モンサントのブログを覗いてみた

「モノカルチャー:神話、現実と未来」

 

Reality — Corn and soybean fields may look the same as you drive by on the interstate or fly over the “I-states” (Indiana, Illinois, Iowa), but they are in fact incredibly genetically diverse. And that diversity is actually increasing.

8.17.15 shutterstock_60364654_v1_PM_FacebookConsider corn. In the mid-1990’s when Monsanto first entered the seed business in that crop, 90 percent of hybrids were produced from male and female plants of largely U.S. origin. The commercial gene pool was relatively narrow, using less than 10 percent of the global corn gene pool. Since then, however, a combination of advances – in molecular breeding techniques, the use of DNA markers, computing and more — have enabled us to incorporate ex-U.S. strains of corn into our own. As a result, the majority of our new corn hybrids today contain genes from “foreign” corn — varieties grown in Mexico, Brazil, Argentina, Asia, and Europe.

We are, in short, using more of corn’s global gene pool – and dramatically expanding the genetic diversity in farmers’ fields.

With biotechnology, we can add even more genetic diversity by incorporating foreign genes from other plants and microbes. A leading U.S. corn hybrid that contains the SmartStax® trait package, for example, introduces eight such genes into the crop.

 

拙訳:

現実:I-States(Iのつくインディアナ、アイオワ、イリノイ州)をドライブしたり飛行機で飛んでいると、トウモロコシ畑や大豆畑はどれも同じように見えるかもしれません。しかし、これらは遺伝的に多様なのです。しかも多様性は増加しつつあります

例えばトウモロコシ。モンサントが種子ビジネスに乗り出した1990年代中盤では、90%のハイブリッド種*1はアメリカ産の植物から生産されていました。しかし、分子学的品種改良技術、DNAマーカー、情報処理技術などの先進テクノロジーなどを組み合わせることによって、アメリカ以外のトウモロコシの特質を合成することができるようになりました。その結果、私たちが新開発したハイブリッド種のトウモロコシは殆どが「外国産」のトウモロコシの遺伝子を含んでいます。その範囲はメキシコ、ブラジル、アルゼンチン、アジア、ヨーロッパに及びます。

手短に言えば、私達は国際的遺伝子プールをたくさん使って、農地の遺伝的多様性を劇的に増加させているのです。

私たちはバイオテクノロジーによって、他の植物や微生物由来の外来遺伝子を取り込み、遺伝的多様性をさらに増加させることもできます。例えばSmartStax®(訳者注:モンサントとダウ・ケミカルが2009年に開発した複数の除草剤耐性を持つGMO)の特質を備えた先進的なアメリカ産トウモロコシのハイブリッド種は、8種類の外来遺伝子を作物に組み込んでいます。

 

(太字は訳者)

 

マジで書いてるんですかこれ。

要約すると

「コーン工場には外国人とアメリカ人のハーフを押し込めているから一様じゃないよ。遺伝的多様性はバツグン」

「最近彼らを魔改造したので遺伝的多様性がもっと増加した!」

遺伝的多様性って言葉を使えばなんでもいいんかいな。

 

なかなかクレイジーな企業です。他にもどんな記事があるのか楽しみです。アニュアルレポートも読んでみます。

 

モンサントのイメージ

54: 風吹けば名無し 2012/07/19 20:57:30 id:bG8xZ4pk
オレたちは悪党…… 市民を喰らう立場…… もう平凡な一市民としては生きられない
そんな悪党がびびってどうする……?メンツを捨ててどうする……?ふんぞり返れ……おまえの傲慢さは弱点でもあるが同時に強力な武器でもあったんだぜ
その人をなめきった態度オレは嫌いじゃなかった…また会おう……!

 http://zawasoku.com/archives/29224595.html

 

 

*1:訳者注:2つの異なる品種を掛け合わせた作物。2代目からは好ましい形質が薄れるから実質上の1代限定の作物。種子を継続的に売れる。モンサントかっこいい!


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。