ゼロサムゲーム

株はゼロサムゲーム? – 株式市場 | 教えて!goo
調べる前から何となく気づいてたことではあるけれど、投資や融資と違って株取引や先物、FXなどのトレーディングは悉くゼロサムゲームか、もしくは限りなくそれに近い。勝者の金額の合計=敗者の金額の合計。やる気なくなるなぁ。
今日読んだ本の一部分のまとめ。株はいったん市場に出回ってしまえば、企業が資本としてゲットする役割はそこでお仕舞だ。あとは誰がその株を持っているか、だけの問題となり、流通過程で誰が損しても誰が得しても、企業とは何の関わりもない。もちろん、株価が上がれば企業全体の資産価値が上がるので、企業としては上がってほしい。
証券会社がやることは、AさんとBさんが決まった価格で株をやりとりする仲介を行って、AさんからもBさんからも取引金額の1%程度の手数料を巻き上げること。つまり取引が活性化すれば証券会社は儲かり、客がどんな銘柄を取引するかどうかとは何ら関わり合いが無い。したがって、彼らはなんか儲かるような気にさせる広告をぶつだけでよい。さらに、売却益には税金がかかる。国もやはり取引内容に関わりなく、何もしなくても金が入る。両方とも、金を払うのは株取引を行う人間だ。つまりトレーディングは初めからマイナスサムゲームであることが決定されている。実質、店と胴元の取り分が保証されているパチンコ・パチスロと変わらない。短期のトレードで儲けたというのは構造的に言えばパチンコで儲けたことと等価だ。数字や指標が存在するからなんとなく自分の力で儲けたような気になるだけだ。
…と結論付けるのはまだ早いか?システムを作って、やはり同じ結論になるのかどうか、試してみたい。


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