★★★★☆
最新技術に疎いので雑誌の助けも借ります。Web上にもたくさんドキュメントはあるんだけれど、探すのは意外とむつかしい。ニュース系のサイトだと、広告の都合上何回もページをめくらなきゃいけなくてレスポンスも悪い。電子書籍という手もあるけど、タブレットは文字小さいしそもそも本体が高くて買えないし、図書館にない。紙媒体は私にとってまだまだ現役です。
雑誌の良いところは、分かりやすく解説してくれる記事が多いこと、トピックが雑多で一つの記事についていけなくても他の記事で読めるものが必ずあるところです。初心者向けの記事も必ずあります。
メインとなっているHTTP/2とは、現行のHTTP/1.1だと同時に6アクセスまでしかできない(本当は規格上シリアルに1アクセスまでしかできない!)ので速度に限界があり、今まで涙ぐましい工夫により延命が計られてきましたが、加速度的に必要アクセス数が増えていく現代のweb環境では現状に合わなくなってきたため開発された新プロトコルです。
主な特徴はTCPコネクションを使いまわすことで1接続で複数のデータを送れるようになっていること、いくらでも並列接続できるようになること、ヘッダを圧縮して容量を減らせる、サーバー側から先読み用のデータをリクエストを待たずに自動送信して速度を上げる、などなどです。
イメージ図
すでにgoogleやtwitter, facebookなどではHTTP/2が実装されており、対応ブラウザ(FireFox, Chrome, IE11※Windows10のみ)を使うとその恩恵を受けることができます。通信プロトコルのレベルの実装ですから見た目は何もわかりませんが、速度は確実に上がります。
分かりやすい記事でしたがUNIXの動作に入ると突然チンプンカンプンになります。ubuntu入れたことだし、実際に手を動かしてみないと歯が立ちません。時間がないなぁ。。
ファイアウォールの記事もおもしろかったです。いかにうちの会社のセキュリティ構成が甘いかもわかりました。
ワイルドウエストにしちゃあかわいいよね
ところで背表紙のGMOインターネットのクラウドサービス、ConoHaサーバーのこの広告はどーかと思いました
名前もあれですけどやっぱりネットワークエンジニアさんはこの手のキャラ好きなんかなぁ。中高生向けならともかく、二次元なんぞ20代前半で卒業するもんちゃうの。。?
この雑誌の収穫は
・UNIX知らないと話にならん!
・「そこにシビれる!メメタァ」とジョジョを記事に入れられると読んでいてうっとおしい(P129あたり)。ギークはほどほどに
・ Wiresharkってソフトでパケットをリアルタイム解析できるらしいのでこれを使ってメッセージに慣れてみよう
でした。
Wiresharkはすごいですよ。放っているだけでどんどんメッセージをキャプチャしてあっという間に画面がスクロールしてしまいます。
参考書籍
書籍広告に面白そうな本がありました。
- 作者: 比戸将平,馬場雪乃,里洋平,戸嶋龍哉,得居誠也,福島真太朗,加藤公一,関喜史,阿部厳,熊崎宏樹
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2015/09/10
- メディア: Kindle版
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ネットワーク関連では去年話題になったらしい本が図書館から届いたので、近いうちにこれを読みます。
- 作者: シスコシステムズ合同会社テクニカルアシスタンスセンター
- 出版社/メーカー: シーアンドアール研究所
- 発売日: 2015/09/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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