六帖のかたすみ

クラウドワークスやめました

塾の仕事も決まったことですしライターの仕事は今日辞めました。けっきょく3週間で3記事しか書けませんでした。

 

伝説のサッカー選手が人生を変える映画『エリックを探して』|PUUL(プウル)

知的なスラッシュメタル、メガデスを知るならこの3枚!|PUUL(プウル)

ネガティブ漫画の真骨頂『NHKにようこそ!』の名言|PUUL(プウル)

 
このほかちょっと前にレビューをつけた「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」で5000字の記事を執筆中で半分以上書けていたのですが、もういいやー面倒 やる気なくなった
今日自転車がパンクしたんですが修理代の半分にもなりませんでした。
 
自分で主体的に作品を選べないこと、体裁を整えることにエネルギーの大部分を使わなけばいけないこと、この2点が私には大変苦痛でした。特に後者。自分の思考を読者の都合(編集部の都合?)とやらで強引にパーティションしていくのはほんとくるしい。所要時間が倍になります。プロの物書きは皆こういうこと楽勝でできるのでしょうから頭の下がる思いです。ライターさんはすごいなあ言論をつかさどっているぼくにはとてもできない ニケ
時給が低くてもまだ翻訳の方がましでした。右から左に文章を流していくだけですから。
 
下はライター試験を受けたときのテスト記事です。一生下書きフォルダに入ったまま公開されないのがかわいそうなので、ここに貼っておきます。

 

プチ哲学 (中公文庫)

プチ哲学 (中公文庫)

 

生活の中で、ちょっとだけ深く考えてみよう

uedaippei

「プチ」哲学とは

哲学というと私たちは実存の危機とか、万物の根本的原理は何かとか、難しくて取っつきにくいものを想像します。しかし「プチ」とタイトルにあるように、本書のタッチはやわらかく簡潔に、しかしユニークな視点から物事を見つめ、時には私たちのアタリマエがアタリマエでなくなってしまうような威力をもつ考え方を提供します。これが「プチ哲学」です。佐藤さんは巻頭で、あまり難しく考えず、 しかしちょっとだけ深く考えてみることを薦めています。

かわいいイラスト達が、価値観をひっくり返していく

佐藤雅彦さんは「ポリンキー」のCMやNHKの「だんご三兄弟」「ピタゴラスイッ チ」で有名です。絵は彼が書いたものです。本書では佐藤さんによるイラストと解説がメインとなって進行していきます。トイレットペーパーやカップ、ネズミ、カエル、眼に見えないようなアリたちが動き回っています。実にかわいらしくほのぼのする絵なのですが、しかしこの絵柄とは裏腹に、内容は日常の気付きに溢れた奥深いものなのです。以下では、本書で書かれていることをほんの少しだけ紹介します。

 

価値の測り方を変えてみよう

 

 
時間で測るか、長さで測るか

おろしたての若いトイレットペーパーが「みんなのために一生懸命生きるんだ」と意気揚々としています。ところが使う人が多くてあっという間になくなってしまい、一瞬で老人になってしまったと自分の短い人生を嘆きます。しかし彼はこう言 います――「でも、役に立った長さはみんなと同じだ。」彼は、自分の価値をはかるものさしを時間ではなく長さに変えることで、誇らしくあることができたのです。

ものさしを変える自由はあなたが持っている

私達は年収や恋人がいるかどうか、子どもがいるかどうかなどの固定化されたものさしで大小を比べ、幸不幸を計った気になってしまうことが多々あります。しかしそのものさしは本当にあなたの価値の大小を表しているのでしょうか?他人や世間が用意したものさしで自分を計測していないでしょうか?大事なことは、ものさしをあなたが自由に選べるということなのです。あなたの価値を決めるのは他人ではなく、あなた自身です。トイレットペーパーの話はほんの2枚のごく簡単なイラストで、このようなことを教えてくれます。

動いているものと、一緒に動いてみよう

 
動いているものは、動いているものにしか見えない

ツバメは素早く動いている虫を食べなければいけません。小さな子ツバメは、あんなに速くては無視なんか食べられないと不安がります。親ツバメは子ツバメを励まし、一緒に飛び立ちます。
するとどうでしょう、子ツバメには虫が止まって見えるのです。それは、虫の速度と同じ速さで飛んでいるからだったのです。
相対速度という言葉があります。電車の中に乗っている人は、電車の中のものが止まって見えます。これは電車とその中のものの速度が等しく、相対的に速度が0となるからです。一方電車の外側にいる人からは、電車が速すぎて中で何が起こっているのか全く分かりません。動いているものは、動いているものにしか見え ません。

