75 Jahre Donaueschinger Musiktage 1921-1996 (CD1) Paul Hindemith, Igor Stravinsky, Ernst Krenek, Kurt Weill, Hans Haass


★★★★★_(┐「ε:)_ズコー
電子音楽に幻滅してきたことと、現代音楽成分が足りないことから、このボックスをセレクトした。
Donaueschinger Musiktag(ドナウエッシンゲン音楽祭)は、ドイツの小さな町ドナウエッシンゲンで開催される、初演作品のみの現代音楽祭。アクの強い曲を期待して聞いたら、やっぱりびっくりするような曲がある。
1枚目のトラックリストは次の通り。

1.
Quartet for Strings [no 3] in C major, Op. 16 by Paul Hindemith
Orchestra/Ensemble: Buchberger String Quartet
Period: 20th Century
Written: 1920; Germany
2.
Sonata for Piano in F sharp minor by Igor Stravinsky
Performer: Maria Bergmann (Piano)
Period: 20th Century
Written: 1903-1904; Russia
3.
Lustige Marsche (3), Op. 34 by Ernst Krenek
Conductor: Erich Schmid
Orchestra/Ensemble: Southwest German Radio Symphony Orchestra
Period: 20th Century
4.
Der Lindberghflug by Kurt Weill
Performer: Betty Mergler (Spoken Vocals)
Conductor: Hermann Scherchen
Orchestra/Ensemble: Berlin Radio Symphony Orchestra, Berlin Radio Chorus
Period: 20th Century
Written: 1929; Berlin, Germany
5.
Capriccio, Fugue and Intermezzo for player piano by Hans Haass

注目すべきは1と5。1曲目、ヒンデミットの弦楽四重奏は演奏が超高レベルで、意味不明すれすれの、まだ調性がわずかだけ残っているドキドキカルテット。この崩壊と調和のエッジを歩くような曲は大好きです。弦楽四重奏って宇宙だよな。Youtubeにありました
5曲目は、自動ピアノのための曲。当時は1929年、パソコンのなかった時代の自動ピアノは、演奏データをパンチ穴で記録していたと思われる。パンチ穴だけでこんな複雑な曲を演奏させようなんて。。一体どんな苦労をしてパンチ穴の大群を空けたというのか。想像すると込み上げるものがある。っていうか馬鹿じゃねーの!!!!その馬鹿をあえてやってのけた Hans Haassさんすごい!Youtubeにありました。あまり有名な人ではないので、他の音源が全然残ってない。残念。現代なら、PCの力を借りてもっと高音質な音源が作れそうな気がする。が、楽譜が残っているとは思えないし、この曲の耳コピは無理か。


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