Antonio Sanchez – New Life (2013)


★★★☆☆
ドラム分を補給したい。しばらくの間、気になったドラマーのアルバムをピックアップして、聞いていく。今回は、少し前に聞いた Enrico Pieranunzi – Stories(2014) – diary 六帖 のドラマー、Antonio Sanchezさんから1枚。
やはりこの人は、後ろに引きながら密かに超絶テクニックを叩きこむ職人だ。ソロだろうと絶対に目立たない。注意して聞かないとすごさが分かりにくい。腕が8本あるんじゃないか。
このアルバムは曲がいい。8曲とも名曲、特に3,7,8がよい。7曲目はヒップホップとの融合によるジャズ、という自分にとっては新世界な曲だった。時々大好きなローズピアノも混じってドキドキに拍車をかける。ピアノの人も素晴らしい演奏をしていた。
が、2本のサックス、これはどうしても受け入れられなかった。2人とも、ペラペラで鼻の先っちょの音しか聞こえてこない。サックスが入るごとにがっくりする。せっかくいい曲ばかりなのにぶち壊しだ。自分の感性の問題なのかもしれないが、ちょっと、これはないんじゃないの?曲がとっても良かっただけに、残念。ピアノトリオでよかったんじゃないか?


Schumann, Beethoven, Fritz Reiner(Cond), Van Cliburn(pf), Chicago Symphony Orchestra (Orch) – Schumann: Piano Concerto in A Minor / Beethoven: Emperor Concerto (RCA Living Stereo Collection CD60)

★★★★☆

このシリーズもとうとう最後です。
前半はシューマンのピアノ協奏曲。シューマンはピアノソロでは意味不明な曲を多数輩出していますが、この協奏曲はオードソックスなドイツカッコつけ系で、とても聞きやすく爽快な曲、演奏です。ところどころゾクっとするダイナミクスの変化があり、名演といえるのではないでしょうか。クライバーンさんの演奏もいい感じにキラキラしてます。
後半はベートーヴェンのピアノ協奏曲5番皇帝。何度聞いてもベートーヴェンは天才だと思う。重苦しいようで迫力のある、チラッと聞いただけですぐベートーヴェンと分かる音の響きってありますよね。ただの和音なんだけど、何故か人が分かる。不思議。序盤、ピアノが半音の上昇で入ってくるところは、普通の人なら川の流れとか天井からわずかに差し込む木漏れ日とでもいうのでしょうが、私には何故か各停を急行停車駅で降りたあとに間髪入れず颯爽とやってくる急行電車のように感じました。「やあ僕急行!速いよ!長いよ!キラッ☆彡」昨日時刻表プログラムばっかり作ってたからかもしれない。
美しくていいんだけど、第一楽章でクライバーンさんが一番いいところで豪快にぶっ飛ばして外した!さらに、第三楽章のラストが決まらない!実にがっかり、がっかり。これがなければ文句なしだったのに!惜しかった。
RCAにはアメリカの本気レコードを沢山いただきました。どうもありがとうございました。


時刻表csvその3

下の続き
不具合はあっけなく治ったので、小田急小田原線、休日も含めてcsvが一応できた。未来サーバー・無料PHPサーバーにアップロードした。全部合わせると2.53MBで、そこそこ大きい。
まだ問題点が残っている。
・特急えのしま、特急さがみが分離・併合する場合は、重複区間も含めて実質別の車両にする必要性があるが、現時点の仕様だと新宿〜相模大野間の列車番号が同じなので、一意性がない。えのしまの列車番号に手を加えるしかないか。。?
・伊勢原に臨時停車するロマンスカーがあるらしいのでその取扱い
今日はここまで


時刻表csvその2

時刻表取り込み – diary 六帖の続き
ようやくcsv作成用のプログラムが形になった。が、まだ不具合がある。下りの多摩急行など、3路線以上をまたいだ時の列車番号の切り替えがうまくない。前の路線の列車番号を引き継いだままになってしまっている。今日はcsvを公開できるかと思ったが、まだ駄目なようだ。
[取手〜代々木上原]: 普通
[代々木上原〜唐木田]: 多摩急行
なのに
[取手〜綾瀬]: 2050S
[綾瀬〜代々木上原]: 2051S
[代々木上原〜唐木田]: 3759
と区間の途中で列車番号が変わってしまう場合を考えてなかった。まいった、かなり作り直さなくては。
ちなみに、ローカルのxamppを使用して、小田急小田原線の上り分のcsvファイル(600KBくらい)を吐くのにだいたい4分かかる。大したサイズでもないファイルを出力するのにこれだけマシンパワーを食うんだから、サーバー管理って大変なんだな、と実感する。
また来週。。


Richard strauss, Fritz Reiner(Cond), Chicago Symphony Orchestra(Orch) – Sinfonia Domestica / Suite From Le Bourgeois (RCA Living Stereo Collection CD59)


★★★★★
ちょっと息抜き
映画音楽のような曲の多いR.シュトラウスですが、この2曲も例に漏れず幅のでかい曲です。Sinfonia Domesticaのラストは決まりすぎていてブラボー、Le bourgeois gentilhomme(町人貴族)もVI. Prelude to act II (Intermezzo)がめちゃめちゃよいです。録音が古いため音が爆裂してますがそれがまたエネルギーを感じさせ、ああ生で聞いてみたいなぁと思うのです。


仕事仕事

週末が締め切りの大きめの仕事があるのに、次から次へと割り込みが来て首が回らない状態。でもこれは、上司が1人無断長期休暇中のせい。そもそもその大き目の仕事の担当はもともと上司のもの。他に頼める人もいないし。泣ける。
今日も東海道線と井の頭線と東横線で人身事故があったそうだ。


Gustav Mahler, Fritz Reiner(Cond), Chicago Symphony Orchestra(Orch) – Das Lied Von Der Erde(RCA Living Stereo Collection CD58)


★★★★★
マーラー作の「大地の歌」。マーラーは日本で演奏されることが少ない。よくあるベスト盤みたいなクラシックのCDには必ず入っていない。いままで馴染みがなかった。
歌というよりは交響曲(歌曲つき)という感じだ。ドイツ語がまったく聞き取れないのが残念だが、どの曲もオペラ並みの重厚な構成になっており、少し疲れる。圧巻なのは第六楽章で、なんと30分もある。そしてこれがド名曲で、後半の全楽器が渦を巻くように絡まって押し寄せてくるような個所は抜きんでている。ラストはこの時代の交響曲としては珍しい和音(6度の音が入っているらしいです)で、そのせいでかなり余韻が残る。演奏もいうこと無し、完璧です。みんなこれ1枚でマーラーファンになること間違いなし。私はなりました。
なんとWikipediaの記事に全歌詞と全訳が載っている。すばらしい。


人身事故

先週の土曜に小田急線で人身事故、日曜に京浜東北線+総武線で人身事故、月曜日は台風だというのに東海道線で人身事故、昨日は小田急江ノ島線で人身事故、今日は総武線新宿駅で人身事故。
いったい何があった!?
月曜日は台風18号の中会社に行ったけれど、新宿到着と同時に向ヶ丘遊園以西がストップ、危ないところだった。本丸の台風の被害はほとんどなく、大したことがないように感じたが、周りでは横浜で土砂崩れがアパートに直撃したり静岡で幹線道路や東海道線が埋まったりと散々だったようだ。