クロスドメインAjax

通常、ajax通信は同一ドメイン内でしか行えない。自サーバーのphpスクリプトなどを実行し動的に結果を取得するのに使われる。
しかし、ドメインを飛び越えてajaxを動作させる方法があるらしい。jquery.xdomainajax.js というスクリプトを使用する。

jquery.fn/cross-domain-ajax at master · padolsey-archive/jquery.fn · GitHub

公式サイトより抜粋

$('#container').load('http://google.com'); // SERIOUSLY!
$.ajax({
url: 'http://news.bbc.co.uk',
type: 'GET',
success: function(res) {
var headline = $(res.responseText).find('a.tsh').text();
alert(headline);
}
});
// Works with $.get too!

マジで!?URL入れるだけじゃん!?楽勝すぎる!しかも返ってくるのはjQueryオブジェクトなんだから、DOM操作もセレクタを使ったデータ収集も楽勝じゃん!

GitHubのコードを見ると、タネはYQLというYahoo.comのAPIを使っていることらしい。

       YQL = 'http' + (/^https/.test(protocol)?'s':'') + '://query.yahooapis.com/v1/public/yql?callback=?',
query = 'select * from html where url="{URL}" and xpath="*"';

つまり米Yahoo様の力を借りて、プロキシ的に他のサイトのデータをゲットしてしまうというわけなのか。リソースと金が余りまくってる会社の力を借りるのなら罪悪感はないね。採用決定!!
クロスドメインAjaxを使用する最大の利点は、回線や処理の負荷をクライアントに肩代わりしてもらう(悪い言い方をすれば、ユーザに押し付ける)ために、サーバーの負荷が大幅に軽減できるということ。レンタルサーバーを使っていても、転送量を気にすることなく他のサイトのhtmlを拾ってくることができる。これはとてもありがたい。


PHPの可変変数

Programming PHP で仕様の総確認をしていたら、「可変変数」なるものに出会った。なんじゃこりゃ?
簡単に言うと、「変数名を格納する変数」ということらしい。

$arg1 = "nannkadaru-";
$arg2 = "arg1";
echo ${$arg2}; // nannkadaru-

応用例は、例えば連番になっている変数をforループで処理する時など。

if($BUTTON1)
//略,10回繰り返し
if($BUTTON10)
↓
for ($i = 1; $i <= 10; $i++){
  if( ${"BUTTON".$i} ){

  }
}

わかりやすくなるが、可読性が下がるというトレードオフに悩まされそうな機能だ。もっとスマートな使い方があるような気がする。


Johann Sebastian Bach , Emerson String Quartet – Art of Fugue for String Quartet (DG 111 CD12)

★★★★☆

DG111の12枚目。BWV1080は最晩年に書かれた曲で、楽器指定がなされていない。チェンバロやピアノでも演奏されることがあるそうだが、このCDは弦楽四重奏版。彼の宗教家と言うよりは職人芸の極みという感のある曲をヴァイオリン四本が丹念に弾いてゆく。

wikipediaには次の評がある。

単純な主題を入念に組み合わせることによって究極へと導いた。

私にはまだ彼の創造性を理解することができない。分かりやすい現代商業音楽に毒されてしまっているためだろう、どうしても展開に乏しかったりドラマチックさに欠けるように感じてしまう。音楽に何を求めるか、という姿勢の問題だ。冒険や高揚感、ドキドキするスリルや奇抜性を求めるのか、調和や静寂、安心感、論理的整合性、音階や理論の緻密さを求めるのか。ふつーの人間は前者を求めてしまうだろう。私もそうだ。年を取れば後者を求めるようになれるのだろうか?知識と経験は音楽体験を豊かにしてくれるのか?もっとたくさんの音楽を聴き続けなければいけないのだろう、とごく当たり前のことを考えた。


2930 北の達人コーポレーション

昨日は久々にフィスコのレポートを一気に最新分まで読んだ。最も注目すべきは2930北の達人。IRページだけ見ると創業者によるワンマン経営っぷ りで怪しさ満点、売っている物も怪しい健康食品・化粧品等。でも事業の内容自体はまともで、開発・販売から物流・マーケティング・システム開発まで自前で 全部やってしまう。よく外注を排して商売できるな。徹底的にマーケティングをして売れそうな商品を残し、製品特化のホームページを作成、商品ごとにチーム を結成し売りまくる。カイテキオリゴと検索してみるとアフィリエイトサイトがドサドサひっかかる。アフィリエイトは比較的高年齢のネット慣れしていない人をひっかける上手い手法なので、儲かるだろうね。公式販売サイトもいかにもな煽り文句まるけ。商品自体は詐欺じゃないんだけどさあ。

情弱をターゲットとしたこの商売の営業利益率はなんと23.7%。すげぇ。札幌の企業なので人件費が比較的安いのも強みなのかもしれない。PERは10倍台 とまだ割高ではないので早速買ってみたらすぐに年初来高値を更新した。ここもビジネスモデルが強固、5年くらいは安泰だが、昨今は上がりすぎでいつ調整が入るかドキドキだ。健康コーポみたいに強くなりすぎたら売ろう。


雑感:コラボス、BS11、ペパボ、Eギャランティなど

以前から気になっていた3908コラボス。クラウドサービスを使ったコールセンター事業ということで、地味で手堅く今後5年くらいは成長が見込めそうな企業なので注目していた。IPO上場時は異様な高値で全く手が出なかったが、とうとう半額まで下がってくれたので今日の朝成買いして1日放っておいたらストップ高になっていた。

BS11(意味なし下げ)、エスクリ(来期投資拡大赤字下げ)、毎日コムネット(権利落ち下げ)と暴落を続けた株たちのせいで年初来14%→4%くらいまで落ち込んでしまったポートフォリオにわずかながらの油を注入してくれたものの、この上がり方には材料が全くない。どうやら他のIPO銘柄からの乗り換え買いらしい。そういう企業と関係のない高値はやめてほしい。この後また一気に下がる可能性が高すぎる。発行済み株式数が少ない株はちょっとした資金で浮動し過ぎる。怖い。

そういえばもう一つ注目していたGMOペパボもいつのまにか上下動の激しい投機株になってしまっていた。さみしい。一時は8800円(分割前の17600円)というとんでもない高値を付けていた。将来的な利益はまだ不確かだが、いまの6820円も過熱気味にしか見えない。ガーラのように未来が見えずふわふわしている株は怖い。

BS11で無現ナンピン貧乏になっていたところ、フィスコのレポートのおかげでやっと上昇トレンドに乗れた。このまま上がってくれると嬉しい。業績が悪化する要素はオリンピックあたりまでは見当たらないので、数年は持ち続けるつもり。

過熱感があるEギャランティを売ったら今日見事に下がった。また買ってみようかと思わせられる。ここも数年スパンで見れば、下がる要素は全くない。