★★★★★
アイルランド音楽。これはいいよ!これこそ牧歌的、と言えるサウンドが多いものの、ポップなものも、ダンス的なものも、地元賛歌のカントリー曲も、あらゆる要素が詰まっている。ダンス的なものはやはり繰り返しが多く、楽器も、ギターとフィドルがベースだけれどインド風打楽器もあるしバンドネオンもあるしケーナ?のような笛もあるしもう何でもありだ。一番燃えたのが4曲目のOn Horseback。ギターとベースで現代的な要素を混ぜつつノリノリ超人フィドル+右側の萌え打楽器というどストライクな編成に、新幹線もビックリな新快速超快速な楽曲。こんな爽快な曲があるなんて!youtubeに楽曲があった。'On Horseback' ~ Eileen Ivers – YouTube
14曲目のHand Me Down The Tackleも単純ながら高揚する。足音も掛け声もイカしてる。
作者別: rokujo
Michel Petrucciani – Solo Live(1998)
★★☆☆☆
古めのジャズと並行して最近のジャズも聞いておこう、ということで、ボックスセット “Dreyfus Jazz 20 Years” 20枚組を順に聞いていきます。
1枚目。非常に独特なタッチで有名らしい、ミシェル・ペトルチアーニのソロピアノCD。打音が非常に強く、それだけではなく、1音1音が異常に長い。ピアノロールでいうとすべての音のタイムラインが全部重なっている感じ。したがって、全く飛べない。言わば、地を這うジャズ。地底ジャズ。私には、合いませんでした。これも強烈な個性の一つなんだろうけど、この長ーい地面を掘り進む音は、疲れます。ごめんなさい。もっと老人になってから聞きます。とどめは10曲目caravan。海底火山でも掘り当ててしまったかのような絶望しかない音色。でも、アンコール前の”I remember one more!(もう1曲あるんだった!)”という一言が、すごーくかわいい。
秋も深まり
富士山の雪が積もったり溶けたりの繰り返し。朝は寒くなるし、寝室も寒く布団を被ってしまいがちなので起きづらい。
起きられないせいもあって、とにかく毎日時間がない。足りない。
Bill Evans – Waltz for Debby(1961)
★★★★☆
ジャズの100枚。 – 「ジャズの100枚。」シリーズ全100タイトルセット – UNIVERSAL MUSIC JAPAN
のシリーズが安いので、1枚ずつ聞いていくことにした。まず1枚目。定番中の定番らしい。透明なピアノ、もやの向こう側にいて見えづらいドラムス、うなりの強いベース、特にベースの演奏は今まで聞いたことのないくらい歌っている。エヴァンスさんの演奏はキレイすぎてなぜかいつも落ち込む。ライブの収録みたいなんだけれど、編集の都合か売り手の都合か、拍手がすぐにフェードアウトするのは良い印象を受けない。余計なものを一切省いたスタンダード中のスタンダード、といった演奏は素晴らしいんだけど、自分の精神が、まだこの曲が体に浸透するに至るまで発展していないようで、いい演奏なのはわかるけれど、いま一つ足りなく感じてしまう。通り過ぎてしまう。BGMになってしまう。力技や技巧、目まぐるしい展開や独創性、そういったものに飽きて、いずれこのCDに戻ってくると気が来るのかもしれない。時々、自分に語り掛ける目的で聞いてみるといいのかな。
Beethoven, Friedrich Gulda(pf): Piano Sonata No.18-22(CD9)
Amazon.co.jp: Ludwig van Beethoven, Horst Stein, Wiener Philharmoniker, Friedrich Gulda : Beethoven: Piano Sonata No. 1-32, Piano Concertos No. 1-5 – 音楽
★★★★☆
小品揃いの1枚。18番の4楽章が三連符ダサ爆発曲となっており、かなり暑い。19番、20番は突然地味になるが、それもそのはず、この2曲だけは出版される9年前に作られたものらしい。