まずは行動してみること

動いているものにしか見えないものは、物理的なモノに限りません。社会的なもの、経済的なもの、人間の心理などあらゆることに応用できます。例えばどのような商品が売れ筋なのか知りたければ、実際に商品を買うために動き回っている消費者へのリサーチは欠かせません。優れた報道記事を書くためには、現場に行ってその場の雰囲気を掴んだり、その場で起きていることを体験したりしなければパワーのある文章を作成できません。何かを成し遂げようと思ったら、まず行動し、動いてみなければ見えないものがたくさんあるということがわかります。子ツバメのようにおそれず羽ばたいてみましょう。そして、動くためには親ツバメのようなメンターや先駆者も必要になるのです。

コーヒーカップに何が入っているか、考えてみよう

 

本書にはとても難しいクイズが一問ついています。次のようなものです。
可愛いコーヒーカップが、階段の低い方から3つ並んでいます。コーヒーカップには、ミルクかコーヒーのどちらかが入っています。全て同じ種類の飲み物が入っ ているということはありません。階段の上にいるカップは、下にいるカップの中身が見えますが、自分の中身は見えません。一番下のカップは何も見えず、真ん 中のカップは一番下のカップにコーヒーが入っていること、一番上のカップは下からコーヒー・ミルクが入っていることがわかります。しかしこれだけでは情報 が足りません。カップたちはみな考え込んでしまいました。
しかしこの中で1人だけ、自分の中身に何が入っているかわかったカップがいるのです。さ て誰でしょう?ビックリするような発想の転換が必要です。答えはこの本の中に書いてあります。私は、答えることができませんでした。ちょっと深く考えてみて、世界を見る目を変えてください!

 

 

 

 

テスト記事では無理してベタ褒めしていますが、本音はこちらに書いてあります。一読してつまんねえじゃんと思っても本心と裏腹にプッシュしなければいけないのも苦しかったです。

 


オーバーヒート2

c71さんとお話しすることができました。昨日の授業はかなり失敗の部類に入るのでどうしてもいろいろと聞いておきたかったのです。

会話するとだいたい頭の処理限界量を超えるのでどうしても内容の数割が吹っ飛ぶのですが、c71さんのブログで昨日の内容そのままの記事を書いてくださったので何度か読み返すつもりです。感激

 

私が重要だと思ったポイントは

・図を書く

・手順を教える

・ほめる、拍手

・生きる力を取りもどしてあげる

などなどです。下の2つは苦手な部類に入るので、1年くらいかけて生徒さんと一緒にできていったらいいな。

 

上2つについては想い出したことがあります。15年前に作った作品ですっごくカユいのですが

これ高校時代に数学の解説が一番分かりやすかった教師をネタにしたものなんですよね。矢田先生今どうしてらっしゃるのでしょう。

見る人が見たら個人を特定できるのでアレですけど解説ページです NARABBAH 高校時代から使う言葉があまり変わっていないっぽいので、読書とは何だろうかと問わざるを得ません。

彼の授業が分かりやすかったのは、「図を書く」「手順を教える」ことに長けていたからなんだなと今になってわかりました。

 

「図を書く」に対応

02:29~ こういう表を、絵を必ず書いて欲しいってことな。
02:39 あのホントに、計算ばっかり解くんじゃなくって、具体的にまず絵書いてみて、
どういうパターンなら、どういうケースがありうるのかっていうのを、
ごっとごっと書いていく、これが大事なような気がする。

 

「手順」に対応

01:49 平面やったら2つのベクトルがあれば必ず表現できんの。
01:52 空間のベクトルは3つのベクトルがあれば必ず表現できる。
01:56 文字は、3文字あるよね?文字3文字やから、
必ず連立方程式を3本、文字3文字やから必ず解ける。
02:03 垂直と言われれば、内積をとればいい。
02:06 これは、終点引く、始点。

 

