個別指導塾の面接に行ったら即採用そして即授業となりました。
予想はしていましたが、お勉強熱心ではない土地柄で中学受験する子はほぼおらず、かつ弱小で生徒数が周りの大手塾に吸収されまくっている背水の陣な塾でした。高校生は1人だけ。小学生の数が多く、全員補習です。
でも採用試験はなぜか算数が開成、灘、神戸女学院、英語は早稲田、慶応の問題でした。苦しすぎる。特に算数は小6であれ解けるって人間じゃない。図形問題は全滅しました。
教室長はなんと今日新任で来られた方で、私がプログラマーと聞いて喜んでいました。どうも将来的にはシステム開発にも関わることになりそうです。PCはWin7の旧型で書類は全部紙と、生徒管理システムすら存在せず非効率で困っていたそうです。かなりイノベーション精神のある人でしかも私の期待する、比較的アバウトな方でした。
実は私にも「開発できるんじゃね?」という下心があってわざと小さなところを選んだので、狙い通りになって驚きました。今の本業の職場は1998年時点の死んだ技術を無理やり動かしている現場なので頭がガラパゴス状態なのです。ブラッシュアップと趣味と社内改革と全部一緒にできたらすばらしいことです。
クラウドで仮想サーバー借りてそこで全校(3つ)の共通システムを作ることになるでしょうけど、Linuxの操作方法すらロクに分からない状態なので猛勉強しないとなりません。幸い1か月前に仮想環境を作ったのでこれをフル活用します。
ただビルのオーナーが塾の会長のようなものも兼ねており、彼の許可を得ないといけないらしいので本当に関われるのかまだ不確定です。教室長はシステム改革推進派でオーナーは消極的でした。今後政治的駆け引きやら対立がみられることになる予感がします。
初回の授業は新小5の英語(めずらしい)と新小6の算数。新小5の男の子は発達障害気味で、話しかけても反応が薄いように「見える(本当は水面下で色々起こっている)」子でしたのですごく気になります。新小6の算数は割合の話でしたが上手に説明するやり方が全然見つからず苦労しました。消費税を例にとってお茶を濁しましたがハッキリいって生徒に苦しい思いをさせたと思います。思えば昔東京個別指導学院でバイトしてた頃はそこそこ出来る高校生ばっかり見ていたので、超イージーモードだったんですね。
できる子はみんな他の塾に取られているので、これからは苦しいトライアンドエラーを続けることになるでしょう。いかに分かりやすく教えるか、どうやったら彼らが勉強好きになってもらえるか、、しかも相手はほとんど小学生です。どうしたらいいか分かりません。
こうなったら元妻が愛用していた遠山啓先生の本を買うしかない!
1冊1000円もする!元家族にくれとは言えないしなぁ。買うしかない
遠山先生の本は以前紹介しています 。超いい本でした
自分のこどもを置いて家を出て他人のこどもの教育に熱心になることになるとは皮肉な話です。少しでも補償になればいいと思っています。帰り道泣けてきたので今後も頑張ります。