TOPIX Core30銘柄リサーチ中

2914 日本たばこ産業
3382 セブン&アイ・ホールディングス
4063 信越化学工業
4502 武田薬品工業
4503 アステラス製薬
5401 新日鐵住金
ここまで順番にチェックした。アニュアルレポートは面白い。どこも売上が1兆円を突破しておりクラクラしそうだ。またどの会社も資産が兆単位で売り上げの数倍くらい存在し、倒産の心配はない。ほぼ0だ。
どの会社も、決定的な強みを持っている。JTならタバコという爆益商品、セブンアイなら食品とコンビニによる民衆支配、信越化学なら塩ビ・シリコンウエハ市場の独占、武田とアステラスは薬剤という必須商品、新日鉄は世界一の鉄製品、などなど。民衆にとって欠くことのできない物・サービスを手中に収めることによりこれらの企業は巨大になった。
そしてこれらの強みは依存であり、欠点でもある。JTはタバコ業界の縮小、セブンアイは高齢化・人口減に苦しめられることがほぼ見えている。武田とアステラスは2年ごとに確実に訪れる薬価引き下げと特許切れによる後発品の台頭により新薬をハイペースで開発せざるを得ず、研究費がかさむ。これらの日本独特の原因で、成長を続けるためには海外に出ざるを得ない。特にJT、武田、アステラスは国内が減益、海外で大幅増益と海外頼みの傾向が著しい。新日鐵もほぼ製鉄業1点が頼み(売上の88%)だが、世界中の鉄の供給過剰に苦しんでいて、売上高は5年間ほぼ横這いが続いている。巨大企業といえども、巨大ゆえの悩みがあることがわかった。
なお信越化学は本日決算が発表され純利益13.2%増と非常に堅調だった。主力の塩ビの営業利益が16.5%減と苦しい。国内住宅需要が振るわなかったからだそうだ。しかし強みを持つ製品が2以上あり、今期はスマホ関連のシリコン製品が大幅に伸びたため2ケタ増益を達成した。ここは事業の分散も海外展開も理想的に進んでいるようだ。
業績とは関係ないが、新日鐵や信越のサイトは製品情報が充実していてワクワクする。
引き続き他の大型銘柄の調査を続けていく。日曜にはフィスコを参考に話題の中小株も調べる。とにかく今は日本中の企業について知りたい。私はこの年まであまりに勉強しなさ過ぎたので。


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