ポートフォリオ

 

トレダビで動かしているポートフォリオがようやく年初来プラスになりました。現実の方でも、残りわずかな金を投入して安めの指値を出していたら、今日1銘柄買えてしまいました。

私は資金が超貧弱なので、現時点では数万円出して1単元買うことしかできません。なのでポートフォリオを作ったらものすごい偏った形になりました。危険な形ですが分散投資できるカネがないのでしょうがないのです。

生まれて初めて現実で買った銘柄はFPGです。FPGは去年に人気が出て高騰した銘柄です。私が投資に興味を持ったのはこの頃です。面白いビジネスモデルなので、このブログでも何度か取り上げたことがあります。簡単に言うと、FPGは航空機などを買って貸し出しリース料を得るのですが、航空機の原資を銀行だけではなく投資家からも集めるというのが特徴です。リース料収益は投資家に分配し、代わりにFPGは手数料で儲けます。相手が金持ちですから手数料はかなり高額でぼろ儲け、利益率と成長率はとてつもなく高いです。

FPGは上の記事以来、もう9か月もウォッチし続けていました。上の記事の直後、日経新聞の飛ばし記事のせいで一時期とんでもなく暴落しました。その後も低迷を続け、今年に入って中国発株価ショックでさらに下がったところを狙って買ってみたら案の定反発し、追い打ちで上方修正が発表され、さらに運よくマイナス金利の報道があったため昨日はストップ高近くまで上昇し、10日程度で買い値から30%以上上昇しました。ビギナーズラックとはまさにこのことです。

 

2銘柄目はパッケージソフト制作会社のシステムディです。以前にシロウト分析しました。

作っているソフトが大学・小中学校向けの校務ソフトや、調剤・会計といった手堅く、カスタマイズとそれに伴う長期サポートが必要な分野なので、ストック要素が非常に強いです。こういうメーカーは好きです。スマホゲーメーカーのように一獲千金!みたいにアグレッシブではないので爆発的な上昇はありませんが、大きなリスクもありません。

、、と考えていましたが甘く、上の分析後の2015年10月になんと営業利益-40%という超絶下方修正を出してしまい、低迷しました。しかしその原因が、「競合する総務省の『標準ソフトウェア』の出荷遅延」のせいで巻き添えを食らい、公会計ソフトの売上のほとんどが来期持越しになったということでした。

https://www.systemd.co.jp/common/uploads/2015/10/20151016s.pdf

ということは普通に考えて来期は売上がぐっと伸びるはずですが、株価に全然織り込まれていません。来期予想はそこそこ良い数値になっているため、去年の8月の記事を書いた時点では予想PER12.32倍ですが、2016年2月現在で6.97倍まで落ちています。1月はもっと下がっていました。システム開発会社の利益率は平均4%ちょいらしいですが、ここは利益率も10%近くと高い方ですし、着々と成長もしているのになぜこんなに安いのかわかりません。単に無名だからでしょうけれど。もはや市場の危機以外に下がる要素がほとんどないというのは、気楽です。

両方とも短期用ではなく長期用なので、このまま暴騰しない限りは年単位で貯金と思って持ち続けるつもりです。というか仕事があるのに短期トレードなんかしたら死にます。長期的な期待リターン値は手数料のせいでむしろ低くなりますし。

 

1年間バーチャルとはいえポートフォリオを見続けてきましたので、含み益が出ても現実感に乏しく全然嬉しくありません。数字が動いてるだけに見えます。トレダビではじめてプラスになった時の方が嬉しかったです。いまのところ含み損はありませんが、たとえ-20%くらいまで落ちたとしても、去年エニグモがダメ決算を出して暴落し、バーチャルだというのに1分ごとに株価をチェックして絶望していたときの方が、気持ちとしては苦しいだろうなと予想します。

また、原資が10倍あったとしたら含み益はかなり大きな金額になるので、こりゃ真面目に働きたくなくなる人間が出るわけだわと感じました。でも私はたとえ儲けたとしても一生働くつもりです。働かなくなって老け込む人間を何人も見聞きしてきました。頭が老化するのはいやです。

今後も節約を徹底して、まとまった金額になり次第証券口座に投入する予定です。と言ってもそもそも収入が少ないので、頑張っても月1-2万円程度しか余りませんが。。それでもバフェットのように、今日の100円の節約が将来の100万円に変わると信じて、チマチマ生きていきます。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。