Igor Stravinsky, Pierre Boulez (Cond), The Cleveland Orchestra : Petrouchka; Le Sacre du Printemps (DG111 CD 8)


★★★★★
ストラヴィンスキー(1882-1971)はロシアの作曲家。このアルバムには三大バレエ曲?のうち二曲が収録されている。初出は1910年代前半とのこと。リズム、調整、曲の構成、どれも当時は異色のものだったに違いない。特に「春の祭典」に何度も登場する同音リズム地帯からほとばしるエナジーは計り知れない。彼の作曲キャリアにおいて、これらバレエ曲はごく初期のものであり、収入源でしかなかったようだ。ぜひ中期後期の曲も聞いてみたい。オケはめちゃんこ上手で、非の打ちどころなし。
ストラヴィンスキー・エディション(22CD) : ストラヴィンスキー(1882-1971) | HMV ONLINE – 88697103112
全集も出ている(売り切れてるけど)ので、何とかして手に入れたいものだ。


体重=株価

ここ2週間ほど、訳あって睡眠時間を毎日2時間程度減らしています。日常的に7時間寝ていたのが、5時間程度に。はじめの3日間はとても辛く、朝はフラフラ夜も眠くてしょうがないという有様で、しかしそれも1週間経つ頃には慣れてきました。しかし体重は3日で1kg減、1週間でさらに1kg減。起きている時間が長ければ消費カロリーも多くなるので、当然の結果ですが命を燃やしているようにも思えます。
睡眠時間の減少は、負債を抱えたレバレッジ経営に似ています。運転資金が足りないから借金するような企業はROAが低下し株価が下がります。人間は体重が減ります。そして極端に負債が大きくなった場合、企業は倒産で済みますが人間は命がなくなります。おそろしい。
2週間たった今、体力が落ち風邪をひいてしまいました。これを1か月続けるとどうなってしまうのか。。


2928 健康コーポレーション

健康コーポレーション
最新の説明会資料

当社グループの唯一の目的
いつまでも健康で輝きたいという
「自己実現の欲求」の満足(=「自己投資」)支援

怪しさ満点。別の意味で時々チェックしたい銘柄。売り上げが飛躍的に伸びているとはいえ、なんでこんな企業のレポート書いてるのかなぁ。。ぼろ儲けしている会社はコケるのも早いと思うのだけれど。

RIZAP (株) は2ヶ月間で入会金50,000円、会費
298,000円という一見すると高額に思える料金設定であるが、2ヶ月間でボディメイクをコミット
するという事業モデルが消費者に受け入れられて、もはや料金の高さは問題とはならない状
況になっている。

いや、高いよ!!!!


6075 フォトクリエイト

フィスコのレポート
契約カメラマンをイベントに派遣して写真をネット経由で販売することをシノギとする一風変わった会社。このレポートにはラボネットワークとの提携により学校写真の潜在顧客数が全教育機関の3.4%→39%と飛躍的伸びたことを評価しており、成長への期待が文章からあふれている。そのせいか、レポートが出た翌日の午後に突然株価がストップ高、21.7%の伸びとなった。ただし今期は赤字であり、流動性も極めて低いので超ギャンブル株と言えよう。面白いから推移は見たいけれど、投資はしないだろうなぁ。


People who invest make money for themselves; people who speculate make money for their brokers.

On the other hand, investing is a unique kind of casino―one where you cannot lose in the end, so long as you play only by the rules that put the odds squarely in your favor. People who invest make money for themselves; people who speculate make money for their brokers. And that, in turn, is why Wall Street perennially downplays the durable virtues of investing and hypes the gaudy appeal of speculation.
―The Intelligent Investor, Commentary on Chapter 1

私も投機は嫌です。


Mozart, Karl Böhm (Cond), Vienna Philharmonic Orchestra : Requiem (DG111 CD 7)


★★★★★
モーツァルトのレクイエムと言えば、悪魔が依頼に来た?とか、これを作曲してすぐに死んでしまった、とか曰くつきの曲だ。それもそのはず、いつもミッ○ーマウスみたいにアハハーッ!って声が聞こえてきそうなキラキラ曲ばかり作っているモーツァルトの作品とは思えないほど、重苦しく深刻な曲だ。1曲目のイントロから暗い暗いオーラが伝わってくるだろう。合唱が入るせいで荘厳さが120%アップしている。実は1曲目以外は未完成で、すべてモーツァルトの死後に弟子が補遺したらしい。とはいえその完成度には恐れ入る。
そういえば餓狼伝説のクラウザー様のステージにDies Iraeが使われてた。


