新聞アプリ計画

ニュースサイトの重さ、リソースの無駄遣いには毎日困っているので、早く作ってしまいたい。概観的な仕様を今のうちに作成しておく。

  • 目標は、まるで新聞のように整形したHTML/CSSをオフラインで作成すること
  • ボタン一発で、巡回しているニュースソースの記事を、指定した時間について一気にゲットする
  • 時刻、URL、分類などのインデックスを作成し、本文は整形後にローカルに保存。この記事のフォーマットが一番重要。
  • ニュースソースからの記事ゲットはプラグイン形式にして、いくらでも追加・カスタマイズ可能なようにする。プラグインが二番目に重要。必ず決まった形式で整形する(XMLがいいか?NoSQLがいいか?)。

以上の処理でゲットした記事を新聞のような形式で表示する。ダウンロードと整形に若干の時間がかかるが、手動で1つ1つ記事を開くより遥かに高速、しかも読みやすい。ローカルにコンパクトかつ利用しやすい形式で保存してしまえば表示は高速になる。一番の目的は、網羅性が高くかつ即時性もあり、しかも高速に表示できる自分流の新聞を作成することだ。これができれば、日常の情報収集が非常に楽になる。
作成したプログラムを公開した場合著作権が問題になりそうではあるが、文章の内容については全く加工しないので同一性保持権に抵触しない。また新聞記事はニュースサイト全体と一体になった著作物なのだと拡大解釈された所で、加工した記事を公衆送信しない限り根本的に私的利用にしか使用できない仕組みなので問題ない(はず。要調査)。そもそも私的使用することが究極の目的。
必要な技術は
・記事収集・加工のために、サーバーサイドスクリプト、スクレイピングの知識(PHP or Python、Pythonの方がライブラリが充実していると思われる)
・記事表示のために、HTML/CSSの知識(全然ない)
・インタラクティブ性を持たせたければ、JavaScript(たぶん今の知識で十分)
Pythonによるスクレイピングは次のサイトが参考になりそうだ。
PythonでさくっとWebスクレイピングする (JavaScript読み込みにも対応しつつ) – Qiita
以上。もっと勉強しなくては。


IPO

Weighing the evidence objectively, the intelligent investor should conclude that IPO does not stand only for “initial public offering.” More accurately, it is also shorthand for:
It’s Probably Overpriced,
Imaginary Profits Only,
Insiders’ Private Opportunity, or
Idiotic, Preposterous, and Outrageous.
―The Intelligent Investor – Commentary of Chapter 6

日本も同じ状況ですね。本日目出度くPER7166倍を達成した銘柄があります。


大負け


ちょっとうれしい – diary 六帖
この記事から2週間ちょいで、地獄のようなポートフォリオに転落した。なんと13.9%→5.6%までのすさまじい下げに。全般的に下がっているが、特にBS11の下げ幅が大きい。なお、4/14から今までに出た要素といえば順調な決算だけだ。なぜ売られているのか全く分からない。
今日FPGが倒産した江守グループを上回る暴落をしているが、あれは超にもう一つ超がつくくらいの絶好調を期待して、その80%くらいの期待値の決算が出たから2割下がったらしい。純利益前期比4倍、2Qにして進捗率77.5%で暴落っていったいどれだけ期待されていたんだ。正に夢のような銘柄、期待値もバブル。投資家は上方修正が当たり前なのに上方修正しなかったからだと言う。下げは当たり前と見て持ち続ける剛の者も多数存在するが、私にはまだ全然わからない。
BS11はこことは質が違うと考えている。地味だが堅実な成長を5年続けてくれればそれでいい。それを期待して、2倍の買い増しをした。もしこの株が2年後に大きく伸びていたら、私は今後ファンダメンタル分析・ビジネスモデル分析に賭ける。2年経っても何の音沙汰もなければ、また考える。
なお武田、ペパボは両方とも今日上がった。武田は3200億の和解金といえども、1兆8000億円の利益余剰金から払えちゃう。現金だって7800億円ある。大企業パワーすごい。資金が億を超えたらこういう銘柄でディフェンシブにいくとよいのだろう。そしてペパボを買える絶好のタイミングは決算前だったということになる。後付で何を言っても仕方ないが、この銘柄は何回も機会を逸していてとても悔しい。


