Slayer – Divine Intervention (1994)


★★★★★(‥ºั⌔ºั‥ )
6枚目。現時点、一番良い。ヴォーカルの声に凄味が現れ、以前のような力押しではなくおどろおどろしさが増した。ドラムは質が変わり、ほれぼれするような超速テクニシャンの様相(後で調べたら、メンバーが変わったらしいです)。どこをどう聞いても完璧なドラミング。音質が以前より悪くなり、そのせいでさらに怖い。悪魔からゾンビに変化した作品。1,2,4,5,7,10は必聴。


Slayer – Season In The Abyss(1990)


★★★★★(゚∀三゚三∀゚)
演奏レベルがまだ上がるのか。とんでもない人たちだ。マスタリングが悪くやや音量バランスが良くない点を加味しても、3rdに次ぐヒットと言える。何がすごいってドラム!リフが一本入るごとに溜息が出るほど美しい、正確かつ歌いまくりのドラム。ドラムだけでご飯三倍いけるという恐ろしいアルバムです。左右のギターも超がつくくらいパワーアップ、早いのから遅いのまでなんのその、妖怪サウンドをまき散らしながら進むのです。


Slayer – South of Heaven(1988)


★★★★★
4枚目。前作とはうって変わって、ヘビメタ的メロディアス要素も若干ながら取り入れ、新たな方向性を打ち立てたアルバムだろう。1曲目South of Heavenはスローテンポながら重さを見せつけた後、2曲目Silent Screamでバカみたいな速さのツーバスの嵐を投げてくる。Behind the Crooked Cross、Mandatory Suicideのように初のまともなメロディーのある曲も存在する。全曲にわたって前アルバムよりも遥かに磨かれたドラムリフが光る。ドラムかっこいいーー。


Slayer – Reign in Blood(1986)


★★★★★─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ
もはや語る必要もないほどの名盤。8年ほど前にこのアルバムを聞いた時は、本当にびっくりした。あまりの速さと破壊力にのけぞり、世界は広いと思った。久々に聞いてみたら、彼らにはこの時何かが取りついていたんじゃないかと思った。演奏レベルは2nd以前とは比べ物にならないほど上がっている。Angel of Death, Necrophobic, Jesus Saves, Postmortem, Raining Bloodあたりは本当にどうかしてる。陳腐だが「悪魔が降臨した」という表現が最も適切だ。


Slayer – Hell Awaits(1985)


★★★★★ フオオオ(((卍(^ω^)卍)))フオオオ
3rdばかりが伝説になったバンドだけれど、2ndもすごかった。1曲目タイトルチューンHell Awaitsは、その演奏は粗削りを通り越してずれまくりの下手なんだけど、それを覆い尽くすくらいのエネルギーがあった。ギターだけでこんなに禍々しさが出せるもんなんだなぁ。1-2-3と早いし速いし曲調もバンバン変わるし飲み込まれること間違いなし。ラストHardening Of The Arteriesも信じられないようなリフを連発されるし参りました!!!ロックの限界突破を見せつけてくるアルバム。


Slayer – Show No Mercy(1983)


★★★★★
スラッシュメタルの大御所スレイヤー。ロックって存在自体が中二病だよね。いい年こいた兄さんやオジサンがギターをかき鳴らしてシャウトする。でも中二病で何が悪い!精緻な曲、複雑な曲も好きだけど、頭を使わず多幸感とフィーリングだけで作ってるような曲も好きです。名作Reign In Bloodしか聞いたことがないので、順に聞いていきます。
1作目からこの迫力!正直なところ、演奏も音質も悪い。ドラムずれまくり。でも、それを考慮しても勢いが溢れすぎている。高速ドラムに高音シャウト、わけわかめリフのギターはすでに健在、3曲目Die By The Swordのような、しれっと途中から展開がガラッと変わる曲も存在する。この曲が一番いいです。ボーナストラックChemical Warfareは、演奏レベルが相当上がってるのでかなり後の収録なのでしょう。別格。


Marco Minnemann – Eeps(2014)


★★☆☆☆
Steven Wilson – The Raven That Refused To Sing (2013) – diary 六帖 のドラムス、Marco Minnemannの最新ソロアルバム。彼はドラムの腕が一級品だというのに、他の楽器もできるらしい。このアルバムは18曲中17曲は全部一人の演奏で作ったそうだ。それはすごいことだ、、なんだけれど、私には合わなかった。器用貧乏というのか、ギターは上手くないし、シンセの入れ方、ヴォーカルの散りばめ方、曲の構成、展開、、どれをとっても心に響いてこない。何故かはわからない。ただ一つ、10曲目 The Split の終盤へ向かうドラミングだけは心に残ったが、あとはどれもいまいち。レビューサイトは各所でべた褒めだけどなんでかなあ。。確かにカテゴライズできない、他にあまり類のない曲たちではあるんだけどさ、どうも、あまりいい意味でないジャンクって感じだなぁ。
このCDで一番良いところは、ジャケット!ジャケットすっごいかっこいい。


CDレビュー: Bad Religion – The Gray Race (1996)


★★★★☆?
初めてまともに聞く洋楽パンク。まずは、有名どころから。メロコアの元祖だそうだ。
Bad Religionというグループ名、The Gray Raceというアルバム名から社会派を想像していたが、やはりその通りのようだ。歌詞が難しい上にパンクはスピードが速く当然歌も早いのですぐ耳から抜けていってわからない。これでは醍醐味を半分しか味わえず、フェアではないので歌詞を全部ゆっくり読んでから改めてレビューしてみたい。
以下サウンドだけで判断すると、非常にスタンダードなパンク・ナンバーのほかに、時々ややスローで腹に響くThe Streets Of Amerikaのような曲もある。これと、Them And Us, Parallel, Drunk Sincerityは一発で気に入った。ドラムの16分ロールが非常に気持ちいい。

ロック等の他のCDレビューはこちらです。rokujo.hatenadiary.com