CDレビュー: Hampton Hawes – Trio Vol.1 (1955)

★★☆☆☆

ジャズの100枚。の17枚目です。

ハンプトン・ホーズ(1928-1977)はアフリカ系アメリカ人のジャズピアニストです。例に漏れずドラッグ中毒であり、早死にです。

こんなこと言うとジャズ好きの方に怒られると思いますが、全く良さが分かりません。雑です。雑すぎます。酔っぱらいの音楽です。トム・ウェイツのようにその酔っぱらい加減が味になるアーティストもいますが、この人の演奏は自分のタンパク質が拒否します。全体を通して演奏が悪い意味で崩れており、音が固く肌にペチペチと当たる感覚がしてノれません。爽快なはずのグリッサンドすらも耳に立ちますし、いいところが見当たりません。9曲目 The Foolish Thingsもいい曲なのに、石でも投げられるような適当なラストで幻滅してしまいます。

 

タンパク質と言えばうちには「タンパク質の音楽」という本がありました。以前飛ばしながら読んだことがあるだけなので、このモヤモヤした気持ちを解消させてくれるかもしれません。今度読んでみようと思いました。

 

 

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