Andy Stott – Faith In Strangers (2014)


★★★★☆
2014年特集8枚目。Andy Stottはダブ・テクノ系の音楽プロデューサー兼作曲家。最も注目(注耳?)すべきは2曲目Violence。音自体は簡単なシンセとTR-909のドラム。なんだけれど、それにディストーションを主とした激しいエフェクトを掛けまくることで、大化けする。それに囁くだけの女性ヴォーカルを加えることで、本年度No.1の鬱テクノの出来上がり。後半にかけてのダウナーさは随一。トリッキーのOvercomeを彷彿とさせるような下げ下げサウンドだ。
ただこのエフェクト、くどい。5曲目No Surrender、7曲目Damageと多用されるとさすがに疲れるし、飽きる。2曲目だけで止めてくれればよかった。8曲目表題曲Faith In Strangerも落ち着いているだけであまり迫ってこない。もうひと押し欲しかった。


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