このCDの胆は21番「ヴァルトシュタイン」。グルダさんの演奏はとにかく速い!速い!まるでジェットコースターだ。笑っちゃうくらいだ。この映画のテーマ曲だったのでよく覚えているが、こんなに速くなかった。この速度のせいで、手数で分散しがちな楽曲が一つの大きな塊になっているようだ。曲の大局を支配する大波小波はよく表現されており、このシリーズの名演奏の一つに数えてよいと思う。第2楽章は第3楽章のおまけで、3楽章目もシンプルながら心に響く主題、そして後ろで鳴ってるジェットコースターその2が印象的。
22番は地味。
root化
F-11Dというスマホを持っている。Android端末がどういうものか触ってみたい、という目的で、新宿の中古PC屋で5000円で購入した。金のかかるSIMカードは刺さないで、オフラインのみの利用だ。オフラインでも、エクスプローラー的なアプリさえインストール済みなら、APK Downloaderを使用してアプリをいくらでも入れられる。現在は電車内で映画を見るための端末と化している。今日判明したところによると、オフラインでもGPS機能は使用できるらしい。せっかくTrainNavi2をオフラインでも使用できるように変更中なんだから、GPSと連動させる機能を作ってみてもいいかもしれない。動作確認が実機でできるというのはありがたい。
さて、必要があって、root化(システムフォルダへのアクセス権を得ること)を試してみたところ、2時間ほどでできた。
参考リンク:
むう゛の: USB Driverのインストールとadb接続 F-11D編
むう゛の: Android 4.0.3(ICS)のroot化・・・F-11D(V26R42B)の場合
root化の過程でAndroidアプリの開発環境を得ることができた。夢がひろがりんぐだが、Javaの習得が必要なので、また長い道のりになりそうだ。
しかしexploitのコードを書ける人ってすごいよな。メモリ上のアドレス直書きしてるし。憧れちゃう。いつかハードウェアハックできるような腕前になってみたい。
Beethoven, Friedrich Gulda(pf): Piano Sonata No.15-17(CD8)
Amazon.co.jp: Ludwig van Beethoven, Horst Stein, Wiener Philharmoniker, Friedrich Gulda : Beethoven: Piano Sonata No. 1-32, Piano Concertos No. 1-5 – 音楽
★★★★★
何故か「田園」の副題がついた15番。言うほど牧歌的ではないです。むしろ宮廷的。1楽章目にあまり肩の力が入っておらず安らかに聞けます。2楽章目が演歌炸裂、クサメロが出てきてそのままメタルにでもできそうでたまりません。3-4楽章とまるで交響曲のような構成。3楽章はwikipediaに農民的な響きって書いてあるけど農民的ってなんだ?上流階級の踊りっぽいけどなぁ。
16番の第1楽章は非常に変わっていて、右手と左手がほんの少し(16分?)ずれてます。ずれ部分の直後の同一主題を小さく弾くところがかわいい。激しい部分と可愛い部分を交互に挟む名曲。さらに第3楽章がダサい主題なのに非常に熱いダサアツの一曲、走って走って最後に意外な結末になる、という優れた曲でした。
17番は「テンペスト」として有名らしいです。1楽章目はやはりダサアツ、さらにラストが静かという点で16-3と共通しています。ただし今回のダサには泣き成分がかなり強めに含まれていて、しかも激しい。3楽章目は非常に有名ですがこの6/8の泣きメロの嵐は素晴らしいですね。グルダさんのやや誇張気味で腕力あふれたダイナミック演奏が実に良い効果を生んでいて、心が終始かき回されてどうにかなってしまいそうです。文句なしのMVP。
今後の予定
kickzone/TrainNavi2 · GitHub
結局、起動時の読み込み処理までしか完成できなかった。来週こそは、線路を描画したい。線路が描画できたら、次は列車の動的読み込みと表示だ。そこまでやれば、前回のTrainNaviとほぼ同機能になる。しかしながら、追加したい機能は大量に存在する。いつまでかかることやら。
