IQ – The Road of Bones (2014)


★★★★☆
2014年特集その9。IQはイギリスのネオプログレバンド。ネオプログレというのは、

Neo-progressive rock is characterized by deeply emotional content, often delivered via dramatic lyrics and a generous use of imagery and theatricality on-stage. The music is mostly the product of careful composition, relying less heavily on improvised jamming.
wikipedia

よりドラマチックな、芝居がかった、そして即興的要素を減らしたものらしい。http://www.progarchives.com/の昨年のランキングで大差の一位だったので、期待して聴いた。2枚組で合計100分超と、非常に長い。聴いてみれば、要するにやや主流ななロックの要素も取り入れたプログレ、ということだった。シンセも使うしドラムマシンも使う。良くも悪くも、音ゲーのような音がする。シンセ、ストリングスの音が全然洗練されていないことが原因と思われる。ヴォーカルも一般受けしそうな声質、歌い方だ。1枚目、1曲目From The Outside Inは感触が良い。最後の最後まで盛り上げつつ終わる。登山のようなロックだった。3曲目Without Wallsは19分と大曲だが後半へかけての弩級の展開は唸らせられるものがある。しかし残念ながら、2枚目が冗長だった。1曲目Knuckleheadは良いが、後の曲に行くほど力がなくなる。ラストHardcoreはよくない。いつまでも曲が終わらない感じがする。1枚目で終わっていれば非常に良かったのに。


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