鬼トレ:適度なハードモードは人生を豊かにする

10日ほど前に、ネットで知り合った方からニンテンドー3DSをいただきました。それは次のソフトを私にプレイしてほしい、という想いからでした。

東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング

東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング

 

 最近はダウンロード版もあるのですね

 

この通称「鬼トレ」はこのブログでも時々話題に出していた「ワーキングメモリー」を鍛えるというソフトです。

 

 

自分の限界ギリギリのレベルのトレーニングを1回5分間、最大8種類を毎日続けます。この「限界ギリギリ」「5分」というのが非常によくできていて、限界ギリギリを5分続けるとめちゃんこ疲れます。過ぎたるは及ばざるがごとしで、ハードなトレーニングは筋トレと同じでやり過ぎると疲弊します。今日の鬼トレニュースでも4時間続けると脳が委縮すると言っていました。筋トレでも5分以上強い負荷をかけることはまずありません。

脳や体に短時間強い負荷をかける、というコンセプトは他にも応用できると考えられます。たとえば2週間も経ち料理に慣れてきたので、料理中は外国語のシャドウイングをやりながら野菜を切ったり煮たりすることにしました。かなり負荷がかかりますしキッチンの隣にある玄関の前の外廊下を通った人はきっと何だこいつと感じるでしょう。しかしこの負荷にもいずれ慣れてくるでしょうから、そしたらもっと難しい言語とか初見の言語とかに切り替えてみようと思っています。

こんなことを毎日続けていたらいろんなことができるんじゃないかと考えています。思い返せば、収入がハードモードにならなければ食費や生活費を削るために工夫しようと思っていなかったでしょう。またこの工夫が楽しくて仕方ありません。どんなハードモードでも、再生産・回復可能な限りであれば、慣れます。慣れれば自動化が行われ、負荷が減りますので次のステージに進むことができます。人生が澱むのは、負荷が極端に少なくなってしまったその時に訪れるのかもしれません。生活のあちこちに「適度な」ハードモードの仕掛けを作っておくことが人生を面白くさせるのではないか、と感じました。

これが鬼トレから教わったことです。まだ初めて10日程度ですので、最低1年は続けたいと思います。その過程でまたいろいろなことを学べるでしょう。


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