すげー懐かしかったので予備校時代の物理教師の授業の様子も貼っておきます。わたしの手元とインターネッツからは消えていましたが、地元の知り合いが奇特にも保存してくれていたおかげでサルベージできました。

Ya Nag Geese Hour: 六帖倉庫

 

先に仕事を出しておく。何のために出しておくかというと、エネルギー保存を使いたいから。エネルギー保存といってもこの場合は、摩擦があるからこそこの区間で、エネルギーが失われる。 

 

力積が運動量変化、力積が運動量変化
2つかけたら、足してやるだけで導ける

 

やはり強調されていたのは「手順」です。予備校は黒板が普通の学校の2倍くらいの大きさなので、絵の重要性もあったのでしょう。

 

 

この記事も何度か読みました


採用されました

個別指導塾の面接に行ったら即採用そして即授業となりました。

予想はしていましたが、お勉強熱心ではない土地柄で中学受験する子はほぼおらず、かつ弱小で生徒数が周りの大手塾に吸収されまくっている背水の陣な塾でした。高校生は1人だけ。小学生の数が多く、全員補習です。

でも採用試験はなぜか算数が開成、灘、神戸女学院、英語は早稲田、慶応の問題でした。苦しすぎる。特に算数は小6であれ解けるって人間じゃない。図形問題は全滅しました。

教室長はなんと今日新任で来られた方で、私がプログラマーと聞いて喜んでいました。どうも将来的にはシステム開発にも関わることになりそうです。PCはWin7の旧型で書類は全部紙と、生徒管理システムすら存在せず非効率で困っていたそうです。かなりイノベーション精神のある人でしかも私の期待する、比較的アバウトな方でした。

実は私にも「開発できるんじゃね?」という下心があってわざと小さなところを選んだので、狙い通りになって驚きました。今の本業の職場は1998年時点の死んだ技術を無理やり動かしている現場なので頭がガラパゴス状態なのです。ブラッシュアップと趣味と社内改革と全部一緒にできたらすばらしいことです。

クラウドで仮想サーバー借りてそこで全校(3つ)の共通システムを作ることになるでしょうけど、Linuxの操作方法すらロクに分からない状態なので猛勉強しないとなりません。幸い1か月前に仮想環境を作ったのでこれをフル活用します。

ただビルのオーナーが塾の会長のようなものも兼ねており、彼の許可を得ないといけないらしいので本当に関われるのかまだ不確定です。教室長はシステム改革推進派でオーナーは消極的でした。今後政治的駆け引きやら対立がみられることになる予感がします。

 

初回の授業は新小5の英語(めずらしい)と新小6の算数。新小5の男の子は発達障害気味で、話しかけても反応が薄いように「見える(本当は水面下で色々起こっている)」子でしたのですごく気になります。新小6の算数は割合の話でしたが上手に説明するやり方が全然見つからず苦労しました。消費税を例にとってお茶を濁しましたがハッキリいって生徒に苦しい思いをさせたと思います。思えば昔東京個別指導学院でバイトしてた頃はそこそこ出来る高校生ばっかり見ていたので、超イージーモードだったんですね。

できる子はみんな他の塾に取られているので、これからは苦しいトライアンドエラーを続けることになるでしょう。いかに分かりやすく教えるか、どうやったら彼らが勉強好きになってもらえるか、、しかも相手はほとんど小学生です。どうしたらいいか分かりません。

こうなったら元妻が愛用していた遠山啓先生の本を買うしかない!

わかるさんすう 4

わかるさんすう 4

 

 

わかるさんすう 5

わかるさんすう 5

 

 

わかるさんすう 6

わかるさんすう 6

 

1冊1000円もする!元家族にくれとは言えないしなぁ。買うしかない

 

遠山先生の本は以前紹介しています 。超いい本でした

 

 

自分のこどもを置いて家を出て他人のこどもの教育に熱心になることになるとは皮肉な話です。少しでも補償になればいいと思っています。帰り道泣けてきたので今後も頑張ります。


オーバーヒート

大学時代の友人と11年ぶりに再会しました。お互い話すことが多くて情報を処理しきれず途中で脳の糖分が足りなくなりました。ドリンクバーでもっと甘いものたくさん頼めばよかった。別れた後もオーバーヒート気味でした。喋り過ぎてないか心配になりました。

