CDレビュー: Yes – Ladder (1999)

★★★★★

 

イエス17枚目のオリジナルアルバムです。デビュー30年を突破しています。ヴォーカルのジョン・アンダーソンはこのときもう55歳ですね。まだ声の透明さが失われていない、、すごい

キャリア集大成

1曲目Homeworldからいきなり素晴らしいですね。イエス序盤の特徴であった明るいプログレの大復活です。オルガンもシンセの使い方も時代に全然迎合していません。あーこういう尖ったサウンドをこのバンドに期待してたんだな。1999年と言えば日本では宇多田のAutomaticとかモー娘のLOVEマシーンとかがヒットしていた頃です。洋楽だとブリトニースピアーズとかリッキーマーティンとか。もうデジタルなクラブサウンドバキバキのころですね。

2曲目It’ll Be A Good Dayも単純ながら泣けてくるサビです。1-2曲目は何故か琴とか日本の楽器が使われてます(シンセだろうけど)。他にも4曲目Can I?のように遊びの入った曲もいいですね。

5-9曲目はここ最近の方向性であるポップサウンドですので、個人的には若干減点です。10曲目New Languageは本当に今までの集大成で、オルガンありテンポ変化あり超大曲でアドリブあり、しかもポップ要素も取り入れているという全要素を完璧に融合した総まとめ曲です。

まだまだいけますね。聞き続けてきてよかったと思えるバンドでした。

 

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昔ながらのポリゴン数のすっげぇ少ないビデオクリップ。FF7(1997年)ってこんな感じでしたよね。

 

 

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