Great Pianists of the 20th Century Vol.4 – Claudio Arrau I (CD2)


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2枚目はブラームス集。1-2曲目はパガニーニの主題による変奏曲で、有名なパガニーニの奇想曲24番をひたすらアレンジしまくった大作。この曲はリスト、ラフマニノフといった人外ピアニストたちも編曲しており、現代ではビーマニに収録されるほど熱狂的なファンが多い。ブラームス版は超絶技巧を多用しているらしいが、アラウさんの演奏は全く苦しさを感じさせず、柔らかい。ソフト。なんという安定感。しかもかっちょいい。
3曲目はピアノ協奏曲第1番。イントロが私の大好きなダサカッコ良い境地で、いまさらながらブラームスは超がつくくらいの正統派なのだと感じた。第一楽章中盤のクライマックスゾーンは個人的なここ数日の憂鬱さが吹っ飛ぶ爽快感をもたらしてくれたので、このCDは今年一番のお気に入りです。最高。

Track List
1 Johannes Brahms: Variations on a Theme by Paganini, Op.35 - Book 1 13:57
2 Johannes Brahms: Variations on a Theme by Paganini, Op.35 - Book 2 11:23
3 Johannes Brahms: Piano Concerto No. 1 in D Minor, Op. 15 - 1. Maestoso - Poco piû Moderato 24:04
4 Johannes Brahms: Piano Concerto No. 1 in D Minor, Op. 15 - 2. Adagio 15:42
5 Johannes Brahms: Piano Concerto No. 1 in D Minor, Op. 15 - 3. Rondo (Allegro non Troppo) 12:49

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