Hecq – Conversions (2014)

★★★★☆

リフレッシュのため、いつものローテーションと違うジャンルのアルバムを聞く。久しぶりに電子音楽が聴きたくなった。電子音楽はほとんどジャンクフードのようなものだ。毎日聴くには耳が持たないのに、時々無性に聞きたくなる。ラーメン二郎に似ている。

HecqはドイツのBen Lukas Boysenによるソロユニット。本アルバムは他人の曲のリミックスなのだそうだが、原曲は一つも知らない。

彼の作風は大きく二つに分かれ、1のZum Griefen Nah, 10のFinal Sleepのように比較的静かなアンビエント風のバックにエフェクト的な電子音を流し込むタイプと、2のHawa, 5のGodspeed、8のThirteen Acresなどリズムバキバキで暴れまわるタイプがある。後者についてはセンスが良い。Amon Tobinに次ぐ優秀なリズム作成マシーンだ。しかしアンビエント風の曲にはいまいちパンチが足りない。もっとこう、グッと来てギュッとならんもんかね!?ただし1曲目は例外で、ラストで余韻を大いに味あわせる構成に感銘を受けた。

 


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