CDレビュー: Yes – Close To The Edge(1972)

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このアルバムを聞くのは実は2回目。改めて、このアルバムの偉大さが染み入る。今までに聞いた全プログレアルバムの中で最強のアルバムだろう。奇を衒うわけでもない、概念の再構築をするわけでもない、擦れてない明るく前向きな王道プログレッシブロックを極限まで磨き上げた珠玉の1枚だ。ジョン・アンダーソンの明るくかつ悲哀を感じさせるヴォーカルには恐れ入る。
ボーナストラックを省いた収録曲はなんと3曲、1曲目表題Close To The Edgeは19分。しかし1秒たりとも無駄のない抜群の構成で、特に後半のオルガン地帯は2回目にもかかわらずまた感動してしまった!!2曲目And You And Iも10分超の大作。序盤のギターの切なさが光り、そのあとのスローテンポのメロトロンは反則!3曲目Siberian Khartuも素晴らしい。中盤の単語連呼ゾーンのドラムロールがどのアルバムでも聞いたことのないお腹に響いてくる歌を聞かせてくれる。1曲1分1秒全く隙の無い完璧なアルバムでした!
ボーナストラックは蛇足なのでカットした方が作品としては完璧だった。And You And I(Alternate Version)のインプロ部分だけ本編に取り入れてほしかったなぁ。

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