CDレビュー: The Rough Guide to Tango (1999)

★★★★★\( *ω*)┓

2連続で個人的にヒットしました。

タンゴとは主にアルゼンチンやウルグアイで演奏されるダンス曲です。必ずバンドネオンの演奏があり、ほぼ例外なく泣き系のマイナー調です。

以前から家に↓のアルバムがあり、ピアソラのことは知っていました。

ピアソラの曲は好きでしたが、この Rough Guide に収録されている Tres Minutos con la Realidad は段違いです!悶絶するほど素晴らしいです!

バージョンが違いますがyoutubeでも聞けます。泣きと激情と不安定と和音のレインボーが全部混じった超名曲です。

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フラメンコと同じく、伝統的タンゴは踊るだけではありません。歌も重要な要素です。これがまた情緒出し過ぎのベトベトでとても良いのです。聴きながらずっと何かに似てるな、、と思っていましたがこれはまさに演歌ですね!マイナーで演奏される情念たっぷりの歌と言えば!心のドロドロを表すための音楽形式が大陸を超えて共通しているというのは面白いことですね!

演歌と言うよりはちょっと古い昭和の歌謡曲やムード歌謡に近いかもしれません。昭和歌謡によくみられるマイナー→サビでメジャーに変えて気持ちが明るくなるパターンの曲もありました。私は昭和生まれですので昭和的展開が体に沁みついているようです。以前知り合いに薦めてもらった日本ロックで昭和的展開に悶絶しそうになった経験もあります。

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日本の曲も聴かないといけないことが分かりました。今後ローテーションに加えようと思います。


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