仕様策定中1

DB構造再編 – diary 六帖の続き
csvを作ってみると、小田急小田原線のダイヤのデータは平日上下合わせて約1MBにすぎないことがわかった。1MBくらいならメモリ中にロードしたところで大したものではない。いまやスマホでさえどの機種でもメモリはGB単位だ。全部メモリ中にDBの内容を読み込んでしまった方が、後々楽だろう。Ajax使わなくてもいいんじゃない?
しかし起動時にこの量を全部ダウンロードするのはあまり得策ではない。おそらく多摩線、江ノ島線を足して2MBといったところだろうが、ADSLで基地局から遠い場合は100KB/秒くらいだと20秒、スマホの転送量制限を超えた場合は128kbps=16KB/sなので2分もかかってしまう。これはダサい。やはりAjaxは必要か。
検証のため旧TrainNaviのサーバーとのやり取りを調べたところ、小田急全線の1時間分の列車情報をゲットするのに約5秒かかり、データ量は2-300KB程度。でかいな。サーバーからJSONを返しているのでかなりの冗長性があるようだ。

[{“LineID”:”1″,”TrainID”:”10″,”StartStationID”:”47″,”EndStationID”:”41″,”StartTime”:”05:10:00″,”EndTime”:”05:18:00″},{“LineID”:”1″,”TrainID”:”10″,”StartStationID”:”41″,”EndStationID”:”40″,”StartTime”:”05:19:00″,”EndTime”:”05:25:00″},{“LineID”:”1″,”TrainID”:”10″,”StartStationID”:”40″,”EndStationID”:”39″,”StartTime”:”05:25:00″,”EndTime”:”05:29:00″}
以下略

無駄だなぁ。。JSONはやめてcsvを返すようにして、クライアント側でパースするようにした方がよさそうだ。1,10,47,41,5:10,5:18 で十分だよね。
で、DBしか使わない場合は拡張性に乏しくなるので、csvをサーバーにアップロードしても使えるようにする。もちろんDBの方が高速だが、扱うデータが高々2MBとそれほど大きくないのでファイルアクセスしてもよいでしょう。共通のインターフェースを作って、どちらでも使えるようにする。Ajaxで路線名、取得範囲をphpに投げて、phpから該当するデータを返してもらう。
csvはヘッダも必要だな。tntrainテーブルに列車の寿命(始発時間と終着時間)を書いておけば、読み込みもスムーズになるでしょう。


Amon Tobin – Permutation (1998)


★★★★★
2年連続の2作目。
前作と比べて音質、ジャズ成分、薄気味悪さが大幅にアップした上に、ビートの破壊力が前作の2倍以上になっている。よくもまあ時間軸と波の高さしかない2次元のビートをこれほどまでバリエーション豊かに展開できるものだと思う。12曲全曲リズム萌えのできる非常に素晴らしいアルバムだ。今回のビートは野菜からスナック菓子へと粒状感もアップしている。さらにリズム隊以外の楽曲部もパワーを増しており、全曲を通してえも言われぬ緊迫感に包まれている。
どの曲もよいが、まず2曲目のBridgeが耳を引き付ける。サンプリングされているのは殆ど生ドラムだが、こいつが縦横無尽に延々暴れまわる。それでいて何故か後ろのジャズ音源と完全にマッチしている。爆音で聞けば爽快間違いなし。さらに4曲目Sordid、ただのビッグビートだと思ったら大間違い、後半に行くにしたがって何層にもわたるドラム捌きが展開されてゆく。7曲目Switchの冒頭部分はこの当時の音とは思えない意味不明の音が鳴っており、さらに9曲目Sultan Dropsも非常にインパクトの強い楽曲だ。曲名通り中東風だが、何か世界観が壊れていて、赤黒いどん底に押し付けられているような気になる。
非常にレベルの高いアルバムだと思う。リズムの王様だ。


イタリア語追加

放送大学 授業科目案内 ヨーロッパ文学の読み方―古典篇('14) を聞いたら、どうしてもダンテの神曲を原文で読んでみたくなった。歌曲・オペラの歌詞が聞き取れるようになりたいし。現時点、一番効率のよさそうと思える方法論を使って、1日5分-10分を使う。
まず文法書を10回読みます。ただし発音は非常に重要なのでCD付きのものを使って何度も聞きます。何か月かかることやら。。
並行して単語を1日1語ずつ覚えます。文法が終わり次第、ペースを2〜5倍に段階的に上げます。まずは最低限の1000語、次に5000語を目標にします。


King Crimson – Three of a Perfect Pair(1984)


ヽ( ´ー`)丿★★★☆☆
2年ぶり10枚目。うーーん、いまいち。。なぜ、なぜ四つ打ちなのか。
4曲目までの前半戦はいかにもな80年代サウンドに、オリジナルのテイストを振りかけたような作品群。1曲目表題のThree of a Perfect Pairには前作前々作に引き続きミニマルテイストのギターが使われており、もう定番として定着したような感がある。
5曲目Nuagesは少し時代の早すぎたエレクトロニカもどき、6曲目以降はいつものような意味不明路線になるが、ドラムに80年代電子タムタムが使われているせいか、迫力に欠ける。欠けすぎ。特に8,9曲目はこの気の抜けた電子ドラムがなかったら、もっといい曲だったんじゃないかなぁ。ラスト9曲目Lark’s Tongue In Aspic Part IIIも、前半はよいが後半に期待していたような衝撃がなかった。むぅ
このアルバムで80年代のキング・クリムゾンとしての活動は終了する。Redのときといい、毎回、終わりが良くないのう。