証券アナリストのための企業分析 第三版


★★★★☆
通勤中に読了。コンパクトにまとまった良書だった。いやアナリストってすごいですね!投資判断とは、理論的に求められる株価からの乖離によって買い・売りの判断をすること。彼らはEPSを求めるために未来の成長率をはじめとする財務諸表を数年分(!)予測し、1社ごとに複雑なモデル式を組み立てているらしい。このセグメントのこの要素に不安が生じる情報があったらここの数字が何%減るから補正した値はこうなる、ってところまで決めるらしい。それができれば理論的な株価が求まるので、割安・割高がわかる。自分もこのような分析ができるようになってみたいものです。内容自体はまだ入門書、さわりしか紹介されておらず、体系的ではあるが内容は薄め。全体像をざっと掴むには最適の本だった。新宿のブックオフの100円コーナーでざっと見て直感ですぐ選んだ本だけれど、勘が当たって嬉しい。


Slayer – Diabolus in Musica(1998)


★★★★★✌(՞ਊ՞✌三✌՞ਊ՞)✌
音圧大増加、モダンな外面に変わるも内面的に全然変わっていないスレイヤーの7枚目。低速曲を挟むことで高速曲がより生きてくるアルバム単位でみると完成度は最も高いように思われる。個人的には、若さで飛ばしている3rdよりも好き。ドラムが最高すぎてもう言うことなし。正確無比に全ての高速フレーズを叩き切る死の職人。何回びっくりしたかわからない。


75 Jahre Donaueschinger Musiktage 1921-1996 (CD5) Henri Pousseur, Mauricio Kagel, Rolf Riehm


★★★★★
後2曲がアホと馬鹿と天才の境目に位置する名曲。どうやったらこれをまじめに演奏できるのか。
まず2曲目。驚異の47分23秒。タイトルと音から考えて、2人でありとあらゆる「音」を演奏することに特化した曲のようだ。マラカスのような音、シンセ、弦楽器、打楽器、管楽器、なんでもありだ。2人でこれやるのつらいべ!?ついさっき動画が見つかったので一部分を見てみた。予想の遥か上を舞う動画!!アホですね!!!!!
Mauricio Kagel: Two-Man Orchestra
やっぱり天才は考えることが違う。言葉で説明するのがアホらしいのでぜひ見てください!ああ全体バージョン見てみたい!!誰か公開してないか!
3曲目O Daddyも明らかにオーケストラの無駄遣い!!「オーケストラとテープのための」という副題が付いている通り、途中にセリフの応酬や謎のシンセ祭りが乱入する、何がやりたいのかわからないが混沌とした曲。
こういうチャレンジ精神を掻き立てられる曲が現代音楽にはゴロゴロ存在しているようだ。もっと聞かせてほしい。

Tracklist
1
Quintette à la mémoire d’Anton Webern
Henri Pousseur

2
Zwei-Mann-Orchester, for two 1-man orchestras
Mauricio Kagel

3
O Daddy
Rolf Riehm


3633 GMOペパボ続伸、フィスコレポート続き

3633 GMOペパボ(株) – diary 六帖
ここで注目していたGMOペパボ、見事に躍進しました。
GMOペパボ(株)【3633】:株式/株価 – Yahoo!ファイナンス
今日の終値は8800円、低迷していた4000円台と比較して2倍以上、一旦落ち込んだ安値6000円と比較して1.5倍になりました。すごいですね。気になっていた株が上がると嬉しいです(買ってないのに)。最近出た株主通信が可愛い。
さて 企業調査レポート|サービス紹介|FISCO を企業のサイトと合わせて少しずつ読んでいます。3/23のタマホームくらいまでは全部読みました。いくつか気になった銘柄を。
2191 テラ
4583 カイオム・バイオサイエンス
まだ少ししか読んでないのにバイオベンチャーが2社も。テラは樹状細胞ワクチンというがん治療薬、カイオムはADLibシステムという高速な抗体作成法を開発している会社です。両社とも大赤字で、しかも単一の製品しか作っていません。バイオベンチャーというのは大抵赤字らしいです。もちろん株価もパッとしません。テラの樹状細胞ワクチンはまだ未承認薬扱いで、保険が効くようになれば業績は大幅改善だが承認が取れなかったらどうすんの。経営大幅悪化は必至です。カイオムも研究開発費に異様な金額をかけ、1年後には売上が5倍になる計画(23P)を立ててますが本当かよ!?バイオベンチャーというのは、スマホゲーム業界以上にギャンブル性が高いようです。破滅型の人御用達って感じです。
他、4732ユー・エス・エスは財務がとてつもなく健全・市場支配性も断トツの1位とディフェンシブな銘柄ですが、社長が「見通しは明るくない」と明言する変わった企業です。主力の中古車オークション業以外の業務は全くぱっとせず、成長をあきらめてるくせに株価は爆上げ中、もう怖くて買えません。
1419 タマホームは、建築業のくせに薄利多売方式なもんだから、売上経常利益率は驚きの2.7%。業界平均は4.14%だそうです。「消費増税が先送りされたから駆け込み需要がなくなって減益」「競合他社が増えたので減益」と決算資料に書いてあります。そんなことでどうすんの!!販売拠点は全国に広がり切ってしまったので成長余地も残されておらず、低価格な他社も増えてきて衰退しか見えない状況です。おかげで割安だけれど、買う気には全くなれなさそう。
現時点一番まともそうなのが3392 デリカフーズです。改めて書きます。