティが低いわけではないのだが、ポップな曲なら他にいくらでも聞けるアーティストがいるぞ!リマスター版のボーナストラックもへちょいぞ!

 

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CDレビュー: Yes – Going For One(1977)

★★★★★=͟͟͞͞⊂( ’ω’ )=͟͟͞͞⊃
前作で天に昇ってしまった後、今作では前衛的な度合いがガクッと減り、地上に降りてきたという感じ。今作は曲構成が神がかっている。1曲目タイトルチューンGoing For Oneがいきなりスマッシュヒット。さらに3曲目ParallelsはYesで私が一番好きな曲かもしれない。和音構成のせいなのかヴォーカルのせいなのかパイプオルガンのせいなのか、ぱっと聴いた感じ普通の曲なのになぜか涙が出てきてしまう。そして目玉となる重厚の5曲目Awakenでまた昇天してしまう。悪い曲一切なしの傑作。

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CDレビュー: Yes – Relayer(1974)


★★★★★
前作で伝統的なプログレから突き抜けようとして、今作で第二宇宙速度を突破し、空の彼方に行ってしまった。
1曲目The Gates Of Deliriumがとにかく爆裂している。今作は精密に作ったというよりは楽器同士が競い合ってジェットコースターのように移り変わる展開の速さが特徴的で、中盤に長い長いインプロゾーンがあり、それをブッ飛ばした後に流れる “soon” の美しいこと。ここによるとモチーフは戦争だそうだ。
2曲目Sound Chaserも3曲目To Be Overもとにかく変わる、変わる。Sound Chaserのチャッチャッチャー地帯の爽快感が比類ない。すごい。
この絶望感も退廃感もない希望にあふれたサウンドはYesしか出せない。

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CDレビュー: Yes – Tales From Topographic Oceans(1973)


★★★★★
彼らのやりたいことをやれるだけやったアルバムだと思う。2枚組全6曲(うち2曲はメイキング的な制作途中版)で、どれも20分程度というある意味アホみたいなアルバム。内容もロックを超越して現代音楽の域に突入している。スローテンポが基調でノリの良い曲はすべて排除されており、徹底して空間的な広がりのみに賭けたアルバムと言える。2曲目のラスト、4曲目の途中の爆音地帯は特に必聴。やや冗長の感はあるがよくこれだけのものを作れたな。理解が難しいため長時間にもかかわらず数回聞くことを要求されるだろう。私は時間が無いので1回しか聞けません。。

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CDレビュー: Yes – Close To The Edge(1972)

★★★★★wヘ(゚∀゚)√レ( ゚∀)wヘ(  ゚)√レ(  )wヘ(  )√レ(゚  )wヘ(∀゚ )√レ(゚∀゚)√レv〜 !!!!
このアルバムを聞くのは実は2回目。改めて、このアルバムの偉大さが染み入る。今までに聞いた全プログレアルバムの中で最強のアルバムだろう。奇を衒うわけでもない、概念の再構築をするわけでもない、擦れてない明るく前向きな王道プログレッシブロックを極限まで磨き上げた珠玉の1枚だ。ジョン・アンダーソンの明るくかつ悲哀を感じさせるヴォーカルには恐れ入る。
ボーナストラックを省いた収録曲はなんと3曲、1曲目表題Close To The Edgeは19分。しかし1秒たりとも無駄のない抜群の構成で、特に後半のオルガン地帯は2回目にもかかわらずまた感動してしまった!!2曲目And You And Iも10分超の大作。序盤のギターの切なさが光り、そのあとのスローテンポのメロトロンは反則!3曲目Siberian Khartuも素晴らしい。中盤の単語連呼ゾーンのドラムロールがどのアルバムでも聞いたことのないお腹に響いてくる歌を聞かせてくれる。1曲1分1秒全く隙の無い完璧なアルバムでした!
ボーナストラックは蛇足なのでカットした方が作品としては完璧だった。And You And I(Alternate Version)のインプロ部分だけ本編に取り入れてほしかったなぁ。

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CDレビュー: Yes – Fragile(1971)


★★★★★٩( ‘ω’ )و
4枚目、一皮剥けた作品。明らかに前作と比べてスケールが大きくなっている。1曲目Roundaboutはジョジョアニメでも使われた有名な曲、明るいロックの中にドキドキ要素をできるだけ詰め込んだ名作。4曲目South Side Of The Skyは、AメロのF#EF#E→G#と移動するこのG#がすっごく好き。中盤からのラーラーゾーンも最高だ。8曲目Mood For A Dayはギターの人のソロで、あなたスパニッシュギター弾きとしても食っていけれるんじゃないか?というくらい上手い。9曲目Heart Of Sunriseはクリムゾン1stアルバムを1曲に凝縮してかつ彼らのオリジナル要素を注入したような大作。ラスト、Americaもとてもいい気分になれる。S&Gのカバー+大幅アレンジだ。全編にわたってドラムが超カッコ良い!歌いまくりの叩きまくり。

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CDレビュー: Yes – The Yes Album (1971)


★★★★★
進化している!まず2曲目The Clapのギターが冴える。3曲目Starship Trooperは大好きな後半漸進盛り上がり型の曲で、4曲目I’ve Seen All Good Peopleは美しい。実に気持ちいいヴォーカルだ。後半のシャッフルなパートもよいです。6曲目Perpetual Changeのような目まぐるしい展開の曲もいいですね。まだ楽曲の完成度が途上という感じがするので、これからどんな音に化けていくのかとても楽しみです。

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CDレビュー: Yes – Time And A Word(1970)


★★★☆☆
2枚目。正直いまいちだった。オーケストラを導入したり、大好きなオルガンを多用したり、サウンドコラージュ的な物を導入したり、色々工夫を凝らし始めた過渡期のサウンドと思われるが、あまりよくない意味で荒い。Everyday は前アルバムのボーナストラックのバージョンの方が好き。The Prophet、Astral Travellerはそこそこの小ヒットだが、Astral Travellerのヴォーカルのエフェクトはいただけない。タイトルチューンTime And A Word が一本調子なのと所々コードがおかしくてがっかりしたのが一番のマイナス要因。ドラムが前作ほど歌えておらず全然耳に残らない。次作に期待。

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CDレビュー: Yes – Yes(1969)


★★★★★
プログレバンド、イエスの1stアルバム。イエスのアルバムは今まで5枚目のClose To The Edgeしか聞いたことがない。しかしこのファーストアルバム、方向性が見えにくいとはいえ、しょっぱなからレベルの高い作品を完成させている。何がすごいってドラムスです。ドラムなのに歌っている。右に左に揺れ動くドラムス。ジャズでもなかなかないです。ただの16分連打が迫ってくる様子を想像できますか?ヴォーカルも非常に抒情的で澄んだ声ですよね。2曲目I see you、5曲目Halord Land、ラストSurvival、この3つが◎。ちなみにセールスは鳴かず飛ばずだったそうな。

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