彼とは出身県が同じで、難関校に受かったぞ地元のヒーロー!!俺様すごい!!という心理で上京したら大学には超人がウヨウヨいて自分はなんてクズなのか!という心理状態に陥った点で共通していました。その結果同じような時期に同じように危機が訪れ一緒に留年しました。今更ながら、心の底の部分に何か共通するものがあるんだろうなと感じました。

並みいる超人の中にフラれた人間が含まれているから余計だめだったんだろうなぁ私の場合は。

20代初期はいちばん脳のネジが吹っ飛んでいて時期なので思い出すとかゆくなることばかりなのですが、そんな私の存在が彼の支えになっていたことが分かってとてもうれしかったです。危機のとき「見て見て~私こんなに不幸だよ~」みたいな心理的リスカをやっていた記憶ばかりあるのですが、人間何が役に立つのかわからないものです。

最近結婚したそうですので私の分も幸せになってほしいです。

 

塾業界の話をたくさん聞くことができました。

個別指導塾でブラックバイトが横行するワケ | 週刊東洋経済(政治・経済) | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

去年この話題が沸騰したため個別指導塾はたいへんな人材不足だそうです。私が塾講師募集サイトからメールを送ると30分後には面接のお誘いの電話がかかってきたのもうなずけます。偶然ですがとてもいいタイミングで応募することができました。

 

これから履歴書を書きます。明日面接です。


書籍レビュー: 寛容を貫いたカエサル『ローマ人の物語〈12〉ユリウス・カエサル―ルビコン以後(中)』 著:塩野七生

★★★★★

 

紀元前49~44年が舞台です。宿敵であり盟友でもあったポンペイウスを打ち破ったカエサルが、ポンペイウスの残党と戦ったりローマ内戦の延長戦を戦った後に国内の大改革を行うというのがこの巻の主な内容です。

来た、見た、勝った

このセリフ時々見るんですが、一体何なのか?

ローマ内戦の終盤戦、小アジア(現在のトルコ)を占領したポントス王ファルケナスに対して、カエサルはゼラという土地で対決します。

この戦闘、なんと4時間でカタがついてしまいました。カエサルが元老院に戦闘の報告をする際の書き出しが「来た、見た、勝った」だそうです。ラテン語では「VENI, VIDI, VICI」。簡潔極まる美しい文体ですね。楽勝勝ちを表現したいときにぜひ使ってください。

 

紀元前の武士道精神

ポンペイウス側についていた小カトーという人物がいます。彼はカエサルに追い詰められたとき自害しますが、この自害の様子が実に凄惨なのです。

小カトーは、短剣を取って腹部を突き刺した。……だが、突き刺した箇所が適切でなかったのか、すぐには死ねなかった。……駆けつけた医者は、苦しむ小カトーの傷口を縫い合わせようとした。だが、その手を激しく払いのけた小カトーは、自分の手で自分の内臓をつかみ出し、それでようやく死ぬことができた。49歳であった。

カエサルは寛容が徹底しており、ポンペイウス側についた人間を一切弾劾しませんし自由も補償します。それでも小カトーは自死を選びます。誰もが平等という建前の共和制ローマでは「他のローマ人に自分を許してもらう」ことは「許すことのできる特権を持つローマ人が存在する」ことになるため、あってはならないことだったのです。許されるくらいなら死を選ぶ。そういう意味では小カトーを平等主義を貫いた論理的に正しい、清い人物とみることもできます。キケロなんかは称賛しています。

しかし我々後世の第三者から見るとただのアホです死ぬなよバカ。第二次大戦後に自害した日本軍人と思考体系が変わりません。カエサルは紀元前という同時代にいながら、我々と同じ視点を持つことのできた超人ですね。

このエピソードを見ても、政治にかぎらず全ての思想は、所詮はその人のライフスタイルの反映に過ぎないのかと思ったりする。(P85)

はい。そうです。どんな思想でも絶対的な尺度なんて存在しませんので。思想は個人です。

建造物まで寛容に

改革については共和制を事実上終わらせ、カエサル自身に権力を集中させたことに特徴がありますが、他にも365日で11分15秒しかずれない当時としては正確すぎるユリウス暦を制定したり、当時流行っていた巻物を裁断して普通の本にしようぜ!と言ったり面白いものばかりなのですが、一番驚愕したのはローマの城壁を破壊させたということです。首都が城壁も必要ないほどに平和であるのがローマの目指す道だ、という思想をもって破壊したそうです。どこまで寛容なの!