当面の残り作業(優先順)
- 駅、線路の描画
- 列車の読み込み
- 列車の表示、アニメーション、発車停車時の速度変更 列車の加減速 – diary 六帖
- パッケージファイルの読み込み
- 拡大縮小
追加したい機能(優先順)
- スクロールできるようにする。
- スクロールに合わせた画面表示をする。画面にないオブジェクトを削除して動作を軽くする。スクロールして画面内に入ってきたところではじめて表示する。
- 通過点のエディット機能、ベジェ曲線で完璧な線路を引くためのGUI作成。ベジェ曲線 – diary 六帖
- GoogleMapと連携する。地図上を列車が走る。
- スキン機能。あらゆる路線図を作れるようにする。
- ターゲットとなる列車を決めて、強調表示する。今どのあたりを走っているかが分かる。
- 駅をクリックしたら情報を表示する。あと何分で電車が来るとか、目的地を決めたらそこまでかかる時間とか。
- 列車をクリックしたら情報を表示する。現在速度とか表定速度とか、次はどこに止まるかとか。
- 運賃を表示できるようにする。FareMap(自作)の機能を全部移植する。
- 時刻表を自動生成する。
- この際、NAVITIMEみたいな最短経路・最安経路生成機能も付けてしまう。
二次ベジェ曲線
ベジェ曲線 – からすの日記
げっ、さっきの↑のサンプル、3次ベジェ曲線じゃん!そんなに複雑じゃなくていいので、2次ベジェ曲線を繋いだ図形で十分だ。3次にするとテーブルのカラムも2倍になるし!
なので、2次ベジェ曲線の近似式は、自分で作らなきゃいけないことになった。。まあさっきのサンプルを参考にすればいいのかな。
ベジェ曲線
路線図を滑らかに描くには、ベジェ曲線を使う必要がある。Illustratorなどで使われてる、こういうやつ。
参考リンク:中学生でもわかるベジェ曲線 – Rui's Blog
しかしながら、canvasやCreateJSには、ベジェ曲線を描くメソッドはあるが、ベジェ曲線の関数をゲットできるわけではない。
路線図上に列車を走らせるには、ベジェ曲線から一定間隔離れた点を連続してゲットする必要がある。曲線と直交する単位ベクトルを求めて一定倍して、その軌跡を作らないと列車が走れない。そのためには、曲線の傾きが分からないと垂線が引けない。せめて近似式でもいいから関数を作れないか、と思って探していたら、あった。
ベジェ曲線 – からすの日記
なぜこの式になるのかは改めて勉強する必要があるが、これなら曲線を、直線が連続したものとして近似できる。しかもn分割できる。通過点の配列を作るので、隣り合う2点をもってこれば変換は楽勝だ。列車の軌跡が簡単な計算で作れそうだ。助かった。
さて、ベジェ曲線のためのテーブルも必要になる。次のように定義しよう。
- tnhalfway
- linename 所属する路線名
- kilo 営業キロ(必ず駅と駅の間の値にする)
- latitude 緯度
- longitude 経度
- sp1lat ベジェ曲線の制御点1 経度
- sp1lon ベジェ曲線の制御点1 緯度
- sp2lat ベジェ曲線の制御点2 経度
- sp2lon ベジェ曲線の制御点2 緯度
kiloの値は、位置関係を表すだけの便宜的なものでよさそうだ。直線の距離を足せば合計の直線の長さが計算できるから、駅と駅の間の何%の所の点なのか簡単に計算できる。読み込み後、計算しなおせばよい。
少し前に、いま絶対座標を緯度と経度の小数点以下4桁まで、で持っているけど、精度が良くないんじゃないか。。と思って、経度0.0001度の距離を計算してみたら、約10mだった(計算式は忘れた)。路線図として表示するには、まあまあ許容範囲か、と思われる。wikipediaに載ってる緯度経度情報はおおむね、小数点以下6桁まで表示されている。誤差0.1mまで計算できるなら完璧だ。入力しなおすのはちょっとうんざりだけど、仕方ない。やってみよう。
明日はせめて直線だけでも線路が描けたらいいな!