人間ってアホ

株価は期待で動きます。人々の期待値をそのまま数字で表したのが株価です。長期的には企業の業績に一致する(傾向が強い)ですが、短期的には人々の欲望のみに左右されます。悲観的なニュースが出れば株価はぐっとと下がります。しかし大抵すぐ復活します。肯定的なニュースが出ればどっと上がります。そして大抵元に戻ります。みな、前者は恐怖に駆られて底値で売り、後者は欲が出て天井で買います。そして大損するのです。毎回同じようなパターンだというのに、どんな時でも山を捉えきれません。誰でも損をしたくない、儲けたい。誰でも俺は他の人間とは違う、儲かる、損しないと思いこんでいる。資本主義が機能し、人間に欲望と虚栄心がある限り未来永劫続くことでしょう。愚かなり。
しかし、金持ちになろうと思ったら、これらの動きを十二分に利用してやらないといけません。まだまだ、勉強が足りません。
ところで株式市場は市場です。株は物の売り買いと変わりません。安く買って高く売る。商売とどこが違うのでしょう。売り買いするのが無形の株式だというだけで、商品市場と違いがありません。商品市場は物を右から左に流して利益を得ます。安く買って高く売る。生産活動とも変わりません。原材料と人件費を安く買って高く売る。作家やクリエーターも、自分の時間を安く(自分の時間だから0円)買って高く売る。全く違いが見いだせなくなりました。そう考えると株式市場も、我々の親しんだ商品市場や生産物市場と全く変わらないわけです。
いままでわかったことのまとめ。


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