読書するわけ

今日は地元から何百キロも高速に乗って、友人がわざわざ訪ねて来てくれました。ありがたいことです。車で何県分も離れた所に遠出するなんて車の免許も持ってない私には想像もつかないことです。

予想通りごちゃごちゃといろんなことが頭を駆け巡り、話したいことの半分も話せなかったので、1点だけここで回答を書いておきたいと思います。

私は読書を生涯の趣味にするつもりです。お金を使うこと自体にはあまり興味がありませんが、図書館にない欲しい本がたくさんあるので、手に入れるためにお金を使いたい気持ちはとても強いです。

人間と本。この2つは私の知らないことをいっぱい知っています。人間はみな何十年という集積で出来上がったものですから、一人一人みな私にとって完全に知ることが不可能な無限に大きな存在です。あなたと話すことは無限の世界を知ることであり、その世界を自分のうちに取り込むことです。だからあなたと話せて本当に良かった。

本もこれと同じ存在です。どんな本でも、人間が無限の一部分をありったけ注いで書かれたものです。本を読むことは、それを書いた人間と一体化することです。こうして自分の知らなかったことが、知っていることに変わります。あれも知りたいし、これも知りたい。本を読む人間とは、知りたい欲望が肥大化しているのです。知らないことが許せないのです。自分が知らないことを人が知っていると、嫉妬心と不安がわきます。でも読めば、知ることができます。何と簡単なこと!

何かを追い求める人は、それがカネであれ、美食であれ、ゲームで高得点をたたき出すことであれ、マラソンで1秒でも早くゴールすることであれ、その気持ちに変わりはありません。あなたは趣味を持ったり、遊んだりすることが大事と言ったけれど、わたしは十分に遊んでいます。本を読むなんて時間を浪費するし買えば金がかかるし収納スペース(電子書籍なら、記憶容量)も取る、最高に贅沢な遊びです。ハマってしまった以上抜けることは難しい、一生かけても壁が一生大きくなるばかりの、やりがいのある遊びだと思っています。

話したいことや聞きたいことはまだまだたくさんあるので、またよろしく。


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