Pythonでやりたいこと

いまPythonを学んでいるのは、スキルの向上に加えて言語の簡潔さ・拡張の容易さ・ライブラリの充実性に惹かれたためだ。とくにPythonはデータ解析処理ライブラリが充実している。
金融商品のテクニカル分析による未来予測にはあまり意味がないと思っている。明日上がる・下がる、という判定をするのは避けたい。ただしデータ解析には意味がある。いまどのような状況なのかを知るためにどうしても必要だ。具体的には、日足情報を使ったデータ解析、XBRL財務情報を使った定性分析に使用したいと思っている。
また、昨日一昨日の武田薬品の件ではっきりしたのは情報収集の必要性だ。後付の知識であの時こうしておけばよかった、ああすれば正解だったなどとは誰でも言えるが、13時に出たニュースを2時間以内に補足して行動するためにはそれなりのシステムが必要だ。私は時間が無くて新聞やニュースサイトをほとんど読めていない。googleニュースを開きっぱなしにして身の回りの重大ニュースだけは見逃さないようにしているが、インプットしている情報量はあまりにも少ない。
昨今、グノシーやニュースピックスなど、ニュースアプリ・ニュースまとめサイトの乱立が進んでいる。インターネット上のニュースサイトは紙媒体を駆逐しつつある。しかし私は、ニュースサイトには紙媒体に比べると欠点があると感じている。

・ネットニュース
○利点
即時性がある
あらゆるジャンルのニュースサイトがあるので、情報が偏らない
無料
×欠点
ランキング制になっていることが多く、網羅性に欠ける
広告に頼るためサイトが重い
1ページ当たりの情報が少なく、読むのに時間がかかる
・紙媒体
○利点
網羅性がある
読みやすい
携帯性がある
×
書いてから出版まで半日程度かかるので、即時性に欠ける
基本的に有料であるため何社も比較することが金銭的に難しい
情報量に偏りがある

ネットニュースの最大の欠点は、網羅性の不足だ。1画面に表示できる情報量は少なく、大抵のサイトはその即時性ゆえに1画面を超える情報がすぐに流れていって消える。実際は記事は存在するが、リンクに辿りつけない。また、多数の記事が見出しに折りたたまれてしまうので、重要なニュースでもタイトルだけ見てスキップしてしまう危険性が高い。さらに広告やデザインの関係で、画面内で本当に必要な情報は全画面の1/4程度だ。テキストと写真だけがあれば十分なのに、余計なものを大量に見せられてしまう。
なので、私は自分流のニュースまとめアプリを作成したい。ボタン一つでチェックしているサイトのヘッドラインと本文全部をダウンロードし加工して、自分が便利と思うようなレイアウトで表示させたい。グノシーやニュースピックスのように他人が選択した情報は嫌だ。網羅的にヘッドラインを作成した上で、軽快に紙媒体のようにざっと全体に目を通せるような仕組みを作りたい。そうじゃないと時間が足りないのだ。広告をスキップしたり、動画をダウンロードしようとして動作が重かったり、欲しい情報に全然辿りつかなかったり、そんなロスの大きすぎるニュースサイト巡りはもう嫌なのだ。Introducing Pythonの一発目のYoutube用のコードで感動したので、Pythonを使えば十分実現できるんじゃないかと思っている。


A long-term investor is the only kind of investor there is.

The lesson is clear: Don’t just do something, stand there. It’s time for everyone to acknowledge that the term “long-term investor” is redundant. A long-term investor is the only kind of investor there is. Someone who can’t hold on to stocks for more than a few months at a time is doomed to end up not as a victor but as a victim.
―The Intelligent Investor, Commentary of Chapter 6

ちなみにlong-term investorの定義は、ここでは who traded a minuscule 0.2% of their total holdings in an average month, と持株の0.2%しか動かさない人のこと。年2.4%ってそこまで長期で持てるか。。?


