株式市場6月第1週雑感、2173 博展、8170 アデランス、4929 アジュバンコスメジャパン、2198 アイ・ケイ・ケイ、3064 MonotaRO、9757 船井総研

先週の動き

3639ボルテージが先週だけで1.5倍になった。先月後半の花より団子効果から数えるともう2.5倍とすさまじい。しばらくの間は上下動が激しくなるだろう。スマホゲーム業界は本当に値動きが激しい。

また、以前から注目していた3908コラボスは月曜日にS高を付けた後、水木金と馬鹿みたいに上がってあれよあれよと1.6倍になったのち、金曜日に崖のように10%以上下げて終わった。私はS高翌日の火曜日の寄り直後に売ってしまった。結果的には大儲けを逃したが、実力不相応の上げだと感じて撤退した行動は正しかったと思っている。企業としては気に入っているので、本当は長期で持ちたかったのに。。

2930北の達人も悲しいことに仕手株化してしまった。気に入った企業はなぜみんなそうなってしまうのか。やはり月曜に買ったら金曜までに30%も値上がりしたのち、金曜ラストで7%下げて差引約2割増しとなった。コラボスとほぼ同じパターンだ。ここはもうしばらく粘ろうと思っている。この後下がって含み損になる可能性もあるが、長い目で見られそうな銘柄なので短期的には下がった方がうれしいかも。

9836リーバイスがグーグルと提携して5日連続ストップ高、株価4倍となっている。前期の決算を見たらここはひどい!ひどすぎる!!!ガーラもびっくりの当期純損失売上高比率9.6%!!10000円のジーンズを売ると会社が960円損するという恐ろしい数字だ。2012年から一直線の出来高ほぼ0の超低迷株価で、マイナスにマイナスを掛ければプラスになるとばかりの勢い。既にPBR15.62倍に達している。ジーンズメイトが0.58倍、ライトオンが0.79倍なのでどう見ても危険水準だが、明日上げるかもしれない。人間の欲と期待は本当に怖い。運のいい昔からのホルダーには朗報だが、参加者はみなギャンブラーだよ?

フィスコレポートを読む

2173 博展

http://www.fisco.co.jp/uploads/hakuten20150601.pdf

株式会社博展 HAKUTEN

イベントプロモーション会社だけあって、トップページがすっげー綺麗。重いけど。FireBugでデバッグしたらなんと、アニメーションをすべてCSS(をjQueryで操作)でこなしている。Flashなしでこんなにできる時代になったんだな。それほど難しいことはやってないようなので、私も見習いたい。株は業績に不確定要素が大きくリスキーで買えない。

8170 アデランス

http://www.fisco.co.jp/uploads/aderans20150601.pdf

株式会社アデランス

会長の名前が根本信男って、この業態を選択するために生まれてきたような人だな。株は人口減により斜陽産業なので買えない。

4929 アジュバンコスメジャパン

http://www.fisco.co.jp/uploads/adjuvantcosmejapan_20150602.pdf

ADJUVANT COSME JAPAN

化粧品会社。営業利益率約20%は立派な数字だ。サロンで購買意欲を高めて売るビジネスモデルで、ネット通販で出回る非正規商品のせいで売上減だそうだが、せっかく自然派を売りにしてるんだから、商品価値はかなり高いので、いっそネット通販を主にしてしまってもいいのではないか。大塚家具のようなもどかしさを感じる。

2198 アイ・ケイ・ケイ

http://www.fisco.co.jp/uploads/ikk20150602.pdf

感動のハウスウェディングをプロデュースするアイ・ケイ・ケイ株式会社

ウェディング会社。私が持っているエスクリと業態が丸かぶりだが、この2社は立地が綺麗なくらい分かれている。エスクリは東京が中心で、名古屋・大阪・仙台と大都市をほぼ押さえているのに対し、アイ・ケイ・ケイは九州が基盤で、広島・大分・福井・高知・佐世保など地方都市を中心に出店している。二社とも出店しているのは福岡くらいだ。競争の多い大都市圏で「絶対に戦わない」という戦略を取る、面白い出店方針だ。客単価はエスクリが392万、アイケイケイが388万円とほぼ等しい。また、出店拡大型の経営だから有利子負債が積み重なっていくのもエスクリと似ている。ここは徐々にレバレッジが高くなっている。

今期売上高予想は160億/31バンケット。エスクリの230億/36バンケットと比べると地方のウェディング市場は若干見劣りする。が、地価や人件費の差で、営業利益率はエスクリ10.4%、アイケイケイ12.9%とこちらが勝っている。

なお、売上高も当期純利益もエスクリの方が大きいのに、アイケイケイの時価総額はエスクリの1.42倍もある。フリーキャッシュフローは業態のせいで両社とも大きなマイナスで、特に違いはない。これはエスクリの方が負債比率が大きく危険と見られているということなのか、不当に安いのかどちらかだろう。

3064 MonotaRO

http://www.fisco.co.jp/uploads/monotaro20150604.pdf

株式会社MonotaRO IR情報 投資家の皆様へ

工具通販という特殊かつ未開発な業態で伸びしろが大きい、消費増税にも負けない売上年30%以上の成長率、毎年圧縮される販管費、ROE30%、地味だが月次情報まで公開する親切なIR、海外展開拡大中、私もここでエアコンパテを買おうとした、など魅力的すぎる企業だがPER72.51倍は高すぎ。1年前に知ってたら買ってただろうなぁ。。残念。ここは2011年から数えてテンバガーなのね。すごい!

9757 船井総研

まずビジネスモデル紹介のページが面白すぎる!!!このサイトは全部読んでおこうと持った。

http://www.funaisoken.co.jp/consulting/solution/

そしてこの会社のビジネスモデルも面白すぎる!!中小企業や士業の人たちに経営アドバイスをしたりセミナーを開いたり、それだけで売上が100億だよ。相談ってのは一大ビジネスになる可能性があるんだな。元手がマンパワーだけだから、営業利益率は非常に高い。24%もある。すごいのはコンサル対象が住宅、不動産、士業、アミューズメント、介護、医療、外食、などなどほぼすべての業界をカバーしているということ。さまざまな業界について相当勉強しないと無理だよな。しかも最近は自分で物流まで始めてしまっている。

レポートによると

“ズバリソリューション” とは船井総研オリジナルの言葉であり、「いま実践すれば、飛躍的な業績向上を狙える、その業界における旬のビジネスモデル」 を意味する。一般的な経営コンサルティングでは、経営診断を行った後にカスタマイズされた解決策の提案を行うのが常道だが、同社は逆の発想である。事前に成功するビジネスモデルを準備しておき、そのモデルに賛同するクライアントを集客していく。

なるほど!!!!パッケージなのね!!!といっても、成功するビジネスモデルを用意するのも大変だよなぁ。。要はあれか、巷にあふれる情報商材のレベルを高めたものってわけね。。で、陳腐化する前に新しいモデルを考えればいいというわけだ。

魅力的なので買いたいが、あと1割くらい下がってくれないかなあ。

 

今週は残念ながら今すぐ新規購入したい銘柄はなし。私がもっと稼げるようになったら、四季報を買ってレポートに頼らない銘柄探しがしたい。


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