GitHubを使う

今月会社に行ったとき、バイトの人がGitHubを使ったことがあると言っていた。そういえばEclipseにはGitの機能が付いていた。VSSだけしか使ったことがないんじゃ時代遅れになりそうだ。折角機能が付いてるので、せっかくだから登録してみた。
kickzone · GitHub
Gitを使うのは初めてだ。すごく動作が軽いように感じる。これで、念願のバージョン管理ができる。。しかもローカル環境でもできる。すごい。
参考リンク:じっとしてないEGit: EclipseのプロジェクトをGitにPushする。
今日は登録済みの単語検索機能を追加したので、早速GitHubにも反映した。ソースを更新することをチェックインではなく、コミット又はプッシュというらしい。コミットとプッシュの違いが判ってない。調べなきゃ。


JavaScript修行

TrainNavi2作成にあたり、無印TrainNaviの反省点を挙げておく。
・ソースが単一でメンテナンスが超困難
・クラスの設計が行き当たりばったりで拡張性がない
・せっかくjQueryをインクルードしているのにajax以外でまったく使っていないのでソースが無駄に冗長
一から始めたので仕方ないところもあるが、以上のことからまずJavaScriptとjQueryの勉強をしないとまず開発も不可能であるということがわかった。
ここのところ忙しすぎたことと日曜をほとんど別のアプリケーションの開発に回してしまっていたので本を読めてない。次の目標は
Learning JavaScript Design Patterns
こいつだ!JavaScriptのお作法を学べる上にjQueryの言及もされているので目的に合致しそうだ。なんとweb上で全文公開されてるぞ!太っ腹!しばらく日曜日をこいつの読解に回そう!


Marco Minnemann – Eeps(2014)


★★☆☆☆
Steven Wilson – The Raven That Refused To Sing (2013) – diary 六帖 のドラムス、Marco Minnemannの最新ソロアルバム。彼はドラムの腕が一級品だというのに、他の楽器もできるらしい。このアルバムは18曲中17曲は全部一人の演奏で作ったそうだ。それはすごいことだ、、なんだけれど、私には合わなかった。器用貧乏というのか、ギターは上手くないし、シンセの入れ方、ヴォーカルの散りばめ方、曲の構成、展開、、どれをとっても心に響いてこない。何故かはわからない。ただ一つ、10曲目 The Split の終盤へ向かうドラミングだけは心に残ったが、あとはどれもいまいち。レビューサイトは各所でべた褒めだけどなんでかなあ。。確かにカテゴライズできない、他にあまり類のない曲たちではあるんだけどさ、どうも、あまりいい意味でないジャンクって感じだなぁ。
このCDで一番良いところは、ジャケット!ジャケットすっごいかっこいい。


言葉を根拠づけるもの

私たちは言葉を使って思考も会話もするけれど、言葉は記号だ。物事を表す代表者だ。記号はどうあがいたって抽象化を免れないので、言葉が表わす物自体を直接表現することは不可能だ。ある物事を私がAであると感じた。しかしそれが本当にAである保証は全くない。実はBかもしれない。これを客観的に確かめる手段はない。
自分の中でさえ矛盾が起きる恐れがあるというのに、さらに厄介なことに私が認識しているAということを、相手がAと認識するであろう根拠は、ない。私とあなたがAを会話によってやり取りできている気がするのは、幻想だ。まぼろしのうちに私たちは生きている。言語世界とは言語による共通了解が存在するという前提によって成り立つファンタジーだ。
ということを、外国語の学習時に感じる。最近読んでいる哲学入門の解釈の一つでもある。こんなことくらい、20代のうちに勉強しておくんだったなぁ。ああ人生無駄したなぁ。外国語を外国語のまんま学習したって絶対に何もわからない。ハングルをずっと眺めていて分かるようになるかというと、ならない。読書百遍意自ずから通じない。だってこの文字と我々の言語世界との共通了解がまったくないんだもの。ハングルは日本語と文法以外の共通点が少ないので本当に厳しい。いずれ学びたいアラビア語にも同じものを感じる。ハングルには一部に漢字由来の言葉もあるが文字だけ見てもはじめは絶対わからない。なので、我々は日本語と外国語を訳によって接続する。日本語に結び付けることで、共通了解の世界に新しい記号を結び付け、外国語をいわば母国語の代替物として学ぶところから始めざるを得ない。(つづくかも)


Billy Hart – All Our Reasons (2012)


★★★★☆
Paul Bley – The Nearness Of You(1989) – diary 六帖 のドラマー Billy Hart さんのリーダーアルバム。彼のドラミングは前回聞いたときよりも遥かに目立たず、さらに暖かみを追加した演奏になっていた。音色も極めてスモーキーに調整してあり、アルバム全体に薄い煙のかかった様な効果が出ている。柔らかいサックス、とても優しいピアノとベース。演奏としては完璧に思える。ラスト9曲目 Imke’s March の口笛の背後に響いているベースがしみてくる。3曲目Tolli’s Danceはなんとかノッていけたが、全体として先鋭的な楽曲たちで頭が追い付かず、ジャズ一通りの耐性ができていない私にはまだ早かった。あと何年かしてから聞くと、心安らぐかもしれない。