なお、カエサルが多く作った建造物をつい最近破壊したアホがいます。元祖ファシストのムッソリーニちゃんです。

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軍隊のパレードをするために「皇帝たちのフォールムの通り」を作ったんだと!これのせいで並みいる遺跡群はいまやアスファルトの中に埋まってしまったそうです。

 

相手のところまで降りるな

カエサルが超然としている理由はもう一つ述べられていました。

憤怒とか復讐とかは、相手を自分と同等視するがゆえに生ずる想いであり成しうる行為なのである。カエサルが生涯これに無縁であったのは、倫理道徳に反するからという理由ではまったくなく、自らの優越性に確信を持っていたからである。優れている自分が、なぜ、そうでない他者のところまで降りてきて、彼らと同じように怒りに駆られたり、彼らと同じように復讐の念を燃やしたりしなければならないのか。(P34-35)

ふつうは、優越性を持っている人間は他者が言うことについて「なぜお前ごときに言われなきゃいかんのや」と思って怒りがより増幅します。そんな人間を何人も見てきました。でも怒りが増幅するのって、不安の裏返しなんですね。本当に優越を感じていたら不安になるわけないですものね。優越性を持つことがいいかどうかはもとより。

 

さて前巻でも出てきた次の言葉ですが

わたしが自由にした人々が再びわたしに剣を向けることになるとしても、そのようなことには心をわずらわせたくない。何ものにもましてわたしが自分自身に課しているのは、自らの考えに忠実に生きることである。だから、他の人々も、そうあって当然と思っている。

他の人々はあなたのように高潔ではありませんので、本書のラストで自由にした人々に剣を向けられ、カエサルは突然死にます。紀元前44年3月15日のことです。ここで本書は終わります。

次巻は3月15日の出来事から綴られる予定です。

 

 

参考書籍

塩野さんがカエサル好きすぎるためにかなりdisられているキケロさんですが、世界一級品の著述家ですので読んでおきたいです。

キケロー弁論集 (岩波文庫)

キケロー弁論集 (岩波文庫)

 

 

中務先生の訳もある!これは読まねば!

友情について (岩波文庫)

友情について (岩波文庫)

 
老年について (岩波文庫)

老年について (岩波文庫)

 

 

中務先生はここで紹介しました

 


2016/02/28 ~お茶の水管弦楽団弦セクションによる演奏会~ 第5回 茶弦

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文京シビックセンター小ホールでの演奏会でした。区役所の2階、最大収容人数300人程度のホールです。

 

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画像が悪いですが小ホールだけあって目の前で演奏会を楽しむことができました。ほぼこの写真と同じ距離感で、目の前3mくらいのところに演奏者がいました。

 

演奏者はみな大学生風で、10くらいしか離れていないはずなのにみな随分と幼く見え、自分の子供の発表会を見るような心地でヒヤヒヤしました。男性陣は全員痩せて自閉スペっぽい容貌とカクカクした動き、女性陣はカクカクしてはないですが偏差値高そうでしかも金持ちそうな顔をしていました。後で調べたら東京医科歯科とお茶女の学生でした。やっぱり

当日は演奏者の都合で2曲ほど演奏不能になったということで、若干規模が小さくなっていました。ご病気にでもなったのでしょうか心配です。

演目はブラームスのピアノ三重奏曲1番、シューベルトのます、死と乙女、ボロディンの弦楽4重奏曲2番、グリンカの大六重奏曲、休憩を挟んでエルガーの弦楽セレナーデと6本立てでした。

特に「死と乙女」がすばらしく、またも自分の脳が宙に浮くような体験をすることができました。ブラボーおじさんもいました!びっくりした

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弦はいいですよね。あこがれです

 

 

卒団記念演奏会が3/13に東陽町で行われるそうで、シベリウス2番、チャイコフスキーのロミジュリ、サンサーンスの死の舞踏とツボにはまった選曲なので行こうかどうか迷っています。無料です。ロミジュリは燃えますよねー

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来週で演奏会三昧も一区切りです。チャイコフスキーのヴァイオリンコンチェには期待しています。