Slayer – Christ Illusion(2006)


★★★☆☆
うーん。
今までに聞いたスレイヤーのアルバムの中で、唯一ドキドキできなかった。印象に残る曲が少ない。辛うじて聞けるのは9曲目Cultくらいか。いつも通り速い、強い。しかし、それだけだ。前作まで進化し続けてきたおどろおどろしさ、歌詞だけではなく曲全体から当然のように発せられる暴力性、聞き手をグイグイ引っ張る力、それらが抜けてしまった。とても残念だ。最近の画像を見るとみんなデブってしまっているので、毒気が抜けていい人になっちゃったんじゃないのか!?また、ドラマーが変わってしまったのが一因かもしれない。私は、ボスタフさんの方が好きです。
スレイヤーの現存するアルバムもあと1枚。なお、2015年に新譜が予定されているらしい。


0勝1敗1分

昨日立てた予想は0勝1敗1分。まだまだ市場に勝てる日は遠い。
GMOペパボ

予想は外れた。前日比+1.69%と上がっている。minneの売上進捗が順調なので、期待値は全く下がらなかった。考えてみればここは前期決算から期待だけで上がってきたんだから、期待に沿った動きをすると考えるのが自然だったのか。minne売り上げ増により期待が肉付けされつつあるんだから、赤字による不安と相殺するよな。
武田薬品工業

寄りではそれなりの下げ、-5.4%。日本市場が英語を読めないという予想は当たった。しかしその後、-2.13%まで復活した。瞬間的に今日の日経平均の大幅減には貢献したものの、1日を通して買われていた。大企業様の安定した配当の力か?大赤字でも対して下がらないマクドナルドと同じものを感じる。それとも訴訟リスクは本当に予想済みで、一過性のものだったのか?長期的にはどうなるかまだ不明だが、今日の動きからすると暴落になる可能性は低そうだ。引き分け。
一昨日空売りして始値で買えば5.4%儲け、ついでに寄りで買っていれば3.27%の儲け。今日だけで最大8%稼ぐことができる。どちらも的確に行えた人がいたらすごいな。外国語学習が無駄にならないであろうことが分かったことは大きな収穫だった。市場が完全情報ゲームではありえないこともはっきりした(これは当たり前か?)。


75 Jahre Donaueschinger Musiktage 1921-1996 (CD7) Iannis Xenakis, Jörg Herchet, Vinko Globokar, György Ligeti


★★★★☆
1曲目は弦の壮大な無駄遣い。大音量で聞くとそれはもうたまらないトリップ感が得られること間違いなし。ここで少し聞けます。
3曲目もタイトル通り実験室の中のような曲で、やっつけ感があふれていて楽しい。ここで3分だけ見られる。指揮者がいるのか!?なおフルバージョンでは中盤から謎のドイツ語のナレーションがあちこちを行ったり来たりしてとてもよい。

Track List
1
Ata, for 89 musicians
Iannis Xenakis
2
Composition for baritone (voice), trombone & orchestra
Jörg Herchet
3
Laboratorium 1973
Vinko Globokar
4
Lontano, for orchestra
György Ligeti


日本市場参加者は英語が読めるのか

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150429/k10010064791000.html
アクトスという糖尿病治療薬によって癌になったとアメリカの患者から訴訟を起こされ、和解が成立した。武田薬品は3200億円の特別損失の計上を決め、650億円の黒字→1450億円の赤字に転落。つい最近武田薬品のレポートを読んだばかりなので、まさかこんなニュースが飛び込んでくるとは思いもしなかった。何の因果か。この数字はひどいので、赤字により明日は暴落するだろう。
ところでこのニュースは日本時間の4/29 11時50分付けだが、アメリカの訴訟なのでアメリカのニュースサイトを見てみたら、記事があった。
Takeda Agrees to Pay $2.3 Billion to Settle Actos Cases – Bloomberg Business

The company will take a $2.7 billion charge against earnings in the fourth quarter of fiscal year 2014 to cover the settlement and costs of defending the remaining suits, according to the statement from Osaka, Japan-based Takeda. The company’s loss for the year will be its first since being listed on the Nikkei in 1949, the Nikkei Asian Review said.

