なるほど!!!納得

GPIFがなぜ株を買いまくってまで株価を支えたいのか、いままでわからなかった。それが氷解する記事が出た。

「首相の悲願の憲法改正を実現するには、来年夏の参院選で勝つことが絶対条件。それまでは何としても株価1万9000円以上を維持しなければならない。今後も相場操作を続けるはずです」。今起きていることは、安倍首相が歴史に名を残すために不可欠な「演出」だというのだ。

特集ワイド:株価2万円のカラクリ 毎日新聞 2015年04月13日 東京夕刊
貧乏人から一律1万5千円取り立てて作った137兆円の年金おいしいです^q^


財務諸表入門(第五版)


★★★★☆
ブックオフで100円で購入した。簡潔かつ丁寧にまとまっていて、入門書としてはよく出来ている。細かい解説は不足しているので更なる詳解が必要なのは仕方ないが、はじめの1冊としてはよくできている。
最後に日本オラクルの平成18年5月決算短信が読解例として紹介されている。一目見て、雲の上の素晴らしすぎる決算だと思った。まずは驚愕の営業利益率35%!日本の会社の営業利益率平均は3%程度であることを考えると、とてつもない儲けだ。自己資本比率は71%、短期借入金長期借入金0円、今期も来期も売上・利益共に2ケタ成長、配当性向は圧巻の100.3%(前期は104.9%)!神様のような会社だ。何がこの会社を転覆できるのだろう。本文にも「財務面から採点すると100点満点」と書いてあった。さらに資産の部に有価証券が多いことが指摘されており、儲けを運用してさらに稼いでいることが予想される。さらにROE24%、ROA17%とこちらも優秀すぎる数字だ。
ところが、チャートを見るとこの後株価は下がる。
http://rokujo.esy.es/StockHoloscope/chart.php?mcode=4716&start=20060101&end=20061231
決算発表日は2006年7月6日。この日の終値は5250円で、このあと突然4000円台の底に突入する。こんな順調な会社がなぜ!?
計算したところ2006年7月6日終値の実績PERは35.1倍、来期予想で31.8倍。すでに買われすぎだったのだろう。10%以上の成長率をコンスタントに叩きだす企業でさえ、PER30倍を超えたら株価的には美味しくないことが分かる。ここまでくると20%以上の成長率を期待されるのだろう。そんな大きな数字が何年も続くわけがない。この例で分かったことは、PER30倍を超えるような銘柄は、その企業が一発当てて20%以上の成長を遂げることが確実な場合以外は買ってはならないということ。以前トレダビで持っていたセブン銀行は、成長率がここと同じ約10%の企業かつ現在のPER30倍なので、ほぼ同じ状況の危険水位にあることがわかる。ATMの数は頭打ちになってきたので、赤字になることはないものの成長率が5%程度に減速すれば大幅下落もありうる。もう売ってしまった。下がるのがいつの日になるのか予想するのも勉強になりそうだ。


ペパボに過熱感

一時期13790円(実績PER45.6倍)まで買われたペパボ。いまは11340円(実績PER37.5倍)まで落ち着きましたが、やはり割高です。ここの本業はまだホスティング事業(営業利益の7割)であって、minneはまだ25%を占めるにすぎません。PER40倍が大体成長20%を見込むといわれているので、2年で44%増。来期の純利益が0の予定なのに、そこまで増えるかどうかは疑問です。私は割高と思っているうちに買うタイミングを失い、一獲千金のチャンスを逃しました。しょうがないですね。この記事を思い出すことにします。1Qの決算発表をうけて運良く(?)暴落したら買います。
チャート


S&P ヒストリカルデータ



引用元
歴史的なやばい下げは何度も起こっています。お馴染みリーマンショックは右端、最大で-56.8%の下げです。2000年〜のITバブル崩壊も-9.1%ときついです。1974年の-48.2%はなんでしょうね。アメリカ経済史を学ばないといけないですね。
我々はいかにしてこのような暴落から身を守らないといけないのか。もっと本を読まないといけないです。


Unwired: Acoustic Music From Around the World(1999)


★★★★★ヽ(•̀ω•́ )ゝ✧
アコースティックな曲だけ集めた特別版。アメリカ、アフリカ、アジア、ヨーロッパからオールスターで集められているせいか、このシリーズの中でダントツで出来が良い。ほぼはずれの曲はないが、特に14曲目Red Ribbonは熱い!暑すぎ!パーカッションは日本のお祭りみたい、、と思ったらアーティストは日本人+中国人だった!どおりで。他にも1,3,5,8曲目が燃え燃えでよいです。気持ちいい!


レバレッジ生活の終わり

風邪がなかなか治らない。熱は引いたが今日は鼻水とくしゃみが止まらない。もう少しで治るのだろうが、頭のパフォーマンスが足りていないのが分かる。融資の焦げ付きはこれ以上は起きないが不良債権の減損処理のために一時的に収支が悪化しているかのようだ。負債はいけませんね。
昨日から睡眠時間が6時間程度まで回復した。5時間睡眠のときと比べると今の方が眠い。無理していた疲れが出てきているのだろうな。体重はピーク時から2.5kg減。去年一番やばい時期から1年かけて5kg増えた後、たった2週間でその半分が帳消しになってしまった。リーマンショック並だ。


Anthony Braxton – Six Compositions (1984)


★★★★★
強烈インプロ管楽器吹き、アンソニー・ブラクストン。ボックスの3枚目もはっちゃけていて、特にピアノの練習のようなスケールに乗せてめちゃくちゃする1曲目の印象が強い。3曲目もテンポの激しい振りが効いていて、演奏が大変だがみな楽しんでやっているようだ。彼はクラリネット、サックスが主な使用楽器だが4曲目はなんとフルートを吹いている。wikiによるとピアノもできるらしい。5曲目は一聴するとクラリネットソナタなのか?と思わせる抒情を見せる、でも崩れてる。これほどまでに曲に意味がなくかつ演奏が楽しいアルバムって珍しいよな。
ここで視聴できます。3枚目。


Modern Jazz Quartet – Django (1956)


★★★★★(๑˃̵ᴗ˂̵)و
ジャズの100枚、ようやく10枚目。MJQの代表作、有名すぎるアルバム。ビブラフォンが特徴的なこのバンドのサウンドはとにかく可愛い!可愛すぎる!ドラム、ベース、ピアノ、みんなお菓子みたいに音に聞こえる。ジャズ界きっての萌え萌えサウンドだ。ぎゅってしたくなるよね。全曲超おすすめ、胸が締め付けられます。10枚目(実はWynton Kellyが11枚目だったので正確には11枚目)にしてダントツ首位のお気に入り。


シストレ完全に否定される

ジェームズ・P・オショネシーが分析した手法はWhat Work on Wall StreetじゃなくてWhat Used to Work on Wall Streetだ、と論じた後、Foolish Fourというすごく怪しい方法を取り上げて次のように言う。

The Foolish Four, in short, was one of the most cockamamie stock-picking formulas ever concocted. The Fools made the same mistake as O’Shaughnessy: If you look at a large quantity of data long enough, a huge number of patterns will emerge―if only by chance. By random luck alone, the companies that produce above-average stock returns will have plenty of things in common. But unless those factors cause the stocks to outper-forms, they can’t be used to predict future returns.
―The Intelligent Investor, Commentary on Chapter 1

過去のデータから未来を予測するんじゃないよ、との教え。