Morris Ravel, Daniel Barenboim(Cond), Orchestre de Paris(Orch) – Boléro, La Valse, Pavane pour une Infante défunte, Daphnis et Chloé, Suite No. 2 (111 Years of Deutsche Grammophon CD4)


★★★★★ヽ(•̀ω•́ )ゝ✧
オーケストラの魔術師ラヴェル特集のCD。素晴らしいです。
お馴染みボレロは、後半に向けて1次関数+ラストは2次関数で単調増加で盛り上がっていく、もっとも好みの構成。楽譜がそうなっているのか、バレンボイムさんがそうしているのかはわからないが、1拍目をわざと遅めに入って揺らぎを作っているのが軽い酩酊感を生み出し、不思議ワールドな雰囲気をより一層高めていた。この曲のラストを聞くとどうしてもTVチャンピオンを思い出してしまう。TVチャンピオンを見ていた時は、この曲が実はボレロだなんて知らなかった。ボレロと言ったら繰り返しのメロディーの部分が有名なので。
亡き王女のためのパヴァーヌはラヴェルの最萌曲と言っていいだろう。メロディーが優れすぎている。ラ・ヴァルス、ダフニスとクロエ、両方ともラストの盛り上がり加減は異常。改めてラヴェルかっちょいーー
バレンボイムさんは御年72歳ですが、なんと現役ピアニストです。去年にピアノリサイタルの番組やってました。共演のアルゲリッチもほぼ同い年か。すげぇ。


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