Gustav Mahler, Fritz Reiner(Cond), Chicago Symphony Orchestra(Orch) – Das Lied Von Der Erde(RCA Living Stereo Collection CD58)


★★★★★
マーラー作の「大地の歌」。マーラーは日本で演奏されることが少ない。よくあるベスト盤みたいなクラシックのCDには必ず入っていない。いままで馴染みがなかった。
歌というよりは交響曲(歌曲つき)という感じだ。ドイツ語がまったく聞き取れないのが残念だが、どの曲もオペラ並みの重厚な構成になっており、少し疲れる。圧巻なのは第六楽章で、なんと30分もある。そしてこれがド名曲で、後半の全楽器が渦を巻くように絡まって押し寄せてくるような個所は抜きんでている。ラストはこの時代の交響曲としては珍しい和音(6度の音が入っているらしいです)で、そのせいでかなり余韻が残る。演奏もいうこと無し、完璧です。みんなこれ1枚でマーラーファンになること間違いなし。私はなりました。
なんとWikipediaの記事に全歌詞と全訳が載っている。すばらしい。


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