本日も日本株は続伸し、日経平均が20463円まで伸びました。
長いスパンで見ると、7月頭のバブル崩壊危機の下げ幅はあまり大したことないですね。
一方、上海総合指数が落ちています。
前日比-3%です。明日の値動き次第でまた日本勢がパニック売りになる可能性もあります。
今日の売買停止銘柄 – 中国株│株・投資信託は証券会社の内藤証券
ところで売買停止銘柄は未だ大量に存在していますが、この「重要事項に関する公告未発表のため」という理由は何なのでしょう?
この理由、内容はどうでもよくてでっち上げでいいらしいです。企業が「市場に取引停止されてくれ」と言えば止まります。ただし再開には当局の許可が必要でしょう。3000ポイント前半から4000ポイント近くへの大幅なリバウンドを苦々しく見つめる企業の中には、取引を再開させてほしい企業がたくさんいるはずです。それらが再び売買されるようになった時が、すなわち穴に落ちたマリオのスタートボタンを押すタイミングとなるのではないかと恐れています。
個別株では、日曜日に優れた銘柄であると紹介した3031ラクーンが大幅高騰しています。
簡単な分析は次の記事の一番下にあります。ビジネスモデルとしては、エニグモとイーギャランティを足して2で割った感じです。
過去1か月の直近の安値が1000円程度なので、1か月で1.5倍になった計算です。先週の日曜の時点でPER27.73倍とそれなりの高値でしたが、今日はもう33.97倍です。3日連続で5%程度高騰しています。優良であると認定した企業の株がどんどん上がっていくのは嬉しい反面、もっと早く知っていれば得できたわけですから、機会損失で悲しくもあります。最近分析した安値の優良銘柄3800ユニリタも好調ですので、頑張ってほしいものです。
href=”http://rokujo.hatenadiary.com/entry/2015/06/28/145016″
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gt;有価証券報告書を読む 3800ユニリタ – 六帖のかたすみ</a>rokujo.hatenadiary.com
昨日3Q決算を驚異の利益2.5倍で通過した7581サイゼリヤが年初来高値を付けています。
同社の1年チャートをご覧ください。美しいです。。
サイゼリヤは非常に「尖った」企業です。尖っているのはもちろん価格です。ミラノ風ドリア299円。ピザALL399円。サイゼリヤの哲学を引用してみましょう。
創業者である正垣はヴェネチア商人の取引を観察してある仮説を立てました。売り側と買う側が価格交渉をすると両者の提示価格の中間で落ち着く。究極の取引 は「無料」と「有料」。その中間は提示価格の半分=5割引。5割引けば人間は直感的に「安い」とわかる。それでも「安い」とわかるだけで安くて驚くほどで はない。いっそのこと元の価格の3割にすれば、安くて驚いて、「食べないと損」と思ってくれるのではないか。お客様をびっくりするぐらい喜ばせるために7 割引きで売ってみよう・・・。そう決心した正垣は、ある日今までの商品内容そのままに価格だけを従来の3割にしました。すると翌日から店の前に長蛇の列が 並ぶようになったのです。 www.saizeriya.co.jp
それでいて不味くないのですからすごいですよね。現時点のPERは43.88倍。もはや雲の上の存在です。。
今日のイナゴ
3409北日本紡績、4335アイピーエス、9423FRS、3138富士山マガジンサービスが大幅減です。今後もっと下がったら改めて記事にしようと思います。
2321ソフトフロントがストップ高、本日の値上がり2位の+29.41%です。KDDIと提携したことが材料となっていますが、この会社の有報を見た所、またも超級のクソ株です。
光回線を利用したIP電話・テレビ会議が主力製品のようですが、業績は思わしくなく4期連続の大赤字、5年間安定した売上減で今期は5年前の半分、利益余剰金-54億円(今期の売上高は4億円)、資金繰りにすら困ってるくせにベトナムに現地法人を作成、当然の継続企業疑義とまたも真っ赤っかの企業です。リーバイスの二の舞でしょう。
そして絶賛進行中のイナゴが3689イグニスです。ストップ高の+20.95%で引けました。ここも大赤字を出している中型のクソ株です。
ガーラの次のゲーム株イナゴ会場となりそうです。明日にでも9日前の2倍に迫ろうという勢いです。もちろん何の材料もありません。ただただ、金が流れ込んでいるだけです。