何を目標として生きるのか

大学を中退し、今勤務している会社にアルバイトとして入り、その後税金を節約したい社長の意向で、外注で仕事を請け負う自由業扱いとなってしまった。もちろん厚生年金も社会保険もない。退職金も有給休暇もない。交通費すら出ない。将来の保証はないし、病気になったらとたんに飢える。生命保険を払う金はない。1年前くらいまでは、この事実にひどく怯えていた。
facebookでは昔の友人たちがどうなっているか検索できてしまう。順当に大学を卒業し、一般企業や官公庁に入ってトントン出世していく友人たちが羨ましかった。
しかし最近になって、それがどうした、自分は死ぬまで生きるしかないじゃないの、と思えるようになった。
横山三国志全60巻を全巻立ち読みしたことが大きいかもしれない。
−−以下ネタバレ注意
主人公の劉備玄徳は乱世において(作者に贔屓されてだけど)志の高い名君で、裸一貫から苦労して耐え忍んで部下にも恵まれてやっとこさ蜀という国を乗っ取る。国は繁栄し強国の魏や呉とも張り合えるくらいの規模になる。が、劉備は志半ばで死ぬ。個人的に好きだった張飛は無敵の強さなのにちょっとした裏切りで死ぬ。他の部下もつまらんことでどんどん死ぬ。相手方の名将も病気で死んだり裏切りで死んだりすぐ死ぬ。あんなに苦労して発展した蜀は劉備の子供がヘタレだったのですぐ魏に滅ぼされる。そこで漫画は終わるが、史実を見ると魏もすぐ滅びるそうだ。
−−以上ネタバレ注意
この物語と結末、史実は大きな衝撃になった。世の中の些事なんかどうでもよくなった。
どんな偉業を成し遂げたって、人間は死んでしまう。高給取って老後ウハウハだろうと、退職後すぐ認知症になってしまうかもしれない。良く言われていることで世の中に溢れている観念の一つではあるが、実感は全然なかった。
(時間が無くなったので明日に続く)


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