このおっさん役者ですよね。
さてこのタイミングで「ギリシャ劇場で動揺中の世界。。今なら言える!!」とプエルトリコが破産しました。
ギリシャが今回払えねえよと言っているのは15億ユーロ(2100億円)です。プエルトリコ債はなんとその40倍ですね。ギリシャ危機が突然アメリカに飛び火しました。プエルトリコ債はすでにジャンク(投資不適格)の扱いを受けていたのですが、税金がかからないこと、利率が高いこと(ジャンクだからだけど)から米国で売れていました。しかしこれで元本は毀損するし額面も暴落するでしょう。地方債市場がめちゃめちゃになる可能性があります。
なお、700億ドルというのはキューバのGDP相当に匹敵します。ギリシャのGDPは2400億ドルです。数字だけ見るとそこまで大きくないように見えますが、アメリカの地方債市場の規模は3兆ドルもあります。ここから仮に3割の投資家が金を引き上げたとするとえらいことになりますね。
「ギリシャが返せないということは知っていた」
日経平均はリバウンドしました。まるでギリシャ危機もプエルトリコ危機も織り込み済みであったかのようです。プラ転した中国株のおかげかもしれません。嫌中派は反省してほしいものです。
我らが財務大臣・麻生太郎ちんはダイジョーブと言ってます。
「わしらが支えるから暴落はしないよ」
政府による株の買い支えを根拠としているのでしょうが、今まで政権がダイジョーブと言ってダイジョーブだった試しはありません。
この時もそうでした。みんな地価は下がらないからダイジョーブと思っていました。
リーマンショックのときも、リーマンブラザーズ倒産が未曾有の経済危機になるとはだれも思っていませんでした。
ギリシャショック+プエルトリコ債権界ショックだけで終わるとは思えません。「実は俺も俺も」と水面下の問題が今後いくつも浮上するのではないでしょうか。
とりあえず1週間様子見するため、保有株の大半を一旦売りました。BS11、ダイキアクシスだけ少量残してあります。ギリシャ問題がただの茶番劇で終われば機会損失は著しいでしょうが、プエルトリコ問題がプラスでやってきたので、連鎖リスクを取らないように戦略を変えました。結果的に損だったとしても仕方ないでしょう。
本日神奈川県西部で地震が多発し、箱根山の噴火警戒レベルが2→3に上がりました。小規模な噴火があったとのことです。これを受けて9007小田急がリバウンドを果せず、急落しました。
個人的には小田急の売上はロマンスカーよりも通勤客、更に言えば電車よりも小田急百貨店が占める割合の方が大きいので、売ってもしょうがないと思います。。