と書いてあるので、今日のニュースの内容と全く同じだ。注目すべきは 12:55 PM JST April 28, 2015 という時間だ。日本時間で昨日の昼12:55、なんと取引時間内なのだ。日本語訳に時間がかかったか、武田が意図して日本版の情報を取引時間外に発表したかのどちらかだろう。そして、昨日の武田のチャートはこれだ。

記事が出たと同時に株価が垂直に下がっている。下げ幅は少ないが1日のうちで明らかに大きい幅に見える。このニュースを英語で読んだ人間が売りに走った結果なのは間違いない。デイトレ勢は反射で売買する。彼らのスピードは本当に速い。参考記事。そしてこの売りは海外投資家の可能性が高い。日本人は、たぶん英語が読めない。そしてザラ場での上げは、13時の下げの意味が理解できなかった人間の買いによるものに違いない。一方、武田の掲示板には「悪材料出尽くしで上がる」「保険金が下りるからチャラになる(?)」という意見もある。しかしこれは「俺が勝った株が下がるはずがない」とか「俺は損したくないからお前ら買え」というバイアスがかかっているように見える。ここで短期的には2通りの考えができる。
1. 3200億の和解は明らかな悪材料である。13時に逃げた人間は賢明で、午後の上げは英語が読めない人間による買い増し。明日株価は下がる。
2. 3200億の和解はむしろ不確定なリスクが見えるようになった好材料である。13時の下げは条件反射したアホの仕業。日本市場の機関投資家は英語が読める。好材料だからそんなニュースがあっても売ったりしない。海外の投資家だって売ってないじゃないか。だって終値は始値より高いんだもの。明日も株価は上がる。
長期的には次の二通りが考えられる。
1. 短期的に暴落し、未来の訴訟リスクを敬遠した投資家層がなかなか戻ってこず元の株価に戻るのは数年後。
2. 短期的に暴落するかもしれないが、それは狼狽した弱い人間がやることにすぎない。すぐに元に戻る。むしろ上がるかもしれない。
私は市場を見くびっているので、短期的にも長期的にも1と予想する。この読みが外れてどちらも2に転べば、日本市場の参加者は賢い。負けました。1なら参加者はバカ。さあ明日はどちらに転ぶか。そしてもし1になるのなら、外国語を学んで情報を先に制すれば大きな利益のチャンスがあるのではないか、という私の予想に根拠が与えられることになる。。


ペパボ1Q決算

株主・投資家情報 | GMOペパボ株式会社
未だ売り上げの2/3を占める主力のレンタルサーバー部門で過去最高売上。
積極投資のminneでは売り上げ大幅増+28%(2.7→3.46億円)。アプリダウンロード数は3か月間で4倍の130万DLに。
1Qの売上進捗率25.9%。
一方、広告費3億円増で1.2億の赤字。
順調なもののminne一本が頼りの綱渡りドキドキ決算だ。今日の小休止を挟んで、明日は赤字を懸念した暴落が予想される。暴落したところを拾いたい。しかし暴落しないかもしれない。長期視点を持つ人が多ければ多いほど暴落しない可能性は高まる。過去、エニグモの3/17の決算発表は赤字ではないが大減益予想を出し、一時1040→858と17.5%程度下がった。これを考えるとストップ安の4730→4000円程度まで落ちてくれるかもしれない。買いの基準を決めておけばいいだろう。ストップ安まで下がれば市場はアホ、あまり下がらなければ市場は冷静。市場の値踏みにもなる。
前期の営業利益は7.25億円、純利益は4.1億円。今期は営業利益、純利益とも0円の予定。来期の利益をいくらと見積もるかによって、拾いたい値段が変わってくる。
現時点、1Qで3億円の広告費を使っている。アプリダウンロード数の目標が500万DLなので、広告費は追加投入するだろう。仮に単純で4倍の12億円と見積もる。EC事業2014年度通期の売上は約9.77億円、セグメント利益が3.95億円。1Qの売り上げを単純に4倍すると13.84億円、29%の増加だ。すると広告費抜きの営業利益が8.02億、+4.07億円となる。ここから広告費を引いて-7.93億円。これを前期の営業利益7.25億円と相殺すると、ややマイナスの-0.68億円。だいたい会社予想と一致する。広告の効果によって6800万円の利益は確保できそうだが、上振れするか下振れするかはまだ未知数だ。
来期は広告を何円減らすのだろう。全く予想できない。仮に広告費の増加分が10億減、かつminneの営業利益が25%増、2年間で約5億円の増加になったとする。すると営業利益は2年で+3億円となり、純利益は1.5倍の6億円程度と予想される。現時点の株価4730円の2年後の予想PERは21倍ということになる。これが4000円まで下がれば、予想PERは17.8倍。ここまで下がらないにしても20倍のラインが4490円。これを割ったら買い、割らなければ放置。この方針で行こうと思う。ど素人判断の戦略だが、2年後にどれだけ当たっているか楽しみだ。