(ちょっと恥ずかしい)
★★★☆☆
昔ハマっていたゲームの第20弾サントラ。自分はまともにプレイしたのが13くらい、17以降は触ってもいないので、とうとう20も出たか、と思うと感慨深い。
回を追うごとにターゲット層が低年齢化していって、硬派な曲がどんどん少なくなっていって気持ちも離れて行ってしまった。前回Lincleのサントラが非常にイマイチだったこともあり、このサントラには期待していなかったが、どうしても気になるので効いてみた。いつも通りボーカル曲はほぼすべて量産型女性ボーカルなので飛ばしてしまったが、それ以外の曲のクオリティは高い。ほとんど、常連の作曲者ものだけれど。。
・気になった曲Top5
1.DJ MURASAME – 仮想空間の旅人たち
一番ツボに入ったのはこの曲。非常に不思議な音の使い方をする。ダサい一歩手前のガケを行ったり来たりする。メロディーも全然予測できない動きをする。古臭いような定番のようなでも一風変わっているアルペジオ。それらが全体的に組み合わさって曖昧で宙ぶらりんな浮遊感を形成している。4分もあるのでおかしいなと思ったら、なんとSPとDPで1曲を構成しているのだとか。プレイ末期はDPerになっていた自分としては嬉しい仕掛けだ。
2.yu_tokiwa.djw – rumrum triprets
好きだった曲 murmur twins + Linus のリアレンジバージョン。やっぱりいい曲でした。
3.Eagle – S!ck
流行りのダブステップを一応取り入れてみたものの、それの向こう側に駆け抜けてしまっている姿勢が素晴らしい。展開が慌ただしくごちゃ混ぜなのも非常に良いです。
4.ユニバーサル度胸兄弟 – Thor’s Hammer
ジャニーズ的存在のイケメンであると同時に天才ピアニストとして有名なリスト様が作曲した超絶技巧の代表曲ラ・カンパネラをIIDXで叩かせようとする意欲作。最初から最後まで爆音のクライマックスのまま進んで終わるので始め聞いたときは笑ってしまいました。
5.猫叉Master+ – portal
氏の曲は独特の哀愁コードを必ず使用していてそれはとても良いのだけれどワンパターンになりがちであまり得意ではありませんでしたが、この曲では独自性を保ちつつ6/8+4拍子混在など斬新なリズムパターン、今までにないメロディーなど新たな境地を見た気がします。
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